無垢材家具を探すなら横浜である理由とは
2020.12.3
その理由は国際色豊かな街並みと人々
横浜と言えば、スパゲティナポリタン、食パン、アイスクリーム、ビール、鉄道、ガス灯などなど、あらゆるモノの発祥の地としても知られています。
ご存知のように港町横浜は開港をきっかけにして、この地に来日した外国の人々によってもたらされた「はじめて」がたくさんあります。
海外から様々な文化やモノが流入して栄えていった街だということが分かりますね。
それは異国情緒あふれる街並みにも現れています。
まずは、世界最大規模のチャイナタウンとして有名な横浜中華街があります。
横浜港の開港から、外国人居留地として栄えて来た横浜中華街は、中国文化が色濃く映しだされた街並みとして、独特な雰囲気を醸し出しています。
また、家具蔵横浜元町店がある横浜市中区は、関内エリアを中心に開港から戦前の頃まで貿易を行う外国商社が軒を並べ、英国総領事館やフランス総領事館も置かれるなど、西洋の街を思わせる景観でした。
現在でも、西洋近代建築の歴史的建造物が多く残り、まさに異国情緒あふれる街として人気が高く、世代や性別を問わず、幅広い層が楽しめるスポットがたくさんあります。
それは、「住みたい街ランキング」に毎年のように上位にランクインしていることでも伺い知れます。
また、横浜には国際会議を開催できる施設や国際大会の出来る競技場も多数あり、世界中から人々が集まる場所でもあります。
無垢材家具を探すなら横浜である理由の一つは、こうして集まる国際色豊かな人々と、国際的な文化に触れることで新たな学びを得ようとする人々がたくさんいることです。
なぜなら、世界中の本物を知る、そんな人々に認められ、満足していただける無垢材家具であるためには、それに見合った技術と品質がなければ出来ないからです。
横浜の地で長く、無垢材家具を販売し続けることは、技術と品質が認められた証でもあるのです。
日本における西洋家具発祥の地「横浜」
横浜は、さまざまなモノの発祥の地というご紹介をしましたが、日本における西洋家具発祥の地としても有名です。
1855年ペリーの黒船来航、そしてその数年後に開港された横浜。
開港によって大きく変わったことは、多くの外国人が来日するようになったことです。
文化の違う人が交わればトラブルのリスクも高まったことでしょう。
そこで武士や町人と外国人とのトラブルを避けるために、当時の政府は今の横浜関内地区に関門を設けました。
その関門の内側(海側)を外国人居留地としたのでした。
外国人居留地で暮らす人々は、当然ながら本国での生活スタイルをここ日本でも維持しようと、それまで使っていた家具も一緒に持ち込んでいました。
しかしながら、モノには寿命というものがあり、避けて通ることはできません。
その頃の日本には、一般庶民の生活にテーブルやチェアはもちろんありませんでしたので、代わりのものをすぐに手に入れることは不可能でした。
ただ、横浜に居留した外国人たちには運が良いことに、近隣の横浜の地に腕の良い大工や馬具職人がいたのです。
困っていた西洋の人々は自分たちの持ち込んだ家具を見せて、大工や馬具職人に修理を依頼したのです。
腕の良い職人達は、家具を分解しては構造を学び、西洋の家具づくりの良さを取り入れ、日本に古くから続く木工技術を活かした仕事で、このような依頼に応える強い味方となっていきました。
そして、彼らは専門の家具職人として、修理だけでなく西洋家具製造の先駆者となったのです。
これが、横浜西洋家具の「はじまり」です。
その後は、山手居留地に住む外国人に愛用され、その人々が帰国する際に本国に大切に持ち帰られたそうです。
そして持ち帰られた家具たちが、世界中でその高い技術力が評価されることとなりました。
また日本においては、横浜の地で技術を習得した職人たちが東京をはじめ日本全国に散らばって、西洋家具製造の拠点を増やしていくことになり、大きな役割を果たしたと言えます。
せっかく、一生モノの家具として無垢材家具を探すのであれば、西洋家具発祥の地である「横浜」で探すのは、満足の出来る家具選びの始めの一歩に相応しいのではないでしょうか。
商人と職人の街
家具蔵横浜元町店がある「元町」は、表通りが国際色あふれる商人の街であるのに対して、一本裏に入った通りは職人の街でした。
個性的なお店も多く今でもこの裏通りを「クラフトマン(職人)ストリート」という愛称で呼ばれるなど当時の名残があります。
表通りの家具店で注文を受けて、奥では様々な職人が分業で家具づくりを行っていたのです。
表通りの家具屋(店)と職人(工場)は緊密な関係で、当時を知る人によると「まるで親子のような関係であった」といい、深い信頼関係で結ばれていたことが分かります。
この販売と製造の共同連携という形態によって、横浜元町にたくさんの家具屋も根付くことが出来たと言えます。
これは、工場直営である家具蔵のモノづくりとも共通点があります。
家具蔵の各店ではお客様から直接スタッフがお話を伺いご注文をいただきます。
お客様の家具への想いと共に職人に引継がれ一点一点の家具が作り上げられます。
無垢材家具を選ぶにあたって、どんな職人で、どんな想いで作られた家具なのか、そしてどんな樹種で作られるのか、家具作りの背景を知ることが出来るって素晴らしいことですし、大事なことです。
そんな家具選びを楽しみに横浜を訪れてみてはいかがでしょうか。
家具蔵横浜元町店では、みなさまのお越しをスタッフ一同お待ちしております。
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