オーダー家具で実現する理想の暮らしとは
2020.1.29
空間の居心地をさらによくして住まいを安らぎの場所にしてくれるのが、お気に入りの家具を配置したインテリア。
しかしその他にもインテリアの力はあります。
家族が目指す理想の暮らしを実現してくれること、それもまたインテリアが持つ力となります。
「あなたにとっての理想の住まいとは?」
そう聞かれると、戸惑ってしまう方も多いのではないでしょうか。
では、
「これからつくる住まいでどんな暮らしをしたいですか?」
この質問なら、なんとなくイメージを描けるのではないでしょうか。
家族で、にぎやかに食卓を囲んでいる光景…。
親しい友人を招いて、時を忘れて語り合う…。
お気に入りのコレクションに囲まれて、趣味に夢中になっている自分自身…。
理想の暮らし方は人それぞれで千差万別。
でも、理想のスタイルを実現出来るのであれば、あなたにとっての理想の住まいになれるということでもあります。
そこで重要になってくるのがインテリアです。
友人を招くためのリビングを例にあげるなら、フォーマルな雰囲気の中で静かに語り合いたい人と、カジュアルな雰囲気でにぎやかに食事を楽しみたい人とでは、求めるインテリアも変わってきます。
前者なら、壁や天井は重厚かつ落ち着いた雰囲気の色や素材感が求められ、後者なら、大きなテーブルが置ける広い空間や、友人と会話しながら料理ができるキッチンが欲しくなるでしょう。
理想のライフスタイルを叶える為には、しっかりとしたインテリアを計画することが大切なのです。
「新しい我が家で自分が幸せを感じる空間」という切り口で考えてみるのも良いかもしれませんね。
家族の好みはもちろん、住まいの間取りも考慮した照明や窓まわり、そして家具そのものもご自身の発想で作り上げては如何でしょうか。
オーダー家具(造作家具)とは?
オーダー家具とは、既製品で売られている家具とは違い、空間のサイズや目的に合わせた、オリジナルの造り付け家具のことをいいます。
既製品の家具は、部屋に後から設置する為、サイズ感に不満を感じたり、設置後にデッドスペースが生じたり、なかなか空間にマッチするものを選ぶのが難しいことが多いもの。
オーダー家具は、スペースに合わせて無駄なく家具を製作するので、極端に空間を狭くするようなことはありません。
それに色やサイズなど、お部屋のイメージに沿ったオリジナルのものを作れるので、空間に一体感を出す事ができます。
このオーダー家具(造作家具)には「大工工事」と「家具工事」の2タイプが存在します。
大工工事とは、いわゆる、現場で造る家具のこと。
現場で作業を行うので大きさの微調整や、部屋全体との統一感を出すことが可能です。
運搬、搬入、設置費用が抑えられコストも抑えることができる、というメリットがあります。
しかし、「現場」という限られた環境(実際の住まいなど)の中での造作作業のため、設備の整った工場で作るような精度は求めることが難しいでしょう。
家具工事は、種類豊富な材料と設備から精度の高い家具を造作することが可能です。
搬入してからのサイズや色味の違いが生じたり、運搬や設置に対するコストがかかる点は留意点です。
それぞれのメリット、デメリットを理解したうえで工事方法を考える必要があります。
オーダー家具を検討する際のポイントとして、豊富な経験を持ち、お客様の依頼に対して最適な素材やデザインを提案できるプロフェッショナルを見つける事が大切な要素です。
業務的なパターン化されたシステムを提案する担当者と、オリジナルの発想の中から的確に導いていく担当者とでは、その家具の空間への納まりや使い勝手に大きな差が生じます。
オリジナルのオーダー家具をを作るにあたって
オーダー家具と言っても(当然ではありますが)、使用する素材は木材だけでなく、スチールや石、ガラスなど多くの素材から選ぶことになります。
世界でたった一つの家具だけあって、使用する素材に応じて風格やデザイン性なども異なります。
また、インテリアに合わせて作るのであれば、全体のバランスを考えなければなりません。
そうした中でも、数ある材料の中で木材は多種多様な種類があり、それぞれの材には個々の特徴を持ち合わせています。
仮に木材を選ぶ場合でも、数ある種類の中から一つを選ぶ時には、木材の種類ごとの特徴を把握しておくことが大切です。
既製品の家具とは異なり、値段が高価なものになるなどからも、テーブルや椅子、キャビネットやテレビ台など、どのような木材を使えば良いのか、木材だけでなく他の材料を使った時にどのようなものになるのかイメージすると良いでしょう。
木材の中でも無垢材は、何も手を加えていない天然木、数ある木材の中でも色合いや雰囲気を持ち、耐久性にも優れた素材です。
無垢材は、一生涯使用する事も十分に考えられる、オーダー家具に最適です。
また、無垢材は、大切に使い込むと年月を重ねるごとに味わい深い表情を作り出すことができます。
オーダー家具は、販売店の技能や規模・実績、人員数などに大きく左右される事がある為、多くの顧客から支持を受けている会社を選ぶ事が大切です。
また、ニーズに合う家具の選び方に悩んだ場合には、インテリアに関する専門的な知識や能力、造詣を持つスタッフにお勧めの家具を紹介してもらうと良いでしょう。
その他、家具の配置やメンテナンスの方法については、一般の方にとって難しく感じてしまうところがあります。
家具を大事に、永く使うには、アフターサポートがしっかりとしている会社を購入先に選ぶ事が、何よりのポイントとなります。
関連する記事
最近の投稿
- 姿勢の改善にはチェア選びから 2024年11月22日
- チェリー材の家具を選ぶ際には“ここ”を見る 2024年11月20日
- “重たく見えない”無垢材家具の取り入れかたとは? 2024年11月18日
- “サステナブルな”家具選びとは? 2024年11月16日
- 年末年始営業と価格改定のお知らせ 2024年11月14日
- ダイニングテーブルの高さの「標準」と「適切な高さ」は違う? 2024年11月12日
- リビングテーブルは使い方や空間に合わせて選ぶ 2024年11月10日
- “一脚あると便利”なスツールはこう使う! 2024年11月8日
- ダイニングセットを購入するなら“椅子から選ぶ”その理由とは? 2024年11月6日
- キッチン収納 “スライドレール“の違いや構造とは? 2024年11月4日
カテゴリー
- 家具の選び方・置き方 (1,574)
- インテリア&住宅情報 (639)
- 人と木と文化 (397)
- ニュース&インフォメーション (440)
- オーダーキッチン関連 (406)
- 一枚板関連 (635)
- オーダー収納関連 (617)