チェリーの無垢材デスクで快適な作業を
2020.10.29
今年はいろいろな意味で日々の暮らし方も変わってきています。
在宅勤務でのリモートワークを行う人も増え、自宅で過ごす時間も多くなっている方も多いのではないでしょうか。
そんななか、自宅の家具、とりわけ「デスク」を見直す傾向が増加しています。
特に無垢材で作るデスクはとても人気が高く、子供から大人まで使うことができるシンプルなものが現在のデスクの主流となっています。
今回は無垢材の中でも北米産のチェリー材で作る無垢材デスクの特徴をお話していきましょう。
チェリー材とは
チェリーの総称は「アメリカンブラックチェリー」。
アメリカ東部全域が主な産地で、日本のヤマザクラと同様にバラ科サクラ属の広葉樹です。
青果店やスーパーマーケットで見かける赤黒いさくらんぼの実は有名ですね。
このチェリー材は、食用としての実だけではなく、木材としても世界中で非常に人気が高い樹種です。
床材や内装材などの建築資材から、高級家具材、また楽器の部品としても用いられます。
空間の中で華やかさや暖かさ、明るさを演出してくれる数ある樹種の中でも屈指の人気を誇る材でもあります。
木肌は緻密で滑らかな手触り、材の色合いも淡い紅褐色から経年変化で濃い紅褐色へと移り、そして艶のある美しい飴色へと変化していきます。
使い込むごとに高級感が増していく、という特徴を持つチェリー材ですが、多くの木材には経年変化で色素を変えるという性質があります。
これは紫外線によって木の中にあるリグニンという物質の変化によって起こるもの。
このリグニンは光に敏感で、紫外線を含めた光の成分を吸収し変異していきます。
その過程で木の色合いを変化させているのです。
ブラックチェリーは特にこのリグニンの働きが顕著です。
まるで別の木の様な色合いへと変化させていくことが世界中から愛される樹種となっている理由でもあります。
多くのデスクでありがちなこと
「デスク」と聞くと一番最初に思い浮かべるのは学習机、学習デスクではないでしょうか。
私たちが何かを書いたり、本を読んだりする時に使うデスクは、大人子供問わず、いわば様々な作業を行う場であり、そこに年齢は関係ありません。
ですが、多くの場合、自宅で自分のために用意されるデスクはいわゆる「学習デスク」です。
一方で、子供の頃に使っていたデスクを大人になってからも使い続けている人をあまり見かけないのも事実。
それは何故でしょう。
今の一般的な子供向けの学習机は大人になってからも使えるようなサイズ・仕様ではなく、また長期間の使用を想定した素材やメンテナンス性を持っていないものが多いのです。
そのため、ある一定の年齢になるとそれまで使っていた学習机は処分されてしまうケースもよく見かけます。
そして大人になって社会で見かける一般的なデスクはスチール性のタイプが多いのではないでしょうか。
規格に沿って大量生産され、汚れを落とすなどの手入れも容易なものとして、一般的にも身近なスタイルです。
ただどこか無機質な雰囲気も強くなりがちになってしまうことも事実です。
そこで、木製のデスク、しかも無垢材でミニマルなデザインなものの需要が高まっているのです。
無垢材の特性とデスクの相性
天然の無垢材には、その内部に小さな空洞(細胞)を沢山持っている多孔質という特徴があります。
この空洞は天然の空調ともいえる役割を持っていて、空間内の湿度を吸湿・発散するコントロールをしてくれます。
また材の表面も微小な凹凸を持つことから、照明などの光の照り返しを軽減し、人の目に優しい光の反射を見せてくれます。
その他にも材表面に出てくる木目の流れは「1/fゆらぎ」と呼ばれるような自然界に存在する人の目にも心地よい刺激を与え、精神的にもリラックスできる効果が生まれます。
事実、木の家具や木材をたくさん使用した部屋では集中力が上がる、といった実験結果も出ているのです。
作業効率を上げるためにも無垢材を使ったデスクは、まさに理にかなった選択と言えます。
長く使うことができるデスクなら無垢材でシンプルに
まず、子供の頃に買ってもらったデスクが大人になってから使わなくなる理由に「デザイン」が挙げられます。
良くも悪くも子供向けであることから、どうしても成長するうちにそのデザイン性に不満が出てくるのです。
また、デスクそのものの劣化も理由の一つです。
一言で「木製」といっても、その中身は様々。
長年使用するうちに表面の剥がれなどで徐々にその傷みが目立ってくると、やはり「買い替え」という選択肢が出てきますよね。
デスクは大人が使うことも想定したシンプルでミニマルなデザインで、そしてその素材は無垢材で選びましょう。
飽きが来ず、大人になってからもインテリアや好みに関係なく使用でき、キズなども味になる。
無着色のものであれば、経年での色の変化がそのまま風合いにもなり、削りなおして新品同様に直すことも可能です。
チェリー材であれば、その色の変化の美しさとコーディネートの万能性も折り紙つきです。
当然作業をする場所なので「サイズ感」も重要な要素。
いつもの作業にどれだけのサイズの「作業場」が必要か、自室のなかでどんなサイズを置くことができるのか。
家具蔵のデスクはスタイル別に総幅・奥行もバリエーション豊かに揃っています。
もちろん、引出ワゴンなどの拡張パーツもご用意し、ニーズに応じてフルオーダーで世界に一つのマイデスクを製作することも可能です。
デスクに限らず、長く使うことができるものには「思い出」が刻まれます。
愛着を持って使い続けるものにはすべからく「思い入れ」や「思い出」があるもの。
子どもの頃に買ってもらった学習デスクは使う本人だけではなく、家族みんなの「思い入れ」があります。
大人になってから購入するものも、それを買うまでの時間から実際に使いだしてからもそこで多くの記憶が刻まれることでしょう。
その「思い入れ」「記憶」がつまったものには「思い出」が刻まれ、使い続けることでそれがずっと残っていきます。
無垢材で作られるデスクは、そんな「思い入れ」も「思い出」も両方を大事にしまってくれるものです。
チェリーの経年変化は思い出と時間の色。
チェリー材の滑らかな手触りと一緒に、無垢材デスクでそんな思いを持っていただきたい、家具蔵はそんな思いでいます。
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