「スツール」をもっと活用する
2019.11.30
スツールとは
スツールとは基本的に座面と脚だけで背もたれのないシンプルな構造の椅子のことを指します。
ちょっとしたときに腰かけるのに重宝する椅子ですが、そのシンプルな形は座る以外の目的でもいろいろな用途で使うことができます。
また、椅子に比べ、価格帯もお手頃なものとなっており、サイズもコンパクトなものが多く、デザインによってはスタッキングも可能で収納もし易いことから、来客用などで複数お持ちの方も多いかと思います。
今回は、そんなスツールについて様々なバリエーションと、「座る」だけではない活用の仕方をご紹介していきます。
スツールの種類
一言にスツールといっても、その形状、種類は複数あり、用途によってその選び方はまちまちです。
●ハイスツール
カウンターバーなどで使うためにある背の高いスツールのことで、床から足が離れるため、足置きが付いています。
おしゃれなカフェやバーなどでよく見かけるデザインです。
●ミニスツール
座面の高さが低いスツールで、玄関先に置き、靴を履くときに、もしくは荷物の仮置きなど何かと便利です。
テーブルに合わせたり、子供用のチェアとして使うこともできます。
●キッチンスツール
キッチンスツールは、料理をしながらちょっと座るときに使うためのもので、通常のスツールは脚が4本のものが多いですが、キッチン用はコンパクトさを重視しているため3本のものが多くなっています。
●スタッキングスツール
スタッキングとは「積み重ねる(=Stack)」という意味で、複数積み重ねて収納できるスツールのことです。
人数が多い家庭や、来客が多い家庭で重宝します。
1つにまとめることができるため、収納スペースは小さくて済みます。
●フットスツール
座るためではなく、足置きとして用いられるスツールのことで、つまり「オットマン」のことです。
基本的にはソファとセットで使われることが多いですが、もちろん座る用途にも使えます。
●折りたたみ(フォールディング)スツール
使わないときに、折りたたんでコンパクトに収納できるスツールで、来客時など必要なときに備えておきたいときに便利です。
収納しやすいスタッキングスツールと比べてもさらに省スペースで収納できるものがほとんどで、会議室など多くの椅子が必要となる場面では、折りたたみスツールの方が適していると言えるでしょう。
●収納スツール
収納スツールは、一見、普通のスツールで、椅子や足置きとして使用できますが、中が箱のように空洞になっており、色々なものを収納できるようになっています。
●ステップスツール
踏み台のなるスツールのことで、脚立のようにステップ部分がついているため、高いところのものを取る時に便利です。
「座る」だけではない、活用の方法
●置いておくだけでお部屋の雰囲気を高める
スツールにはシンプルな作りで、無駄のない洗練されたフォルムをしたものも多くあります。
洗練されたデザインのものはそれだけで、お部屋の雰囲気をぐっと高めるアクセントとなります。
お気に入りのデザインを見つけて置いておくのもインテリアの構築に役立ちます。
●サイドテーブルとして使う
フラットな座面のものはサイドテーブルとしても使用することができます。
ソファのコーヒーテーブルとして飲み物を置いたり、ベッドでナイトテーブルとしてテーブルランプや時計を置いたりしても使いやすいサイズとなっています。
また、椅子として作られているため、非常に丈夫で、重いものを載せることも可能です。
お勧めは観葉植物など、鉢植えの台にすることです。
実は観葉植物を飾る際に台を使うことは重要で、一番のメリットは台を使うことによって空間にメリハリが出ることなのです。
例えばいくつかの観葉植物を同じスペースにまとめて飾って観葉植物コーナーを作りたい場合、すべての観葉植物を床に直接置いて並べるだけではどうしても平坦なイメージになってしまいます。
そこで、いくつかの観葉植物を飾り台の上に飾るとより高低差が出て観葉植物コーナーにメリハリが出せ、大きな観葉植物がなくても高さを出すことができます。
他にも家具と並べて飾りたい場合も観葉植物が家具と同じ高さではせっかくの観葉植物が映えません.
台を使って植物に高さを出すことによってグリーンが引き立ちます。
また、ベランダなど日光が良く当たる場所では、床置きにすると日光の照り返しが強く、日差しの強い時期など植物を痛める原因になりかねません。
しかし、台を使えば日光の照りかえしを弱めてくれるので、植物にとっても良いことなのです。
●荷物置きとして使う
スツールを玄関において置いている方は多いでしょう。
ちょっと腰を掛けて靴やブーツの脱ぎ履きに活用できることはもちろんのこと、お出かけ前もしくは帰宅時の一時的手荷物置きにも使用できます。
玄関は家の顔に当たる場所になりますので、お花など季節のものを飾ったり、お気に入りのものをディスプレイしたりする台としても役立ちます。
また、洗面所、脱衣所に置くのもお勧めです。
お化粧や、身支度の際に腰を掛けるために置いても場所を取らず、入浴時にタオルや、着替えを置いたりすることもできるのです。
このようにスツールは脇役のようで実は多様な使い方ができる家具。
収納にも場所を取らないため、万能といっても過言ではありません。
お気に入りのデザインを見つけたときは、1つ手元に置いてくべき存在といえます。
関連する記事
最近の投稿
- 作業しやすい無垢材デスクのサイズとは? 2024年12月2日
- 現代のキッチン事情はどう変わった? 2024年11月30日
- ソファ選びはクッションの内部材を知ることから始める 2024年11月28日
- 後悔しないオーダー家具の選び方 2024年11月26日
- ダイニングテーブルを選ぶ際の「5つ」のポイント 2024年11月24日
- 姿勢の改善にはチェア選びから 2024年11月22日
- チェリー材の家具を選ぶ際には“ここ”を見る 2024年11月20日
- “重たく見えない”無垢材家具の取り入れかたとは? 2024年11月18日
- “サステナブルな”家具選びとは? 2024年11月16日
- 年末年始営業と価格改定のお知らせ 2024年11月14日
カテゴリー
- 家具の選び方・置き方 (1,572)
- インテリア&住宅情報 (638)
- 人と木と文化 (396)
- ニュース&インフォメーション (440)
- オーダーキッチン関連 (406)
- 一枚板関連 (634)
- オーダー収納関連 (616)