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家族のコミュニケーションのあり方

2020.1.5

 

家具選びをする際に、プランニングで配置やサイズ、また全体的なインテリア性を皆さん気にされます。

家具の置き方一つで空間の見え方が変わるという認識をお持ちのお客様も多いのですが、同時に家族のコミュニケーションの取り方が変わってくるという事まで考える方は以外と少なく感じます。

家具を通して家族のコミュニケーションを増やし、生活を豊かにしていくという観点から、最近の家族のコミュニケーションの取り入れ方とその現状についてお話していきましょう。

 

コミュニケーションの相手は「家族」


最近のコミュニケーションとしてSNSの普及により携帯電話やスマホを通じて他者と関わりあうというコミュニケーション方法が普及しています。

ある意味新しいコミュニケーションのあり方を示している一方で、顔と顔を向き合わせるコミュニケーションの時間が暮らしの中で減ってきているという現状もあります。

その中でも暮らしの中でコミュニケーションの相手としては「子供」が87.9%、「夫婦間」87.7%と高く、家族とのコミュニケーションが第一に考えられていることがあります。

更に具体的にいつ家族とのコミュニケーションをとっているかを見てみると

①夕食時 ②夕食後の団らん ③TVを見ているとき 

が多くこのような場を持つことが家族団らんの充実につながっていると言えます。

しかし家族の中でも生活時間の違いもあり、なかなか家族全員で顔を合わせる機会が減ってきていると感じられる方も多いでしょう。

1つの統計として家族団らんが充実している家庭では、朝の挨拶を交わしている率が高いと言われています。

挨拶はコミュケーションの一環ですが、これは家族の視線が通いやすい住空間や家のなかに家族全員が自然と集まれる場所があるという事も重要なポイントとなってきます。

 

 

家族団らんの重要性


「家族団らん」と聞くとイメージすることとしてアニメ「サザエさん」をイメージする方も多いのではないでしょうか。

「アニメの世界」という認識が高いですが、サザエさんの一家は家族団らんの理想的だといえます。

円卓を家族で囲み、テレビを観ることなく一家でみんなの話に徹している。

こうすることで、普段からも家族間での会話が絶えず、孤立化しにくいというメリットがあります。

孤立化しないというのは家族がお互いのことを認識しあっていて、いつも気に掛けているということを感じられることにつながります。

大人は精神的に成熟していることから、コミュニケーションが多少不足していてもそれを補う術を知っていますが、子供はそうはいきません。

子供にとっては家庭でのコミュニケーションの中で、社会に通じる様々な考えを認識、また構築をしていきます。

楽しい会話をすれば、自然と家族の仲が良くなりますし家族の仲が良い家庭の子どもはコミュニケーション能力が発達していて、社会生活(人付き合い)が上手い人になると言われています。

例えば幼稚園や保育園に通い始めた子供にとって親とのコミュケーションは純粋に話を聞いてほしいもので、今日はこんなことをした、明日はこんなことをする、などを話すと同時に親に反応してもらいたいという欲求があります。

親が無関心だと、子供も無関心になり、忙しいから、とか疲れているからとは言わずに聞いてあげることが大切なことです。

大人へと成長する過程において家庭でのコミュニケーションは大きな影響を及ぼす事にも繋がりますので、家族団らんは暮らしの中でもとても大切な時間と言えます。

 

家族団らんの充実度


家族の中でコミュニケーションが十分取れているかと言うと、なかなか取れていないという声も多く聞こえます。

例えば子供とのコミュニケーションで言えば、子供の年齢が大きくなるにしたがって段々と少なくなる傾向もあります。

最近ではスマホの普及により大人だけではなく、子供もスマホに関わる時間が増え、お互いの顔を見合わす時間も少なくなってきているようです。

コミュニケーションを増やした方が良いと感じる方も多いのですが、どうすれば増やすことが出来るのでしょうか。

それは家族皆が集まれる居場所を作ることに他なりません。

家族同士のコミュニケーションの場として一番最適な場所は食卓です。

家族同士で楽しく食事をとりながら時間を過ごすことでお互いの顔を見合わせ、言葉のコミュニケーションも自然と増えます。

その為、暮らしの中ではダイニングの場所をこだわることが家族団らんのきっかけとなります。

例えば4人家族で暮らしている場合、テーブルの大きさ一つでコミュニケーションの時間の取り方も変わっていきます。

テーブルの大きさが狭くなればなる程、お互いの距離が近づき一見コミュニケーションが取りやすく感じるかもしれませんが、逆に窮屈な姿勢は居心地が悪く感じてしまうため、置ける範囲で大き目なサイズのテーブルを選ぶと良いでしょう。

ゆったりとした居場所は家族皆が集いやすく、コミュニケーションも増え家族の絆も深まっていきます。

 

このようにインテリアや家具を検討される際、そのサイズや配置によって家族に与える影響があるということをしっかり理解して検討された方がいいでしょう。

またお引越しや買い替えなどでも、なかなかインテリアのことを考える機会が少ないのが現状です。

経験豊富なプロの視点からご家族にとって心地が良く、コミュニケーションが通うプランニングを行ってもらうことも一つの方法です。

家具蔵各店ではコミュニケーションという視点も通して、家具の配置やインテリアにまつわる様々な観点で空間づくりをサポートしております。

そのようなご相談がある際はお気軽に家具蔵各店へご来店ください。

 

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