「親とは」
2012.6.18
「親」という字は、立ち木を見せると書きますね。
樹と共に暮らし、畏敬の念をいだいていた先人たちは、親は子に立ち木を見せるべきだと説いたのです。
母樹は、子孫を残すために我が子たちに自然界の試練に立ち向かえる知恵と能力を授けて種子として送り出しています。
また母樹は種子を送り出して子孫をたくさん増やすことの他に、「ひこばえ」(萌芽)として根元から若い芽を出します。この「ひこばえ」は「もし私になにかあったら、お前がこの場所を守っておくれ」という想いが込められているのです。
この写真は神代植物公園で撮影したシナサワグルミの樹です。サワグルミの稚樹は陽光をたくさん浴びるととても生長の早い樹です。だから母樹が何らかの原因で倒れてしまった場合、他の樹にその日差しの恩恵が受けられる場所を奪われないように早く大人になるのです。これも親から受け継いだ能力なのでしょう。
それまでの間はアレロパシー(他感作用)といって、葉から他の植物や害虫を寄せ付けないようにする物質を発散して自らと子孫の育つ場所を守っているのです。
家具蔵で無垢材の家具をご覧いただく際は、材となったこの樹が「どんな子育てをしたのかな?」なんて立ち木の姿を想像しながらご覧ください。きっと今までとは違う見え方がすると思います。私たちは、そのお手伝いをしています。
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