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エクステンションテーブルを「無垢材」で

2021.9.2

 

 

エクステンションテーブルとは


 

 

テーブルにはそれぞれ、その形状や特徴などに違いがあり、それがそのまま呼び名や分類となることがあります。

例えば、無垢材の一枚板を天板に使用した一枚板テーブルなどがそれに当たります。

ラウンドテーブルは、その正円形の形状がその名前の由来です。

そうした分類を見ていくと「エクステンションテーブル」というものに行き当たることがあります。

「エクステンション」とは「伸びる・延長する」という意味を持つ言葉です。

従来の形状から幅を伸ばすことや、あるいは逆に縮めることができるテーブルのことをエクステンションテーブルと呼んでいます。

 

 

エクステンションテーブルはこんな人に選ばれる


 

 

通常は少人数でのテーブルの使用となるので小さくしておきたいが、来客などがある時に大人数でテーブルを囲むことができるように、あるいは料理などがたくさん並べて置けるように。

そういった目的を持つ人からの需要があるエクステンションテーブルは、最近では在宅ワークの増加に伴い、仕事の資料などが増えた際に便利、という目的での引き合いも増えてきています。

今は1名ないし2名で暮らしているのでテーブルに大きさは求めないが、いずれもっと多い人数で使用することもあるかもしれない、そういった将来的な構想も交えて、このエクステンションテーブルを採用する人もいます。

 

円形と角形、それぞれの特徴は


 

 

こうした「形状を変えることができる」エクステンションテーブル、その形状は大きく分けて2種類となり、それは「円形」と「角形」に分類されます。

基本的に円形は正円の状態を伸ばすことで楕円形になります。

角型は正方形から長方形、もしくは長方形がさらに大きな長方形になるものが一般的です。

円形のテーブルはその形状が持つイメージが優しく、柔らかい雰囲気を生み出すものとなります。

そのため、空間を優しい雰囲気にしてくれることから人気があり、互いが45度の角度で隣り合うことや全員が中央を向くことでのコミュニケーション性の高さが大きな特徴です。

一歩で、壁面に付けての設置には向いていないため部屋の中心での設置になることが多く、椅子の出し引きやテーブル周囲の回遊性などに注意を払う必要があります。

角形のものは、多くの住まい・部屋は基本的に直線で構成されているものが多く、その点で相性が良いものとなるでしょう。

壁に接した状態でレイアウトできるのでスペーシングについても融通が利きやすくなります。

また、同じ外寸であれば円形に比べて天板の面積が広いことは作業性などでメリットがあります。

実用性を考慮すると、角形(長方形)を選ぶ人も多くなるのは納得です。

こうしたテーブルの形状は使い勝手はもちろんのこと、その空間の雰囲気を大きく左右するものです。

それによって暮らしは大きく変わってきます。

自身の好みが最優先となりますが、迷う場合には家具販売店などで自宅の間取りなどを参考にしながら相談すると、最良のものを選択することができます。

 

 

バタフライテーブルとはここが違う


エクステンションテーブルには天板の裏側に内蔵されたもう一枚の天板を、片側もしくは両側スライドして拡張する「スライド型」と、天板を左右にスライドさせ、真ん中にできたスペースから拡張用の天板が広がりながら出てくる「センター伸長型」の2種類に大別されます。

その中で他のエクステンションタイプと明確な線引きがされることも多いのが「バタフライタイプ」です。

バタフライタイプは拡張させない時には天板を下向きに折りたたむことで、コンパクトなテーブルとなります。

他のエクステンションテーブルと較べて、拡張・収納が容易であることと、天板を畳んでいる面には座ることができない(あるいは座りにくい)ことの両方が特徴として挙げられます。

 

木製でも「無垢材」と「木質系加工材料」の違いがある


 

 

エクステンションテーブルも他のテーブル同様に様々な素材のものが存在しますが、やはり一番多いのは木製のものです。

そこではさらに大きく「無垢材」と「木質系の加工材料」と呼ばれるものとに分かれます。

ここで多いのは後者の「木質系の加工材料」を使用したものであり、無垢材を使用したものはあまりありません。

まず「木質系の…」が多い理由として安価で大量生産が可能なことが挙げられます。

ローコストで均一品質のものを手軽に手に入れやすいこの「木質系の…」を使用したエクステンションテーブルですが、長期の使用においては寿命が短い点は考慮しなければいけません。

基本的に積層したベニヤ(木材から薄く剥かれた「単板」のこと)の表面に化粧シートや、突板を圧着し加工した工業製品であり、表面の剥がれや傷の目立ちなどの劣化から比較的早い段階での買い替えも考えられます。

無垢材は原木から伐り出した板材であり、天然木そのものとも言えます。

こうしたものは特に無着色で製作することで経年での色の変化を味わいとし、傷なども目立ちにくく、またそれを修復することが可能となります。

端的に言えば長く使用することができるのが無垢材の家具なのです。

 

無垢材のエクステンションテーブルは少ない


ではなぜ無垢材で製作するエクステンションテーブルが少ないのか?

それは無垢材の特性にあります。

無垢材はいわば「木そのもの、そのまま」ですからしっかりと事前に乾燥を行い、熟練の職人が手掛けるものでないと反りや歪みといった「動き」が起きる為です。

その動きは、たとえ僅かなもので会ったとしても金物などを使用して伸長させるエクステンションテーブルでは可動しなくなる・あるいは伸長の際に引っ掛かったりなどの手間を覚えるようになる、といった不具合を招きます。

コストの面から考えても、無垢材のエクステンションテーブルをつくる家具メーカーが少ないのはそのためです。

 

家具蔵の無垢材エクステンションテーブル


 

 

しかし、私たち家具蔵ではこの無垢材でエクステンションテーブルを「円形」「角形」の2種類、しかも常時3種の樹種でご案内しています。

原木仕入れから十分な時間を掛けて乾燥させ、反りや割れを出し切ったところから部材を採り出します。

反りや動きを極力排除したものづくりで無垢材のエクステンションテーブルを実現させています。

タイプは「センター伸長型」。

内部に折りたたまれた拡張天板を拡げるだけの構造は女性などでも簡単に伸長・収納の作業が容易です。

見た目も伸長する天板が元の天板下に格納されているためスッキリと感じられます。

脚も同時に広がることから、天板下を広く使うことができ、椅子が設置しやすいのもメリットです。

無着色の無垢材であり、長く使用することができながら利便性も兼ねているエクステンションテーブルは以前からのロングセラーとして多くの方に愛用頂いています。

 

暮らしの様々なシーンに合わせ形、サイズが変えることができるエクステンションテーブル。

長く使用できるもの、風合いを持ったものを探しているのであれば、家具蔵各店での展示を一度ご覧ください。

 

家具蔵の無垢材エクステンションテーブル「ローベルⅡ」はこちらから

 

家具蔵の無垢材のエクステンションテーブル「フレスコ」はこちらから

 

 

 


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