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空間を広く見せる収納家具の選び方とは

2019.9.6

収納家具の種類


誰でも自分の住まいは広く感じたい、もしくは広く見せたいと思うもの。

そんな「空間を広く見せる・感じる」ことにも様々なアプローチがあります。

今回はその中でも毎日の暮らしに欠かすことのできない家具、とりわけ収納家具を活用して、部屋を広く見せるポイントをご紹介していきます。

まずは、一言で収納家具と言っても様々なサイズ、仕様、デザインがあります。

どのようなモノがあるかをみていきましょう。

●ローボード(サイドボード)

一般的に腰高(800ミリ~900ミリ)よりも低い収納家具です。

幅は40~50㎝程度のコンパクトなものから、数メートルを数えるような幅広いタイプのものまで様々です。

●ミドルボード

高さが1200ミリ~1400ミリ程度の収納家具です。

ローボードよりも収納力があり、後述のトール型のものよりも高さが無いことで圧迫感を抑えたものとなります。

●トールボード(トールキャビネット)

1500ミリ~天井高までの、背高の収納家具のことです。

収納力は抜群で、より高い位置のスペースを有効活用できます。

●壁面収納

壁一面を収納箇所として活用できるもの。

置き家具としてこうしたものを設置する場合と、いわゆる取付施工を行う「作り付け」として設置する場合があります。

デッドスペースとなるような壁面という空間を一括収納の場とすることで整理がしやすく、スッキリした空間を作り上げることができます。

●シェルフ

シェルフとはいわゆる「棚」のことで、床に対して水平な棚の上に物を飾っていきます。

オープンシェルフとも呼ばれるような背板、あるいは側板(側面の板)が無いものは見た目も軽やかで、後方の壁が見えることで背の高いものでも圧迫感も少なくレイアウトできます。

「見せる収納」「飾り棚」としての活躍の場が多くなるスタイルです。

 

「ローボード」という選択肢


空間を広く見せるレイアウト術の定番に、「高さの低い家具を配置する」という方法があります。

目線よりも低いモノに対して、圧迫感はあまり感じられません。

ローボードはその点において、非常に良い選択肢となるでしょう。

腰窓の下やキッチンカウンターの下等、配置場所も選びません。

また、天板の上に写真やグリーンを飾ったり、天板上の空いた壁面に絵やミラーを飾ることもできるので、コーディネートの方法は多岐に渡ります。

1台で何役もこなす万能選手です。

家具蔵ではこのタイプの収納家具も3デザインで、レギュラータイプから2000を超えるセミオーダータイプ、特注仕様への対応や規格パーツを組み合わせてオーダーするユニットタイプも交えてご案内しています。

 

トールボードを使用するなら「部屋の奥」に


背の高い家具は入口から見て奥の方に置くと良いでしょう。

特に効果があるのは部屋に入って対角線上の隅です。

部屋の印象はそこに入って3秒程で7割は決まるといわれています。

人が空間に入って最初に視線が向かうのは、入口から対角線上の隅です。

そこに背の高い収納があると、より奥の方へと視線が誘導されます。

これを「フォーカルポイント」といいます。

フォーカルポイントがあると空間の奥行き感が増し、伸びやかな印象を与えることができます。

収納の代わりにフロアスタンドや観葉植物、絵画等で応用もできます。

 

壁面収納を作る際は壁の色に近い素材を


壁面収納は幅や高さが大きい為、他の収納家具と比較すると圧倒的に存在感があります。

その際に少しでも圧迫感を軽減させたい場合には壁と色合いを近いものにするとその存在感は軽くなります。

壁の延長線上と脳が認識することで空間を広く感じることができるのです。

壁が白系の場合には明るめの素材や樹種を選ぶのが良いでしょう。

そのうえで濃い色合いの素材を選ぶのであれば、背板を一部省いて壁部分が露出するものを選んだり、ガラス扉を取り入れるとその圧迫感を軽減できます。

また、奥行を出来る限り浅くするというのも重要です。

通常の収納家具は総奥行が400~450ミリ前後のことが多いですが、例えば、雑誌やA4ファイルを収納したいという場合は奥行が内寸で250ミリ程も確保できれば問題ありません。

結果として、外寸で300~350ミリあれば十分です。

家具蔵でも「ウォールナット」「チェリー」「ナラ」「ハードメープル」とそれぞれ色合いの異なる樹種を収納家具製作時にお選びいただけます。

全体の奥行も1センチ刻みで変更できるので、空間の状況や収納したいものに合わせて自由なチョイスが可能です。

 

オープンシェルフを有効的に使用する


このタイプの収納家具は背板や側板が無いことから、どの角度からも視線が「抜け」ます。

部屋の入口側や奥側、正面から見える位置や側面から見える位置など、空間のどの場所に置いても「軽さ」を出せる便利なアイテムです。

いわゆる「見せる収納」になるので、ある程度レイアウトするモノの種類と量は限定されますが他の収納家具と組み合わせて使用することでカバーできます。

フォーカルポイントを生み出す場所として活用するのも良いでしょう。

 

家具のレイアウトを工夫して快適な空間に


家具のデザインやサイズによって、その見え方は異なります。

同じ家具でも配置や組み合わせ次第で、それを置いてある空間全体の感じ方は大きく変わります。

住宅の間取りというものは必ずしもゆとりがあるものばかりではありません。

必要なものをしっかり収納し、そのうえでより快適に、広さを感じるゆとりのある空間を実現させるために。

今回のコラムが役に立てばと考えます。

また、家具蔵各店舗では経験豊富なスタッフが使い勝手と美しさを兼ね備えた収納計画のアドバイスも行います。

お気軽にお声がけください。

 

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参考になるレイアウト方法や特注事例も満載の無料実例集ほか5点セットのご請求はこちらから

 


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