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木のキッチンを選ぶ際におさえておくポイントとは

2021.5.26

 

 

木のキッチンとは


住まいの中心であるリビングダイニングの内装や家具に「木」を取り入れて寛ぐ空間にしたい、という要望は増々広がり、特にここ1年いわゆる「おうち時間」が増えたことで、その傾向はより一層高まっています。

家族で長い時間を過ごすリビングダイニングにキッチンも含めた「LDK」を一つの空間として全体を「木」でコーディネートすることで、例えばカフェの要素を取り入れたような、温もり溢れた快適な空間が生まれます。

このようなオープンスタイルのLDK、その中心になるのが木のキッチンです。

これまでのキッチンはあくまで「設備」として捉えられていましたが、今は違います。

「家具」としての要素を大切にしながら「設備」の充実度を持ち合わせたものを。

家具を選ぶようにキッチンを選ぶ。

これは家具と同じ基準でキッチンも選ぶ、というように言い換えても良いでしょう。

無垢材・無着色の家具が時間とともに深みを増すのと同じように、キッチンやキッチンと対となるバックセット=キッチンボードも魅力を増していくなかで積み重なる毎日の暮らしは、時間をかけるほど豊かな調和を醸し出していきます。

 

 

 

キッチンの構成


 

 

レンジフードやコンロといった機器を除くキッチン本体は「カウンター」「Box」そして「扉や引き出し」等の表面に現れる面材から成り立っています。

まずカウンターですが、木のキッチンと聞くと当然カウンターも無垢材で、とイメージされがちです。

もちろん、そういったキッチンもありますが、火や水を使い調理する土台となるカウンターです。

熱や水に強く、手入れしやすく、更に傷がつきにくいという条件が最優先となります。

さらに最近は家族それぞれがキッチンに立ち、調理や片付けをするというシーンが当然のように繰り返されています。

お子さんが母親と一緒に料理やお菓子作りを楽しむ、食育という言葉にはそんなアプローチもあります。

また、ご主人が家族の為に腕を振るう、ひょっとするとタブレットやスマホとにらめっこしながらレシピを見て奮闘するということもあるでしょう。

要は様々な想定がある場所には、誰もが使いやすいものが必要なのです。

無垢材は丈夫で傷も味になるという素材ですが、調理の為の面台に使うならこの場所はステンレス、人工大理石のようにスタンダードな素材、また最近採用が多くなっているクォーツストーン(人工水晶)、セラミックなどがカウンター材として条件に見合った素材です。

これらの中から家族に合った、自分に合ったカウンター材を選定するとよいでしょう。

次にBox部は手入れのしやすい素材且つ、引き出しのレール、扉の丁番は開閉しやすく丈夫な物を選びましょう。

特に引き出しは調理器具が納められた重い状態で開け閉めをするので、開閉に必要なレール金物への負担は大きくなります。

従って耐久性を備え、引き出しを閉める際に強めに押しても、ゆっくりと静かに閉まる機構を備えたレールが主流となっています。

調理や片付けでは引き出しや扉の開閉動作が多くなりますので、収納量に耐える丈夫さと使用時の快適性を備えたものを選定しましょう。

 

メンテナンス


 

 

木のキッチンについて一番多い質問は「無垢材は特別な手入れが必要になるのか」というものです。

これはキッチンに限らず、ダイニングテーブルなどの無垢材家具全般についても多い質問です。

大切に使いたい木のキッチンや家具ですから、このような質問は当然のことでしょう。

毎日のお手入れは使う人にとっては大切なポイントで、できるだけ気軽に簡単に済ませたいと誰もが思います。

無垢材家具の場合はウレタン仕上げ、またはオイル仕上げが主な方法です。

そしてキッチンの場合はウレタン仕上げが主流です。

その理由はやはりメンテナンス性。

水撥ねや油汚れが伴うキッチンですから、汚れがふき取りやすくシミなどが付きにくい、そして手入れが簡単であることが求められ、ウレタンクリアフィニッシュはそのニーズを満たしてくれる仕上げです。

普段のお手入れは水拭きで、汚れが気になるときは中性洗剤を希釈して汚れを拭き取ります。

また、汚れや手入れをどのように処理するか、も非常に重要ですが「剥がれ」「剥げ」については意外と皆さん気にしていないように感じます。

いわゆる「木の家具」の一部が剥がれていて、中身が見えているのを見たことがあるでしょう。

あれは「木質系の加工材料」と呼ばれるものに化粧板やシート材を貼り付けていて、それが剥がれている現象です。

それぞれの面ごとに素材(シート等)を張ったものは、長く使用するうちに角から剥がれてくることがあり、その剥がれた箇所から湿気が入り皴状になる、或いは剥がれが広がったところに埃や汚れが染みつきます。

つまり「傷んでくる」のです。

無垢材はこういった「木目調」と呼ばれる化粧板やシート材とは違います。

いわば「木の塊」ですから剥がれることはありません。

また無着色であれば色剥げも無く、長く美しく使用することができます。

無垢材の場合は使う程に深みを増していきます。

無垢材で作るキッチンは、使い込むほどに良くなるキッチンや家具なのです。

キッチンと併せてキッチンボードやカウンター収納も同じ素材でコーディネートできるのも大きな魅力です。

 

 

無垢材でLDKをコーディネート


 

 

より質の良いものを、より自然に近いものを暮らしに取り入れたいという思いを叶える「木のキッチン」

その温もりは、人を癒し活力を与えてくれます。

木のキッチン、無垢材の家具はどのような空間にもマッチし、最初からまるでずっとそこに存在していたような感覚を与えてくれます。

それは時間をかけて育つ木の、そして自然材の持つ力なのでしょう。

他の人工的な素材、工業製品とは全く違います。

家具蔵で製作する木のキッチン、無垢材キッチンはメープル、ナラ、チェリー、ウォールナットの中からセレクト可能です。

リビングダイニングの家具とのトータルコーディネートも可能です。

こここそが家具のように選ぶ木のキッチンの神髄であり、統一感のある空間を生み出すことに繋がります。

今回のテーマ「木のキッチンを選ぶポイント」で一番重要なこと。

それは適材適所の素材選びと、家具と同じ基準で木のキッチンを選ぶこと。

そして同じ素材、質感でLDKをトータルコーディネートすることが心地の良い毎日へと繋がるのです。

毎日を過ごすLDK空間。

そんな場所で豊かな木の暮らしに送りたいというご要望は、最寄りの家具蔵のキッチンスタジオまで、お気軽にお問い合わせください。

 

家具蔵の無垢材キッチンのある暮らしの事例はこちらから

 

 

 

 


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