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失敗しない収納家具の選び方

2021.9.29

 

 

収納家具と言うと様々な使い方やデザイン種類も豊富にありますが、皆様はどういう選び方をされますか。

雑多なものをひとまとめに仕舞える収納、細かく分類ができる収納、部屋のちょっと空いているスペースに収まる収納、など様々な要望から探されることが多いと思います。

ただいざその要望を満たしてくれる収納を探そうと思った時に、なかなかぴったりとくるものに出会えずにずっと過ごしてきてしまっている、なんてことは無いでしょうか。

今回は失敗しない収納の選び方のコツのお話をしていきます。

 

 

収納家具の構造について


 

 

一般的に流通している収納家具にも、その構造や素材までしっかりと見極めることが重要です。

なぜならある程度の大きさとなる家具なので、そうそう買い替えを続けていくものでもありません。

市場にある収納家具の大半は、基材に合板などを用い、表面に木目のプリントされた化粧紙を貼った作りが主流です。

その為、10年20年と使っていると扉の角から化粧紙がはがれてきてしまうなど

見た目に劣化が見えてくることがあります。

最初から一時的な収納と割り切って使う分には問題ありませんが、部屋の寸法に合わせてぴったりとした収納にした場合、修理が利かないため見た目にみすぼらしい状態を使い続けなければならなくなります。

また、いわゆるそうした「貼物」の作り方は接着剤を使う量も多く、化学物質に過敏な方には健康面でも少なからず影響が出てしまうこともあります。

そうならないためにも収納家具は無垢材でつくられたものを使うことがおすすめです。

その中でも特に人工着色を付けていないものは塗装が剥がれる、なんていう事もなく使い続けるごとに風合いが増していき、段々と暮らしの中にも良い味わいを出しながら溶け込んでいくので着色品かそうでないかも見極めることが必要です。

 

収納の役割


 

 

そもそも収納とはモノを仕舞うことがメインとなる家具ですが、空間を演出する役割のことも考えることが大切です。

例えば扉のついた収納家具の場合、その扉がガラス扉なのか木製扉かでも空間の見え方が変わります。

ガラス扉は扉の先が見えることで視線の抜けができ、圧迫感の軽減につながります。

また見える収納はイコール中に仕舞うモノを見せる収納ともなります。

中に何が入っているのかがすぐにわかる事もメリットの一つですし、コレクションしているお皿や陶磁器など、インテリアの一部を収納するもので魅せることが出来ます。

対して扉全面が木だけでできているものは、中を見せたくないという収納として空間の雑多なものを一手に引き受ける収納量をしっかりと持たせることが出来ます。

収納内部に小分けの棚やクリアボックスなどで仕舞うモノを整理すれば抜群の収納量を誇りながら、

扉を閉めてしまえば空間の見え方もとてもすっきりと見せることが出来ます。

収納家具はモノを仕舞うことが前提となりますが、空間の一部として暮らしの中でも存在感を活かすものとなります。

例えば、リビングとダイニングが一つの空間として構成されている間取りの場合、そのリビングとダイニングの間にチェストやローボード等を設置すると、それぞれのゾーニングが生まれやすくなります。

部屋を仕切るのではなく、ちょっとした気持ちの入れ替えが収納家具を通して空間内で作ることが出来ます。

また壁面に複数の収納家具を設置する場合も、高さの違うものを並べることで空間に奥行き感を感じる事が出来、部屋が広く見える効果も生みだします。

その他にも腰高収納家具の場合は、天板上にディスプレイするモノで空間を演出することができます。

観葉植物を置くことで空間をよりナチュラルに演出することも出来ますし、季節ものを飾る舞台としてクリスマスの小物やお雛様などをセッティングする場所ともなりえます。

 

 

何を仕舞いたいかを見極める


 

 

収納家具の中に何をどれだけ仕舞いたいのかをしっかりと見極めることが大切です。

と言うのも、この見極めが出来ていないとお部屋が散らかりやすく、また片づかないことで更にストレスが溜まってしまう、なんて言うこともあります。

ではどのように見極めたら良いのでしょうか。

暮らしの片づけについては様々な書籍や情報もありますが、一番の基本は「良く使うもの」と「あまり使わないもの」とに分けることが重要なポイントです。

日用品や大事な手紙などの細かなものから、アルバムや電話帳などの大きさのあるものなど、すぐに出せる所に仕舞いたいかどうかをグルーピングしていく事で、本当に必要なものかどうかもその時に区分けを行うことが大切です。

 

どのような収納家具を選べば良いか


以上の事を踏まえていくと、

●長く使うことが出来る収納家具は無垢材・無着色のものが良い

●空間の中での位置づけも踏まえてサイズや仕様を考える

●仕舞うモノの量と頻度でグルーピングを行う

の3つのポイントを意識しながら収納家具を選ぶと良いでしょう。

 

家具蔵各店では様々な収納家具を提案してきたプロのスタッフが、しっかりとお客様に合わせた快適な暮らしが送れる収納家具をご案内いたします。

お気軽にご相談ください。

 

家具蔵の無垢材オーダー収納の事例はこちら

 

 

 

 

 

 


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