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「料理を美味しく見せてくれる」テーブルとは

2021.8.19

 

今回のテーマは「“料理を美味しく見せてくれる” テーブルとは」。

そもそも私たちの脳は、どんなときに「料理が美味しそう」と思うことができるのでしょうか。

 

 

五感で感じる美味しさ


 

 

人間には、ご存知のように五感というものがあります。

五感とは視覚・嗅覚・味覚・聴覚・触覚の5つの感覚で、これらの感覚によって私たちの身の回りのこと、ものとその状態を認識します。

お菓子を食べて「甘い」と感じる。

レモンを頬張って「酸っぱい」と感じる。

「これ美味しい!」「この味嫌い」と感じる…。

私たちは日々さまざまな味覚を感じています。

自分の舌を良く見てみると、ブツブツしたものが確認できます。

このブツブツが様々な味覚を受け取る「味蕾(みらい)」と呼ばれる感覚器官です。

口の中に入った食べ物は唾液に溶かされて、味蕾の受容体でとらえられます。

その情報が脳に送られ「甘い」や「酸っぱい」などと「味」を感じるようになるのです。

ただ、この「味」は舌で感じる味覚だけでなく、嗅覚(香り)、触覚(食感、温度)、視覚(見た目)、聴覚(音)など五感が統合された感覚でもあるのです。

例えば、キンキンに冷えたビールと生ぬるくなったビールを飲み比べてみて、どっちが美味しいと感じるか想像してみてください。

お肉屋さんで買ったコロッケを食べた時に、衣が「サクッ」と音がするのとしないのとでは、どちらが美味しく感じられるでしょうか。

お好みはあるかと思いますが、キンキンに冷えたビール片手にサクっと揚がったコロッケを食べた方が、ぬるいビールを片手にベタっとしたコロッケを食べるより美味しいと答える人の方が多いと思います。

見た目もまた大切です。

お刺身の定番であるマグロの赤身。

それを引き立てるように並ぶ白い大根のつま、その傍らに緑の大葉と紫蘇の花穂。

そんな瑞々しい光景を見ただけで、これは間違いなく美味しいと想像がつきます。

いかがですか、お腹がすいてしまいそうですが、美味しさには五感で感じることの大切さがお分かりいただけたと思います。

 

 

食事が美味しそうに見える色


 

 

一般的に暖色系の食材の方が美味しそうに見えると言われています。

かつ色が濃いほど美味しそうに見えることがあります。

生卵を想像してみてください。

淡い黄色の黄身とオレンジ色に近い黄身、これから卵かけご飯を食べようと思った時、どちらの卵を選びますか?

きっと色の濃い黄身の卵を選ぶ人が多いのではないでしょうか。

黄身の色が濃いと、なんだか栄養価も高く感じてしまうのも不思議なものです。

暖色系が食欲を増進させる一方で、食欲を減退させる色が「青」と言われています。

それは、自然界に存在する食材の中に「青」は存在しないためと言われていいます。

魚や動物の肉は白やピンク・赤色、ナスやぶどうも青に近い色合いでも赤味を帯びている紫色などです。

つまり、青い食べ物を見ても、脳が食べ物ではない、美味しくないモノと勝手な判断を下してしまうのです。

(その本能を利用した青色ダイエットなど流行ったこともありました)

 

 

美味しそうに見える色」をインテリアにあてはめる


それでは、この食事が美味しそうに見える色を、インテリアに当てはめて考えることにしましょう。

中華料理店やファミリーレストランの内装を想像してみると、オレンジや赤色など暖色系の色を活用していることが思い起こされます。

では、家庭の中ではどうでしょうか。

ランチョンマットやテーブルクロスなどで演出することもできますし、食器にこだわると、料理や食材を美味しそうに引き立てることができます。

そして、食材や料理をひときわ美味しく見せてくれる舞台が無垢材テーブルです。

無垢材テーブルの中でも、無着色で仕上げられたモノは年月とともにあたたかな色合いに変化します。

アメリカンブラックチェリー(チェリー材)は、うっすら色づくサーモンピンクから濃いオレンジ系の色へと変化し、アメリカンブラックウォールナット(ウォールナット材)は、青紫系から赤紫系へと変化します。

特にこれらの無垢材で作り上げられたものは、テーブルそのものが、料理や食材を美味しく見せる舞台となっている代表的な存在です。

さらに、これらの濃い色合いの無垢材テーブルは、白い食器が映えるのもポイントです。

白いお皿は、どんな料理にも合い、料理が映えて美味しそうに見ます。

彩りが際立って綺麗に見える代表格です。

 

 

無垢材テーブルで料理をセンスアップ


 

 

腕を振るった料理も器のセレクトを間違えてしまうと雰囲気が台無しになってしまうこともあります。

一流の料理人は、自身の料理を活かすために器にもこだわります。

食通で有名なかの魯山人の言葉に「食器は料理の“きもの“」というものがあります。

良質で腕の良い職人が仕立てた着物の中から、さらにその人とその場所にあった着物を選ぶことで、人は輝きます。

テーブルも良質の素材で腕の良い職人が仕上げたものを選び、空間と料理にマッチすることで人も空間も料理も輝きを放つのです。

世界に無数にある「テーブル」。

その中から、本物といえる一台・一枚を見つけ出すことは毎日の「格」を上げ、さらなる喜びを得ることにもつながります。

家具蔵ではそのお手伝いをすべく、世界中から選りすぐった銘木からつくった一枚板やテーブルをご用意してあなたをお待ちしています。

 

無垢材テーブルと料理の美味しいカンケイも盛りだくさんの事例集はこちらから

 

 

 

 

 

 


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