お子様が使うデスクで選ぶべきポイントは
2019.6.28
お子様が勉強をするために使う学習机、デスク。
これを読んでいる皆さんも、子供の時に買ってもらった学習机が嬉しくてしょうがなかった、そんな記憶がある方も多いのではないでしょうか。
また、お子様に買い与えるものはどんなものが良いか、思いを巡らせている方もいることでしょう。
小学校入学を機に子供部屋をつくり、あるいはリビングなどにデスクを用意してそこでお子様がどのように過ごすのか。
今回はそんな観点で「お子様に与えるデスク」を見てみましょう。
学習机のあらまし
一般に「学習机」と呼ばれるものが登場したのは今から約60年前、日本は高度経済成長期の真っただ中でした。
いわゆる「住宅の欧米化」が進み、住まいの形態はそれぞれ目的を持った部屋ごとで仕切られるようになります。
そのなかで「子供部屋」も生まれ、そこに学習用の机を置くようになることが一般的になってきました。
そのはじまりは1962年といわれます。
その当時、最初に登場した学習机は今でいうオフィス用のデスクを高さが調節できるようにした、非常に簡素なものでした。
そうして学習机は、小学校入学のお祝いに欠かせないものとして定着します。
70年代には、コンセントや温度計、万年カレンダー、とさまざまな機能が付いたものが主流になり、80年代は前面の収納用パネルや天板保護シートにアニメなどのキャラクターをあしらったものが出始めます。
さらに90年代後半には、デスクトップの大きなパソコンを置くことができる学習机も世に出始めました。
そして現在はいわゆる「リビング学習」も定番化してきています。
子供部屋ではなく、家族が集まるリビングやダイニングで学習をすることで分からないことがすぐに解明できたり、両親に見てもらえている安心感や緊張感のおかげで成績が上がる、という勉強法です。
多くの方が大きなダイニングテーブルを活用してこのリビング学習を行っていますが、それとは別にLDスペースにデスクを設置する方もあります。
そこで出てきているのが奥行き450ミリ程のコンパクトなもの。
これだと他の収納家具と比較してもデスクだけ迫り出してくることもなく、他の回遊スペースも妨げない、というわけです。
家具蔵でもこの奥行450ミリのデスクは大きなニーズがあります。
場合によっては腰高の収納と一体になったデスク兼収納ボードをオーダーする、ということでも良いかもしれません。
デスクは子供にとってどんな場所か
まず、子供にとってデスクで行うことの第一の本分は「勉強すること」です。
しかし、それにはまず「机に向かう」習慣を身に付けることが何よりも重要です。
最初は必ずしもそこで勉強する必要は無く、絵本を読んだり、工作をしたり、絵を描いたり。
そんなことから「机に向かう習慣」をつけさせるのがよいのではないでしょうか。
そして机は「整理整頓を覚える場所」にもなります。
デスクは子供が初めて手にする自分だけのパーソナルスペース、つまり「自分だけの場所」になることが多く、必然、その片付けなども自分で行う必要性が高まります。
学校の教材、コミックや本、遊び道具や文房具…。
成長するにつれて増えていく持ち物を「自分だけの場所」にしっかりと収め、使い易いように整理していく。
自分の責任と発想次第で使いにくくも悪くもなる場所を持つことは、きっと大切な経験と学習の場になるのではないでしょうか。
どんなデスクが望ましいか
ではお子様にとってどんなデスクを与えるのが良いのでしょうか。
それは第一に「シンプルであること」。
これは思いのほか重要で、現在多くの家具メーカーが住まいの空間のどこに置いても雰囲気を損なわないような華美な飾りなどを排除したものをリリースしています。
この「シンプルであること」は実際に勉強や作業をする際に作業域を拡げ、且つ、必要なものを使い易いように整理し整頓しておくことにもつながります。
また、デザインがシンプルであれば、それは「飽きがこない」ことにも繋がり、結果として長く愛用してもらえるものになるわけです。
第二に「長持ちするつくりであること」。
長く使うことができそうなシンプルなデザインでもすぐに傷んでしまってはその目的を果たすことはできません。
長い期間、それこそ大人になってからも使い続けることができるような頑強なつくりでのものを選んであげることが将来的な視野からも「良い選択」となります。
家具蔵の無垢材デスクもウォールナット・チェリー・ナラ・ハードメープルという堅牢さと美しさを併せ持った銘木から素材を選ぶことができ、デザインやサイズのバリエーションも豊富です。
熟練の職人が木組みと手仕事でつくっていくデスクは無着色で仕上げるので、経年による木肌の色味の変化はお子様の成長となぞらえて楽しむことができます。
キズなどができても目立たず、削り直しなどのメンテナンスもできるので世代を超えて受け継ぐこともできるものになっています。
お子様の初めての「自分だけの場所」を家族一緒に選ぶ際には、家具蔵各店で無垢材デスクに触れてみてください。
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