壁面収納をオーダー家具でつくるメリットとは
2021.10.26
収納スペース問題を解消する壁面収納
多くの住宅を悩ませる問題。
それは「収納スペースの確保」です。
ある調べでも、いわゆる住まいの悩みにおいてこの点を挙げる人が非常に多くありました。
限りある住居の面積。
収納スペースを拡張すれば利便性は向上するものの、居住者が利用できる空間に制限が生まれてしまいます。
反対に、収納スペースが不足していればリビングやキッチンなどの空間にモノが溢れかえってしまうことになるでしょう。
その点で言えば、壁面収納は空間を無駄なく利用できる利便性の高い家具です。
特に家族の所有物が集中しがちなリビングダイニングにおいて高い有効性が期待できます。
また、壁面収納家具はデザイン性に優れた製品も多く、グレードの高い空間を作り上げる要素にもなります。
利便性と空間の雰囲気を決定づけるインテリアとしての側面、この両面を満たすことができる家具が壁面収納なのです。
オーダーメイドで生まれる「使い易さ」と「見映え」
そんな壁面収納は、オーダーメイドによる恩恵を享受しやすい家具でもあります。
例えば、何を収納するか、部屋の大きさや天井の高さ、配線や空調の位置など基本的には個別に異なるものを設計しなければなりません。
リビングに設置するのであれば、テレビボードとしても活用できるスペースを家具中央部に設けることで、利便性が向上するでしょう。
家族全員が使用するのであれば、それぞれの所有物を収納できる引き出しを用意すると便利です。
このように、どのような目的で設計するかで利便性が大きく変わることから、壁面収納はオーダーメイドという特性を活かしやすいのです。
ボードや棚、引き出しなど、大きめの面積を占める壁面収納だからこそ様々な選択肢が生まれ、利用者の意見を反映させることができます。
インテリアとしての品格を高めたいのであれば、飾り棚の要素を確保するのも効果的です。
グラスやワイン、お気に入りの調度品などを飾りそこを内蔵のLEDで照らせば、格調高いスペースが生まれます。
家族との思い出になるモノを飾るのであれば暖かみのある空間を演出できるでしょう。
家具蔵でも無垢材を使った壁面収納をオーダーメイドでつくるなら、空間の事情に応じた、大容量サイズでありながら圧迫感を感じさせない、シックなデザインに仕上げることも可能です。
無垢材は観葉植物との相性も良好。
無垢材の暖かみと観葉植物が持つ優しい雰囲気で落ち着いた空間を作り出すことができます。
単なる収納家具ではなく、品格のあるインテリアという役目も担うことができるのが壁面収納の強みです。
サイズ感も自由自在
さらに、大きなメリットとなるのがサイズ感の調整です。
壁面収納のような大きめの面積を誇る家具をレイアウトする余裕がない、という問題が壁面収納が敬遠されやすい理由のひとつですが、オーダーメイドならサイズ感を調整しながら空間にマッチする壁面収納家具を作ることが可能です。
横幅や高さはもちろん、天井にある梁や変形壁にも対応できるため、まさにその空間用に調整した壁面収納家具を用意できるのです。
壁と壁面収納家具が一体化することで圧迫感も生まれません。
家具蔵では、こうした空間ごとの特徴に合わせて調整するために、入念な打ち合わせを行っています。
毎日利用するからこそ、細かな部分を調整できるオーダーメイドの利点も光ります。
取手をより使いやすいものにオーダーしたり、引き戸ではなくガラス戸を採用することで収納物を把握しやすくしたりと、少しずつ理想的な壁面収納に近づけられます。
利便性、正確には扉や引出の位置に難があると、いずれはそれを使わなくなり、宝の持ち腐れになりかねません。
そんな問題を解消できるのも、オーダーメイドの強みです。
既成の壁面収納と家具蔵オーダー収納の違いは
オーダーメイドではない壁面収納も勿論存在します。
その場合のデメリットにおいて、一番の問題はやはりサイズの調整が難しいことでしょう。
事前にメジャーを使って家具をレイアウトする予定の場所のサイズを測り、ホームセンターやネット通販から購入しても、細かなサイズ調整がうまく行かず余計な隙間が生じるケースなどが代表的な失敗例です。
他の家具やインテリアよりもサイズの問題が反映されやすい壁面収納だからこそ、慎重にサイズを調整できるオーダーメイドの利便性は無視できません。
また、その空間の特徴に合わせた調整もまず難しく、単純に自分が気に入るデザインが見つからない可能性もあります。
特に壁一面を埋めるような壁面収納の場合、空間の印象を大きく左右するからこそ、デザインにこだわりを見せることは大切です。
一つ一つの要素全てが完璧な壁面収納家具を既製品から見つけ出すのは至難の業です。
そういった不安を解消する上でもオーダーメイドで注文し、打ち合わせの中で自分の希望を伝え理想に近づけていく方が効率的です。
家具蔵では、細かなヒアリングを通してお客様の希望を確認したのち、細かな設計図面やサンプル、3Dイメージを駆使して最終確認を行います。
オーダーメイドでも完成品のイメージをしっかりと把握できるため、イメージと完成品の間に齟齬が生まれづらくなっているのでたいへん好評です。
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