リビングテーブルに無垢材が最適な理由とは
2021.8.3
様々な用途で使われるリビングテーブル。
ソファ前にレイアウトして軽食やコーヒータイムを楽しむ、お子様が絵を描き、おもちゃで遊ぶ作業台として使う、友人や親戚が集えば床に座ってみんなで囲んでパーティーテーブルとして活躍させる等、リビングテーブルは一台で様々な役割を持つ万能家具とも言えます。
オーダー家具と言えば、ダイニングテーブルや収納家具が花形ですが、それと同じようにサイズや素材にこだわって、リビングテーブルをオーダーで製作する、そんな人も大勢います。
今回は私たち家具蔵が得意とする無垢材でリビングテーブルを作るとどのようなメリットがあるか解説します。
リビングテーブルの素材について
リビングテーブルの天板は様々な素材で作られています。
主な素材は以下の4種類です。
●木質系の加工材料
木質系加工材の代表である合板は、大量生産が可能で扱い易く、同じものを安価に作ることを目的としています。
合板とはベニヤ(木材から薄く剥かれた「単板」のこと)を何枚か積層して接着したものこのことです。
その表面に化粧シートや、突板を圧着し加工した工業製品を「木質系の加工材料」と総称します。
突板合板、ベニアコア合板、プリント合板、メラミン化粧合板など多様な種類があり、コストパフォーマンスと量産を目的としています。
こうしたものは、購入した時が一番良い状態です。
それからは着色した部分に傷がつくと芯材が見え、表面材が剥がれてゆきます。
長期間使用するのではなく、早いスパンでの買い替えが前提となるものとなります。
●ガラス
ガラス天板はモダンでスタイリッシュな雰囲気になるのが魅力です。
透明な分、圧迫感が軽減される効果もあります。
水や薬品にも強い為、気兼ねなく使う事が出来ます。
反面、見た目に冷たい印象があり、実際に触れた際にも冷たく感じてしまうこともあります。
また、食器を置いた際に大きな音が出てしまう、傷が付いた際に補修するのが大変、指紋が目立つ等の使い勝手の悪さは否めません。
お住まいのインテリアのテイストがモダンで上記のデメリットも受け入れられるのであればお勧めです。
●タイル
木枠にタイルを落とし込んだデザインが一般的です。
濡れたグラスや熱い湯呑等を置いても安全です。
タイルには様々な柄やカラーがあり、住まいのアクセントとして使用することも可能です。
書き物をする場合はタイルの凹凸や目地があることで段差が生まれる可能性もあるので、下敷きやノートを使用した方が良いでしょう。
●無垢材
いわゆる「木のテーブル」ですが、最初に紹介した「木質系の…」とはまるで異なるのが無垢材です。
無垢材とは原木(丸太)から切り出したままの自然な状態の木材をさしたものです。
それを使用して製作した家具は「無垢材家具」とカテゴライズされます。
乾燥・加工には時間と手間がかかり、熟練の職人の技術があってこそ、その本当の良さを得ることができます。
家具蔵でもこの無垢材を使用したリビングテーブルを多数ラインナップし、サイズ展開も豊富に、様々なニーズに対応できるよう体制を整えています。
無垢材の特徴は
無垢材の主な特徴は「頑丈で長持ち」「使い込む程に味わい深くなる」「傷や汚れ等を修復することが出来る」といった点が挙げられます。
家具蔵でつくられるテーブルに使用するのはすべて「広葉樹」です。
「広葉樹」はわかりやすく言うと「平たくて幅の広い葉を持つ木」のことで、街中でよく見ることができるのはケヤキ、ポプラ、サクラ、ブナ、カシなどがそれにあたります。
無垢材テーブルに必要なのは「強度があり傷がつきにくい」ことであり「揺れに強い」ことです。
広葉樹は強度があるので重量のあるものを収める可能性のある収納家具や長期に渡って使用することになり、そのなかで傷などがつく可能性も高い(つまり傷がつきにくいものが良い)テーブルにも向いています。
私たち家具蔵のお客様でもお子様やお孫様に引き継いで使用している方も多くいます。
また、無垢材は無着色のものであれば、使い込むごとに色合いを変えていきます。
これは無垢材の最大の魅力といっても過言ではないかもしれません。
使い込む程に色味が深くなり、艶も出てきます。
ご家族の思い出が時間とともに刻まれるテーブルとなる。
これが無垢材の素晴らしさです。
さらに無垢材は傷や汚れ、へこみ等を修復することも可能です。
長い時間を経てもそもそも丈夫なので、削り直しなどの修繕を行うことで一生ものとしてもお使いになることができるものとなります。
リビングテーブルに無垢材を
様々な用途が考えられるリビングテーブル。
無垢材のものであれば長く使用することができるうえ、その本物の素材感は空間に「格」を与えてくれるものとなります。
当然そこには使いやすいサイズや仕様が伴っていなければいけませんが、家具蔵なら様々な事例を豊富に知るプロスタッフが、貴方のニーズにぴったりの一台をご提案します。
ダイニングテーブルや収納家具のように大きなスペースを占めるものではありませんが、だからこそ「入門編」としても手ごろなのも事実。
デザイン、樹種、サイズ等をお住まいに合わせて最適なものをご提案致します。
皆様のお住まいで過ごす時間がより心地良くなるようなお手伝いが出来れば幸いです。
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