「和モダン」な部屋のコーディネートにウォールナットが最適な理由は
2021.1.19
「和モダン」=日本人が古来より慣れ親しんできた伝統的な「和」のデザインと、現代風のモダンなデザインを融合させたもの、の総称です。
インテリアにおいても、この「和モダン」は私たち日本人にとっても馴染みやすいものであることから、もはや普遍的な人気を誇ります。
今回はこの「和モダン」に人気樹種の「ウォールナット」がとても良く合う、というお話です。
コーディネートの際にはどのようなポイントを押さえておくと良いのでしょうか。
和モダンとウォールナットの特徴は
まず、「和モダン」の特徴をあらためて考えてみます。
前述のように、和モダンとは日本の昔ながらの伝統的なデザインと現代風のモダンスタイルを合わせてコーディネートするのが特徴です。
自然と調和する「和」の雰囲気に、現代のデザインが合わさることで新しい味わいを生み出します。
色合いなどもしかりですが、古来より日本建築は自然の素材感・風合いを生かしたものが多く、木目をデザインとする無垢材家具とも相性の良いスタイルです。全体として木材や竹材を自然のままの姿で使用するのが主流です。
一方でウォールナットですが、このウォールナットも世界各地で様々なものが存在します。
家具蔵でも取り扱う北米産の「アメリカンブラックウォールナット」はその最高峰とも言われるもので、強度・加工性・素材としての万能性、そして何よりもその高級感で世界的に高い人気を誇る銘木です。
特徴はなんといってもその濃茶の色合い、そしてまるで水墨画を思わせる、流れるような木目でしょう。
無着色で仕上げた場合には徐々に色合いが明るくなってくることも相まって、木目が際立ち、その美しさも日毎に増してきます。
素材そのものの装飾性が中世の時代から現代にいたるまで、高級材の代名詞となってきた由縁でもあるのです。
和モダンとウォールナットの相性を考えてみる
そんな「水墨画のような木目感が徐々に際立ってくる」という特徴をふまえた場合、いわゆるジャパニーズテイストにウォールナットが合うのは明白です。
アメリカ生まれの材が日本のスタイルに、というのも興味深い話ですが、ウォールナットの一枚板を和室にレイアウトすると非常に良く合うのは明白な事実です。
日本で昔から親しまれてきた木材はケヤキ、タモ、ナラ、クリなど色味が赤かったり明るかったりするものが多く、これはこれで「和」を表現するにはぴったりの樹種です。
しかし「和モダン」というテーマで考えた場合、モダンさを感じるのは黒・白・グレーなどやや硬いイメージのあるものでもあります。
その視点で考えた際にウォールナットの持つ色感はぴったりといえるでしょう。
「畳のある和室」は、日本人がもはや遺伝子の部分で「ホッと落ち着く」空間と言えます。
しかし、現代の住空間においてそんなコテコテの和室を用意しておくのもなかなか難しい場合もあるでしょう。
洋間のすぐ横に数畳の和室スペースがある、といった方も多いかと思います。
そんな時にやりすぎない和テイスト、またはほかの空間とバランスのとりやすいモダンテイストを組み込みたい場合にはウォールナットの家具をレイアウトするのはまさに「もってこい」なのです。
どんな家具でウォールナットと和テイストを共存させるか
内装そのものに和の意匠があり、そこに対してウォールナットの家具をレイアウトするのではあれば、一番取り入れやすいのは一枚板テーブルです。
ソファ前のリビングテーブルに採用するのも良いですし、畳のある和室の座卓としても良いでしょう。
先述したウォールナットの持つ「水墨画を思わせる木目感」はそれだけで和テイストを演出してくれるうえ、そのうえでその色味はモダンそのものです。
一枚板天板の持つおおらかなカーブと、自然形状はそれだけでナチュラル感=和風建築や文化が大事にしてきた自然を活かすデザインと大きく合致します。
もしくはダイニングセットで和モダンを表現する、という方法もあります。
この場合、ダイニングテーブルはあえてモダンさを前面に出して、直線基調のシンプルなデザインを。
そのうえでダイニングチェアを和の意匠も盛り込んだものとすることで和モダンなダイニングスペースが完成します。
家具蔵のラインナップでは、「テーブル ダン」×「チェア ゼン」などはどうでしょうか。
直線的なフォルムを基調としながらも、天板の側面を内側に削り込むことにより、無垢材の優しさも表現した「テーブル ダン」。
4隅の脚がモダンさをさらに演出します。
それを日本が世界に誇る「和」の意匠を巧みに取り入れながら、有機的で人の身体にフィットするデザインを実現させた「ゼン」でまとめます。
日本の誇る木工の伝統技法をふんだんに取り入れたチェアは日本の和洋折衷入り混じる日本の住空間にもピッタリの一脚です。
和モダンではウォールナットの持つ色調や無垢材としての美しい特徴を生かすことが可能です。
高級感のあるワンランク上の和モダン空間。
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