ウォールナットの無垢材テーブルが人気を博す理由
2019.5.23
ウォールナットの無垢材テーブル。
家具にこだわる人たちの間だけでなく、買い替えや新築などを機に新しいテーブルが欲しい!という人には一度は選択肢に入るものではないでしょうか。
ウォールナットは家具やインテリアはもちろんですが、さらに内装材や工芸品、楽器などの素材として使われる高級な木材です。
ウォールナットはいわゆるクルミの木です。
そのなかでも家具蔵が取り扱う「アメリカンブラックウォールナット」は世界に200種以上あるウォールナット材の中ではもちろん、現存する木材の中でも最高ランクの評価を得ているこの木材。
「家具材のロールスロイス」とも呼ばれるものです。
加工性の良さや加工後の狂いが少ないこと、衝撃に強く耐久性が高いことなど素材としての優秀性もさることながら、
落ち着きのある深い茶色のほか、時に黒紫色、赤紫色といった色素が複雑に絡み合う美しいグラデーション、紫の色素を持つ木は北半球ではアメリカンブラックウォールナットのみという希少性も相まって高級材でありながらも、いまや定番の素材としての人気を確立しています。
ウォールナットはこんな木
このアメリカンブラックウォールナット。
現地ではハードウッドと呼ばれる広葉樹の一種であり、厳しい寒さのもとで時間をかけて生長するため硬く粘りのある材質を持つ一方、軽量で扱いやすく、加工性や塗装性にも優れています。
さらに適度な油分が含まれているため(バターやオイルが採れます)、素材そのものに適度なツヤがあり、使い込むことによって生まれる経年変化は色合い以外にもその艶間を楽しむことができるのです。
その経年変化は徐々に色合いが明るくなってくることも特徴。
たいていの樹種は時間が経つと色合いが濃くなっていくものですが、この木は逆に色合いが優しくなり、木目が際立ってくる様は白眉です。
それでも落ち着いたトーンの色調は損なわないので全体をシックでモダンな風合いの空間にまとめてくれることでしょう。
木肌がきめ細やかで、手触りがすべすべと心地よいこともウォールナットの特徴です。
テーブルはリビングダイニングの顔ともいえるもの。
特に目立つ場所に置かれ、さらに直接手に触れる機会が多い家具であるため、ダイニングテーブルで使用する際にそのメリットが最大限に活かされるともいえるでしょう。
アメリカンブラックウォールナットは成長が比較的ゆっくりの樹種。
テーブルに加工できるような大きな板材を採取できるようになるまでに時間がかかることは、テーブルをはじめとする無垢材家具を使う意味ではさらに価値を増すものとなります。
無垢材と木質系加工材の違い
無垢材とは天然の木材をそのまま加工した素材のことです。
木そのものであり、本来の持つ自然な雰囲気が楽しむことができることが大きな特徴であり、また愛される理由でもあります。
日本では古くから住宅や家具などの材料として木材が幅広く使われており、かつては木材といえば無垢材であることが当たり前でした。
無垢材は乾燥・加工に時間と手間がかかります。
木を知り尽くし、木を扱える熟練の職人でなければ、木の動きを読むことができません。
従って、扱いが非常に難しく、かつ現存する保有数からも極めて希少性の高い材料です。
一方、木質系加工材といわれるものが今ではたくさんの場所で利用されています。
その代表である合板は、大量生産が可能で扱い易く、同じものを安価に作ることを目的としています。
合板とはベニヤ(木材から薄く剥かれた「単板」のこと)を何枚か積層して接着したものこのことです。
その表面に化粧シートなどを圧着し加工した工業製品はいずれも材料としてのバラつきが少なく均一な性能が得られるというメリットがありますが、一方で仕上がりの雰囲気は人工的なものになります。
住宅の構造材にはこうしたものがそのまま使われることが多いのですが、家具の場合でもこうしたものが多々あります。
無垢材のメリットとしては、木材本来の特徴がそのまま楽しめることがあげられます。
“木に触れている感覚”が無垢材からは得ることが出来る一方、木質系加工材の場合はどうしてもその雰囲気が出るとは言いにくい部分があります。
無垢材は自然材であるため、経年での色合いの変化、重厚感や味わいなどを存分に享受できます。
年月を重ねていく中でより魅力的に変化して、愛着をもって使い続けることが出来るのが無垢材です。
また手触り感もやさしく、どこか懐かしく安らぎをも与えてくれます。
そんな無垢材において耐久性も高く、他の木とは一味違った経年変化を楽しむことができるウォールナットはテーブルをはじめとした日常使いの家具としての活用に適したおすすめの素材だといえるでしょう。
ウォールナットの無垢材テーブルはどんなところで購入するか
最近は「長く良いものを使いたい」と考える向きの人も多くなってきました。
そこで無垢材テーブルを誂えようとする人は年々増えてきています。
ダイニングは、家族が集う大切な場所です。
その大切な場所をより有意義に過ごしたいと思っている人が増えているということなのでしょう。
ウォールナット無垢材テーブルの購入をお考えの方は、まずは無垢材家具専門店に足を運んでみてください
そこでは独特の風合いや色合いなどを確認しながら、満足できるテーブルをじっくりと探すことができます。
さらにダイニングテーブル(あるいはリビングテーブル)はあくまでも部屋の中で使用するもの。
実際に置かれる部屋の広さや使用する人数との兼ね合いで、モノが気に入っても実用に適さない場合があるかもしれません。
そこで必要なのが専門のプロに相談すること。
自室に合ったものをニーズをとらえて的確に提案してくれるはずです。
それでもちょうどいいサイズが無い場合。
もしくはデザインや条件にこだわりながら最適なテーブルを購入したい場合。
その時には「オーダー家具」を検討しましょう。
オーダー家具は購入する人の希望に合わせて一点ずつ製作される、注文製作の家具のことです。
素材や各部の大きさなどを細かく指定することができますので、理想に合わせた最適なウォールナット無垢材テーブルを購入することができます。
一点ものを探すも良し、自分の好みに合ったデザインを探すも良し。
家具蔵でも経験豊富なプロスタッフがそれぞれの方の好みを引き出しながら、ベストな提案を行います。
勿論図面を駆使したご案内、CGを使ったリアルなシミュレーション、必要であれば現地での採寸も可能です(地域によります)。
一生モノとなるクオリティを持つ、ウォールナットの無垢材テーブル。
せっかく購入するなら信頼のおけるプロスタッフのいる店舗で購入するのがベストです。
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