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2人暮らしの家具選び ダイニングテーブルの適正なサイズは?

2021.11.23

 

 

テーブル選びでやはり気になるのは「サイズ」


 

 

ダイニングスペースの「主役」であるダイニングテーブル。

住まいの顔ともなるだけに、その選定には力が入るという人も多いのではないでしょうか。

デザインや素材などダイニングテーブルを購入する際に考慮すべきことは様々ありますが、やはり気になるもののひとつにサイズ、つまりテーブルそのものの大きさがあります。

想定している人数がきちんと着座できるだろうか、空間との兼ね合いは?

そういった「サイズ」に関する質問は私ども家具蔵でもたいへん多く、インターネットの検索においても非常に多くみられます。

 

 

多様な暮らしのスタイル


 

 

現代においてライフスタイルは多様になってきており、一言で「家族」といってもその在り方もまた様々です。

そのなかで夫婦、パートナー、友人などとのいわゆる「2人暮らし」のスタイルも確実に多くなってきています。

そこで今回は、2人暮らしでのダイニングテーブルの適切なサイズと選び方を見ていきましょう。

 

テーブルのサイズのベースは「一人分に必要なスペース×使用する人数」


 

 

ダイニングテーブルは洋服や日用品とは違い、頻繁に買い換えるものではなく長期間使用するものですから、素材やデザインと同様にそのサイズ選びも非常に重要になります。

食事や作業の場として不足を感じるものや、空間に対してあまりに大きすぎるものでは毎日の暮らしに不便を感じるようになります。

ダイニングテーブルの基本サイズは、「一人分に必要なスペース×使用する人数」となります。

そこから想定の人数やテーブルの使い方に応じてサイズを決めていくのがベターです。

 

「動線」と「引きしろ」を考えて快適なダイニングスペースを


 

 

ダイニングテーブルに限らず、家具をレイアウトする際には家具そのものを置くスペースに加え、その周囲をスムーズに回遊できるスペースが必要になります。

これを「動線」と呼びます。

「動線」とは人が動く際に最低限必要なスペースのことです。

ここではダイニングテーブルのサイズを選ぶときの基準となる、「動線」に必要なスペースについて説明します。

ダイニングテーブルで食事をする際に1人が必要とするスペースは、一般的に「幅60センチ×奥行き40センチ」といわれています。

幅60センチは人の肩幅と同等で、奥行40センチは自身の手の届く可動域を元にしています。

つまり4人掛けのテーブルに必要な大きさは「幅120センチ×奥行80センチ」となります。

そこにどの程度ゆとりを持たせるか、テーブルのサイズはそれで決まります。

同時にダイニングスペースを快適にするためには、ダイニングテーブル周囲のスペース、つまり動線と椅子の出し引きに必要なスペースも考慮しなければなりません。

テーブル周囲のスペースが狭すぎると、立つ・座るといった動作がしづらくなります。

また、テーブルの周りを回遊しづらくもなります。

テーブルから壁までのスペースを以下のように設定すると、快適に過ごせるダイニングが完成するでしょう。

●椅子を引いて立ち上がる時:60センチ

●椅子に座っている人の後ろを人が通る時:60~90センチ

 

2人暮らしに最適なテーブルのサイズは?


 

 

次に今回のテーマである「2人暮らしに最適なテーブルのサイズ」について説明していきましょう。

2人が向かい合って座る場合、さきの基準で見た場合、ダイニングテーブルのサイズは幅60センチ×奥行き80センチが最低限必要です。

ただ、幅より奥行きの方が長いと見た目のバランスが悪くなります。

ここでは80センチ程度の正方形が適正サイズと考えておきましょう。

また、食事だけでなく仕事や作業スペースとしてダイニングテーブルを使う場合には、幅120センチ程度の長方形テーブルを選びましょう。

スペースに余裕がある場合は幅135センチ前後のものを選ぶと、よりゆったりと使用できます。

作業スペースが広く確保でき、状況によっては4人で食事をすることもできるサイズなので、来客にも対応できるサイズとなります。

 

 

作業場としての役割も兼ねるダイニングテーブル


 

 

昨今のコロナ禍で在宅勤務、いわゆるテレワークとなった人がグッと増えました。

日本でも数多の企業がコロナ対策、そして経費削減の一環としてテレワークを推奨し、オフィスのコンパクト化も進んでいます。

このテレワークという考え方は、もはや市民権を得たと言ってもいいでしょう。

テレワークをする際に、書斎や専用のワークスペースがあればよいですが、なかなかそうもいかないのが現状です。

その場合はダイニングテーブルが格好の仕事場となります。

あるいは趣味を楽しむ場としても活用することもあるでしょう。

そうしたいわゆる「作業場」としての役割もダイニングテーブルは兼ね備えることが出来ます。

 

テーブル選びは将来的な想定も視野に入れて


 

 

もし夫婦2人でダイニングテーブルを新規に購入するのであれば、将来的な計画も視野に入れることをお勧めします。

つまり、お子様の誕生などで使用人数が増える想定です。

そうなると2人用のテーブルでは手狭になることも多く、また、ダイニングテーブルをお子様の学習の場として活用するのであれば尚更手狭に感じるでしょう。

現代の学習法として定番となっている「リビング学習」は、自室で勉強を行うよりも、誰かが見ていることによるやる気の持続や雑音がある中での集中力の向上、不明点の迅速な確認といったメリットが有名です。

保護者の立場から言っても、学習進度の把握やコミュニケーションの向上を図ることができ、大きなメリットとなります。

 

ダイニングテーブルは大きめのものを選ぶ


 

 

こうして見てみると、あるひとつの考え方が浮かび上がってきます。

それは「たとえ2人暮らしであってもテーブルは大きい方が良い」という考え方です。

お互いがそこでゆっくり会話を楽しむのであれば、互いのスペースがしっかり確保されている適切な距離感が望ましいでしょう。

もしくは各々がそこで作業を行うのであれば、やはり広いスペースがあった方が効率の良い作業ができるはずです。

もちろん、住空間そのもののスペースの問題もあるので一概に大きい方がいいとは断言できません。

ただ、スペースにゆとりがあるのであれば、大きなテーブルがあることで行動選択の幅が広がります。

いまやダイニングテーブルは住まいの中心であり、そこで様々なことを行うことで得られるメリットは多大なものがあります。

そしてそのメリットを最大限得るためにはできるだけ大きなサイズを選ぶのがベストなのかもしれません。

その際にどんなサイズを選ぶのが良いのか?

どのようにレイアウトすれば良いのか?

ご不明な点は私ども家具蔵のスタッフにお声掛けください。

豊富な知識と様々な手法を使ったご提案で疑問やご不明な点を解決します。

スタッフ一同お待ちしております。

 

家具蔵の無垢材テーブルのある暮らしの事例はこちらから

 

 

 


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