こうすれば上手くいく!ソファの配置と注意点
2020.1.27
リビング空間は、くつろぐ、食事をする、来客をもてなすなど、家の中でも使用目的の頻度が多い空間です。
そのため、必要な家具やものも多く、人の動きも複雑です。ソファをご検討される際はそこでの過ごし方を思い起こし、
動作や動線に必要なスペースが確保できるように家具の配置を考えましょう。
さらにリビングで最も大切なことは、人数分の居場所をつくることです。
大きなソファを複数台置けなくても、1人がけのソファやスツール、オットマンなどを組み合わせて、家族の居場所をつくることも大切です。
今回はそのような観点を踏まえ、ソファのレイアウトを考える際のポイントをまとめてみました。
ソファの配置
●直列レイアウト
マンションなどで多く見られるレイアウトとなり、TVに対してリビングテーブル、ソファと直列に並び配置する一番スタンダードな配置になります。
2人がけか3人がけソファだけを置いたレイアウトとなり、2人で座ると顔が横に並び、距離感も近くなるため、リラックスした親近感があります。
●L字型レイアウト
部屋のサイズにゆとりがあり、コーナーにカウチタイプのソファを配置しくつろぎ空間を演出するレイアウト。
互いの顔が正面には来ないため、適度な距離感があり親密さはもちろん、サイズにゆとりがあるので独立性もあります。
コーナーに壁づけすれば、視線が広がり開放感が得られると共にリビング空間にゆとりを感じさせてくれます。
●対面型レイアウト
応接室のようなリビングテーブルを挟んで、対面でソファを配置する置き方です。
正面に向かい合うようになり体が遠い分、独立性はあります。
お互いの顔を見ながら会話をする緊張感があり、来客の頻度が多くリビングにご案内するようなご家庭ではこのような配置も好まれます。
3タイプのレイアウトが通常行うレイアウトですが、最近はご家族みんなが集まれるように基本となる直列レイアウトを基に1人掛けのパーソナルチェアなどを配置されるご家庭も多くあります。
パーソナルチェアの場合、容易に場所や配置を変える事ができるため、必要に応じてレイアウトのアレンジが効くこともとても便利です。
またレイアウトを変更を行う場合は、以下の寸法も頭に入れておくとより最適な配置が可能になります。
配置の注意点
●人が通るのに必要な距離=60cm以上
スムーズな生活動線には、家具の間や家具と壁の間に60cm以上が必要となります。
ダイニングテーブルからの距離やソファ裏の導線などもこの数値を基に検討されるといいでしょう。
またよく行き来する場所や両手で荷物を持ちながら歩く場所は、ゆとりをもって80cm以上とれると理想的です。
●テレビとソファの距離 (42インチのテレビのサイズの場合)=160cm
ソファからテレビまでの距離はテレビの画面のサイズによって変わりますが、おおよそテレビ画面の高さを3倍した長さになります。
目の視点とテレビの距離が近すぎると目の疲れや首、肩こりの原因にもなってしまいます。
●ソファとリビングテーブルの距離=30cm以上
ソファでしっかりくつろぐには、ソファとリビングテーブルの間は30cm以上のスペースを確保できるといいでしょう。
座りながらテーブルを使うことを考慮すると、あまり間を空けすぎないようにします。
ソファ前を人が行き来する頻度が高かったり、リビングに大勢でくつろぐような時は更に余裕をもったスペースを確保した方がいいでしょう。
リビングの形別のレイアウト
●正方形の場合
家具の配置が難しいのが正方形のリビングです。
壁際にテレビを置くとソファとの距離が空いてしまい、ソファをテレビに近づけると無駄なスペースができてしまいます。
壁際にL字型ソファや収納を置くことで無駄なスペースを少なくすることができます。
●長方形の場合
視覚的に広く感じる長方形のリビング。
家具の配置もしやすいのですが、ダイニングはダイニング、リビングはリビングとそれぞれのスペースをギュッとまとめるようにしましょう。
家具がいろいろな場所にあるとダラッとした印象を受けるので注意が必要です。
●L型の場合
L字の縦の部分にキッチンとダイニング、横の部分にリビングを配置するのが一般的な配置です。
落ち着いた雰囲気のリビングにしたいのならソファをダイニング・キッチンとの間仕切りに使い、オープンなリビングにしたいならソファを奥側に置いてみるとがらりと雰囲気も変わります。
いろいろな種類のソファはもちろんのこと、空間に対してどのように配置するかというレイアウトもお悩みになる方が多いものです。
ご家族の構成や住まい方によっても変わってくるのも、迷ってしまう一つの要因かもしれません。
もしソファのレイアウト、商品選びで迷われるようなことがあれば、家具蔵のスタッフにお気軽にお声掛けください。
経験の豊富なスタッフがご自宅の間取りやご家族に応じて、適切なアドバイスをさせていただきます。
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