KAGURA OFFICIAL BLOG

「木の効能」で健康な暮らしを。無垢材テーブルのメリットとは?

2019.3.10

 

「無垢材のテーブル」と聞いて連想するものはなんでしょう。

「温かみがある」「癒される」「味がある」「雰囲気が良い」「居心地が良い」・・・。

なるほど、なるほど。

どれも正解で、多くの方が持つイメージです。

実はこのイメージ、木の持つ癒し効果や温かみは科学的にも証明されています。

今回のコラムでは木の持つ魅力的な効能についてまとめました。

 

無垢材の調湿作用と断熱性


木という素材は、断熱性が高く、また調湿作用があり、なおかつ人の目に与える刺激が小さいなど、人に心地よい感覚を与えてくれる素材です。

そんな木から生まれる木材。

人に優しさを与えてくれる木材の特長はどんなものなのでしょうか。

顕微鏡で覗かないと分からないのですが、木は無数の細胞から成り立つ「多孔質」という構造です。

この細胞は小さな空洞で、それが空気中の湿度が高いときには水分を吸収し、湿度が低いときには水分を放出するという調湿作用をもっています。

このため、木材を建物の内装などにたくさん使うと部屋の中の湿度の変動は小さくなります。

また、その空洞にはひとつひとつに熱を伝えにくい空気を含んでいます。

それがコンクリートなどに比べて高い断熱性(熱を伝えにくい性質)を持つ秘密です。

手で触った時に鉄やコンクリートではヒヤッと感じても、木材は必要以上に人の体温を奪わないので温かく感じるのはそのためです。

木材・ビニールタイル・コンクリートを床材にして、足の甲の皮膚の温度変化を測定すると、コンクリートがもっとも足が冷え、木材がもっとも冷えなかったという研究結果も出ています。

また、木材は、パイプ状の細胞が柔軟に変形してクッションのような役目をするので、例えば、大理石に比べてはるかに高い衝撃吸収能力を持っています。

このため、床や壁に木材を上手に使用することは、転倒などによるけがの防止にもつながっていくのです。

 

無垢材は紫外線を軽減してくれる


恵みの太陽。

そんな太陽も、紫外線が私たちの身体に悪い影響を与えることがあるのは皆さんご存知ですね。

例えば冬の雪山や夏の海などでも、この有害な紫外線から肌や目を保護するためにクリームを塗ったり、サングラスをかけたりします。

実は木材は、この紫外線をよく吸収するため木材から反射する光にはほとんど紫外線は含まれません。

紫外線の反射が少ないという事は、目に与える刺激も小さくなることから「木材は目にやさしい材料である」といえます。

お部屋の中に日差しが入ってくると、とても気持ちが良いものです。

ただ必要以上の光は、まぶしいだけで目が疲れてきてしまいます。

太陽光線にも含まれるこの紫外線とは、波長が可視光線である紫色の波長(400~440ナノ.メートル)よりも外側にある波長で、かつX線よりも長い電磁波の事を指します。

つまり380ナノ.メートル以下でX線以上の波長が紫外線です。

無垢材のテーブルは余計な紫外線を吸収してくれるので、ふだんの暮らしのなかで目にも優しく使うことが出来ます。

さらに、木材には金属やプラスチックとは異なる独特の光沢があり、木材特有のテクスチャーをつくりだしています。木材の表面は、肉眼では見えない小さな凸凹があります。

太陽光はもちろんのこと、照明から照らされる光も拡散されます。

木材から反射される光は、程よい光沢となって目に映ってくれます(反射率50~60%にまで抑えてくれます)。

この光の反射率こそが、本物の木とそうでないもの(シートなど)の違いとして一番大きいものとなります。

私たち人間の目は、それを無意識に感じ取ってしまうといわれています。

 

1/f ゆらぎは自然界からの恵み


樹木の年輪の間隔、そして木目は「1/fゆらぎ」といわれています。

ちょっと不思議な言葉ですが、“規則正しさ”と“不規則さ”がちょうどよいバランスで調和したパターンのことです。

このゆらぎは自然界によって生み出されたリズムです。

この不安定さが人に心地よさを与える効果があるといわれています。

年輪や木目は、等間隔のように見えても実は微妙なズレが生まれています。

まさにこの「秩序のなかの無秩序」こそが、視覚を通して人の感覚を心地よく刺激するのです。

その他、「1/fゆらぎ」を持つものとしては、小川のせせらぎや波の音、星の瞬きなどがあります。

赤ちゃんがお母さんの胸で、いつの間にかスヤスヤと寝てしまうのは人間の心拍の音が「1/fゆらぎ」であるためともいわれています。

そのため木材は、人の生理面や心理面に良い影響を与えることが知られています。

例えば、特別養護老人ホームでの調査によると、木材を多く使用している施設ではインフルエンザにかかったり、転んで骨折をしたりする入居者が少ないという結果が出ています。

また、他の実験でも木製の飼育箱で生活するマウスが、金属やコンクリートの飼育箱で暮らすマウスより生存率が高いという結果がでています。

 

木の香りがもたらす癒し


無垢の木材にはさまざまな化合物が含まれており、樹種ごとに特有の香りを作り出しています。

香り成分のうちもっとも多く含まれるのが、テルペン類とよばれる揮発性の成分。

かすかに漂い続けるその香りは、ストレスや不安をやわらげる心理的作用のほか、気道の働きを良くする効果や血圧を下げる効果なども認められています。

また、木の香り成分には、アレルギーの原因となるダニやカビの繁殖を抑える働きもあります。

心地良い木の香りは、現代のストレス社会において気分をリフレッシュさせるだけでなく、清潔で快適な室内環境を維持するためにも大いに役立ちます。

 

ここまで見てきたように、無垢材には私たちにとって「嬉しい」効能がたくさんあります。

家具蔵のテーブルは熟練の職人が丁寧に製作したもの。

その無垢材テーブルは非常に丈夫で、メンテナンスもしっかりと行うことができるので一生物として愛用できます。

ですので、一生涯その「嬉しい」効能を享受することができるといえます。

食事やデスクワーク、おしゃべり等、食卓は人生の中でも多くの時間を過ごす場所です。

暮らしの中心となる場所がより居心地良くなるように。

無垢材テーブルはあなたの暮らしのクオリティを変えるものとなるのです。

木の特性を活かしきる「家具蔵のこだわり」はこちらから

原木仕入れから熟練職人が手仕事でつくる家具蔵の無垢材テーブルのラインナップ

 


最近の投稿

カテゴリー

月別アーカイブ

  • [—]2024 (167)
  • [+]2023 (366)
  • [+]2022 (364)
  • [+]2021 (365)
  • [+]2020 (368)
  • [+]2019 (366)
  • [+]2018 (85)
  • [+]2017 (65)
  • [+]2016 (69)
  • [+]2015 (44)
  • [+]2014 (32)
  • [+]2013 (62)
  • [+]2012 (130)
copyright AIDA Co,.Ltd. All Rights Reserved.