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「小さいサイズの一枚板」の魅力とは?

2020.10.5

 

 

量産の効かない唯一無二の一点ものであり、「一生モノ」ともいえる無垢材一枚板テーブル。

世の中に数多ある一枚板の中から選択した一枚には、より一層の愛着を持ち、気取らず一生付き合っていけるテーブルになっていきます。

また、そこは居心地が良い場所でなければいけません。

その「居心地」を決める要素のひとつに「サイズ」があります。

天板そのものの大きさだけでなく、周囲の動線や建築、家具との距離、テーブルとしての高さ。

そういったものを総合的に考えた「サイズ」が居心地の良さを生む大きなポイントです。

今回はそのなかでも「小さなサイズの一枚板」の魅力と選び方を考えていきます。

 

 

多くの種類から選ぶことができる


一枚板とは、大木からとった木の幹の太さそのもの、接ぎ合わせのない板の事を差します。

例えばダイニングテーブルの標準的な奥行、900ミリ程度の板をとるには、幹の直径で1メートルを優に超えるような、高樹齢の大樹が必要となります。

つまり、大きなサイズの一枚板天板は高樹齢のものになるわけですが、そうしたものは世界的にもたいへん数が少ないものです。

しかし、小さいサイズのものは奥行きも総じて短くなるもの。

つまり樹齢が(大きなものと比べ)若いものが多くなり、大きいサイズの一枚板よりも多くの種類から選ぶことが可能になることを意味します。

その小さいサイズならではの活かし方となるもののひとつが「リビングテーブル」です。

 

リビングテーブルとして一枚板天板を使う


リビングテーブルとしてカテゴライズされるものは、おおよそ900~1200ミリ程度の総幅のものが多く、その(バランスの良い)奥行きは600~700ミリ程度となります。

このサイズのもともとの原木の状態での幹の直径はおおよそ80センチ程。

もちろんそれでも大木には変わりありませんが、900ミリを超えるものよりも元となる原木は入手しやすくなります。

一枚板をリビングテーブルとして使用するのは相性が良い、ということができるのです。

一枚板天板にはユニークな形状、表情のものも数多くあります。

そうした自然美を空間に取り入れることに興味がある人もダイニングテーブルのような大きな場所で使うのは主張が強すぎるのではと考える人もいるでしょう。

しかし、小ぶりなリビングテーブルなら、あくまで脇役として、主張しすぎない存在感を持って、住まいの中に自然がつくった唯一無二の造形の美しさを取りいれることができるのではないでしょうか。

小ぶりなサイズだからこそ冒険ができる、という考え方です。

 

デスクとして一枚板天板を使う


また、小ぶりな一枚板天板を上手く取り入れる方法としては「デスクに使用する」というものがあります。

デスクは、パソコン、仕事、勉強など日常生活において集中力を高める必要がある際に使用する、とても大切な家具のひとつです。

そもそも木製のデスクは集中力を高めることが様々な実験で実証されており、また、無着色の無垢材なら光の反射を和らげ、目にも優しいものとなります。

そして、一般的な学習机やワークデスクの奥行も600mmから700mmというところが主流です。

これだけあると、例えばデスクトップパソコンのモニターとキーボードを置いて、その前で書き物を行うこともできます。

また、デスクの総幅として一般的なものも900~1200mm程度のものが多く、これはリビングテーブルにおけるサイズ感と完全に一致します。

デスクとして一枚板を選ぶとしても、やはり大きなものから選ぶよりも多くの種類から選ぶことが可能になるわけです。

 

ダイニングテーブルとして一枚板天板を使う


もちろん、小ぶりの一枚板天板をダイニングテーブルに使っていけないわけではありません。

暮らしにはそれぞれスタイルがあり、それに合った家具を選ぶことが快適な暮らしの大きなポイントです。

そのスタイルに沿って、ということなら小さいサイズの一枚板天板をダイニングテーブルに使用することは何ら問題はないでしょう。

基本的にダイニングテーブルは大きめのものを選ぶべきです。

その方がスペースに余裕を持った食事や作業が可能になり、その余裕は「ずっとそこにいたくなる」快適性を生み出します。

また、適度な隣り合う(もしくは向かい合う)人との距離感はより良いコミュニケーションを作り出す手助けとなるでしょう。

ただ、DINKSやシングルを楽しむ人たちにとって、いつでも4人が楽に着座できるサイズのテーブルが必要かというと必ずしもそうではないでしょう。

そういった人たちは小さなサイズのダイニングテーブル、一枚板を選ぶことも大いに「有り」です。

例えば椅子を対面で一脚ずつ、しかも正面に来ないように配置すれば向かい合っていながら圧迫感なく、しかも総幅も奥行きも十分なスペースの食事の場(もしくは作業の場)となります。

ただしこれは空間との兼ね合いや来客の頻度もよく考慮することが重要です。

広さのある空間にテーブルがあまりに小さいと全体のバランスが悪くなることもあります。

また、基本は一人、ないし二人暮らしでも頻繁に来客があるならやはり大きなテーブルが必要でしょう。

暮らしのスタイルと空間に対してのバランス間を見極めたサイズ選びも重要です。

 

家具蔵各店では熟練の職人が仕上げる無垢材一枚板テーブルを様々なサイズ、素材にて多数展示しています。

実際にその表情を見て、触れて、一枚板の魅力を体験してみてください。

 

家具蔵の無垢材一枚板テーブルのある暮らしの事例はこちらから

 

 

 


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