失敗しないデスク選びに必要なポイントは?
2021.8.15
目次
リモートワークはそれに適した場所が意外と少ない
リモートワークはもはや一握りの人が行うものではなく、働き方におけるスタンダードのひとつとなってきています。
問題はその「場所」です。
リモートワークはご存知のように「在宅ワーク」ともいわれます。
つまり自宅で仕事を行うわけですが、その自宅に仕事に適した場所が無い、というのが最近多い悩みでもあるのです。
マイデスクを持つことで仕事の効率が上がる
多くの人はダイニングテーブルで仕事を行っていると聞きます。
あるいはリビングの座卓。
それよりもやはりしっかり椅子に座って、仕事の道具や書類もすぐに手の届く位置に置くことのできる「マイデスク」の方がその作業の効率性は上がるというものです。
自室のデスクスペースと、リビングダイニングへの行き来でオンとオフの切り替えが上手くいく…、といった話も耳にします。
デスクを導入するなら「どんな作業をするか」をしっかり見極める
成人の人が改めて自分用のデスクを導入する際に必要なことは、「どんな作業をするか」を具体的にイメージすることが大切です。
「ノートパソコン1台で仕事をする」
「パソコンだけでなく、書類を広げながら作業する」
「モニターを複数台設置したり、デスクトップ型を使っている」
など、仕事の進め方や必要な設備は人それぞれです。
それをふまえて、自宅で使用するデスク選びのポイントは大きく分けると以下の3つが挙げられます。
●サイズ(幅、奥行、高さ)
●素材(長く使い続けられるものか)
●デザイン(空間に馴染むものかどうか、自分の好みか)
今回はこの3つのポイントをそれぞれ解説しながら、どのようにオーダーデスクを選んでいけばよいのかをご紹介していきます。
サイズ選びはまず「幅」を決める
1つ目のポイントは「サイズ」です。
設置するスペースとの兼ね合いもありますが、どんな作業を行うかによって、選ぶべきサイズも変わってきます。
まずは「幅」。
例えば作業はノートパソコンだけで完結するのであれば、総幅は70cm~90cm程度でも不便さはないでしょう。
モニターも設置したい、書類を広げて確認したいなど、横に広く使用したい場合には、90~120cm程度、あるいはそれ以上あると、作業スペースが広くなり、仕事の進み方もスムーズになります。
奥行はしたい作業と設置スペースのバランスを考えて決める
この「奥行」も作業の効率性を高めるうえでは非常に大事。
奥行次第でデスクの使い勝手や作業のしやすさが変わってきます。
ただ、奥行きが広すぎてもデスクスペース以外の場所が窮屈になるため、全体のバランス(椅子の出し引きやその他の家具、ドアなどの開き角度など)を考えてサイズを決定します。
一般的なワークデスクは60cm前後の奥行があることが多く、60cm以上あればデスクトップのパソコンを置く=モニターとキーボードがある状態で、書き物なども可能になります。
リビングなどに置くための省スペースのデスクは奥行が45cm前後のものが多いですが、これは作業がノートパソコンなどで完結する、あるいは書き物しかしない、という人に最適です。
設置する場所の幅はとれないけれど、奥行には余裕があるという場合には、L字型デスクや、連結天板を利用してL字型に拡張するのもおすすめです。
高さは合わせる椅子を基準とすることで快適な作業性となる
「高さ」は意外と軽視されがちなポイントですが、ここが自分に合わないと姿勢が不自然になり疲れやすくなってしまいます。
快適な作業性、能率よい仕事を求めるなら、この「高さ」もしっかり確認しなければいけません。
この高さの基準は合わせる椅子の座面高によって変わります。
椅子は着座時に自身の足の裏が床に着いていることが望ましいので、それができる座面高から「28~30cm」上に天板があるのがベストです。
そうすることで、不自然に肩が上がったり、あるいは背中を丸めて作業することが無くなります。
日本で販売されているデスクのもっともスタンダードな高さが72cmです。
そこから計算すると、丁度良い椅子の座面高は42~44cm。
空気圧で座面を昇降できるものもありますが、そうでない場合には「椅子は足の裏が床に着くものを選ぶ」「そのうえでデスクの高さを決める」ということを覚えておきましょう。
購入時に高さを調整できるような受注製作のものであれば調整もしやすくなります。
在宅ワークに最適なデスクの素材は「無垢材」
デスクの素材は金属、ガラス、樹脂、木製など様々です。
そのなかでも見た目の温かみや触り心地でもっともお勧めしたいのは木製のもの、なかでも無垢材で作られたものとなります。
無垢材とは原木(丸太)から切り出したままの自然な状態の木材をさしたものです。
自然な木目の表情や色合いは目にも優しく、その模様は1/fゆらぎと呼ばれる自然界に普遍的に存在するリラクゼーション作用のあるものとなります。
触り心地も良い無垢材は「木質系の加工材料」と呼ばれる(代表的なものに合板などがある)ものとは違い、木そのものであり、木の持つ本来の表情や風合いを楽しむことができます。
毎日の作業で使用していれば傷が付くこともありますが、それすら目立たず味になっていきます。
無着色でつくるものは経年での色の変化も大きな魅力です。
時間が経つごとに古びていくのではなく美しくなっていく無垢材デスクは耐久性も抜群なので長く愛用することが可能です。
空間の雰囲気に馴染むデザインを選ぶ
生活様式の変化によって自宅と仕事場の境界線が曖昧になったとしても、本来自宅とは自分が一番リラックスできる「オフ」の場であることを忘れてはなりません。
使い勝手が良いからと会社と同じ無骨なスチールデスクを自宅に置いてしまったら、リラックスできる空間の雰囲気は崩れてしまいます。
家具やカーテンやラグといったインテリア、食器や雑貨を選ぶ際には自分の家に置きたいと思う、気に入ったデザインを選ぶことがとても大切です。
自宅で仕事をしない生活様式に戻ったとしても、休日の趣味の時間や毎日の読書、あるいは余暇の時間でもそこにいたくなる、ずっと長く愛しながら使えるデスクを是非選んでください。
私たち家具蔵では無着色の無垢材から作る、世界に一つのオーダーデスクを用意しています。
自宅のデスクワークの時間も豊かな楽しい時間になるような無垢材のデスク。
各店に展示がありますので、お近くにいらした際は見た目、触り心地、デザインなど見てみて下さい。
豊富なサイズバリエーションの中から、あなただけの一台が見つかるはずです。
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