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無垢材ダイニングテーブルを選ぶなら長方形?円形?

2021.11.26

 

 

住まいの中心となるダイニングは、家族やゲストが集まるとても大切な場所です。

そんな大切な場所に置くダイニングテーブルはまさに家の「顔」となります。

素材やサイズなど「これにしてよかった!」というものを選びたい、誰もがそう考えます。

ダイニングテーブルを選ぶ際に重要となるのが「形状」です。

それと同時に、どれくらいの大きさのものが置けるのか、あるいは何人座ることができるのか(あるいは座る予定なのか)が決まってきます。

また、家の「顔」というくらいですから、そのデザインや雰囲気は住まいのイメージを大きく左右します。

ここ最近ラウンドテーブル、いわゆる円形のものが人気を高めています。

一方で一枚板などの耳付きテーブルを含めた長方形のものも、やはり定番として根強い人気があります。

ラウンドテーブルにも憧れるけど、使い勝手のよさそうな長方形にすべきか…、それとも…。

今回はそんな悩みを持つ人向けに、それぞれの特徴をまとめました。

 

 

円形(ラウンド)テーブルの特徴


 

 

丸いものは人の心を和やかにしてくれます

ラウンドテーブルも同じく、その角のないデザインは空間に優しい印象を与えてくれることで人気を博しています。

カフェやラウンジなど、人が集まる場所で使用されることも多く、「会話が弾む明るい空間」というイメージがある形状です。

人は会話をする際、隣や正面に互いがいるよりも斜め45度の角度で向き合うのが一番リラックスしやすいと言われます。

これはカウンセリングの現場などでも使われている手法ですが、ラウンドテーブルにおいても隣に座る人が45度の角度になるため、家族やゲストが穏やかな気持ちで会話ができるのです。

また、必ず中央に視線を向けることになるのでコミュニケーションがとりやすく、会話が弾みやすいとも言われています。

また、回遊動線が柔らかくなり、身体をぶつけても痛みが少なく安心というのも特徴です。

 

長方形テーブルの特徴


 

 

いわゆるダイニングテーブルとしてはスタンダードとも言える長方形テーブル。

現代の日本の住宅は長方形の部屋が多く、また、直線基調の空間も多いのでどんな間取りにも馴染みやすいのが特徴です。

つまり、引っ越しなど、住環境の変化にも柔軟に対応ができるといえます。

そのデザインにも様々なものがあり、家具メーカーやブランドごとに様々なアプローチを見ることができます。

一枚板天板を使用した「耳付きテーブル」などもそのひとつです。

ラウンドテーブルよりサイズに対してのアプローチが豊富で、そのうえ、デザインそのものは普遍的ですからより多くのニーズに応えやすいものであるといえます。

 

ラウンドテーブルのサイズ選び


 

 

ラウンドテーブルを選ぶ場合には普段使用する人数とサイズ選びが重要となってきます。

まず、同じサイズ表記の正方形テーブルよりも角がない分、面積(作業スペース)は小さくなりますので、レイアウトの際には周囲にだいぶ余裕を持たせないといけません。

また、椅子が4脚以上ある場合、四方に椅子を出し引きすることになります。

正方形状にそのスペースの確保が必要となるため、広い空間でないと使いづらいかもしれません。

合わせて周囲の回遊スペースを確保しておくことも重要となり、そのためにテーブルが小さくなってしまっては作業や食事がしづらく、想定人数の着座が難しくなる可能性もあります。

サイズの目安として、1人で使用する場合は直径60~70センチあれば十分です。

2人なら直径90センチ、3人なら直径100センチ、4人なら直径120センチは欲しいところです。

それ以下になるとお互いのスペースを確保することが難しくなります。

そのうえで椅子を引くのに必要なスペース(イスのひきしろ)としては最低60センチ、肘掛付きの椅子(アームチェア)なら90センチ程度が欲しいところです。

常時2人での使用の場合、テーブルの左右だけ気をつけておけば椅子の引きしろは確保できます。

テーブルの前後も60センチあれば回遊可能ですので、仮に直径100センチのものとして縦方向に220センチのスペースを確保する必要があります。

「必要なテーブルサイズ+椅子のひきしろ+周囲の動線」、これをしっかり吟味したうえでラウンドテーブルを選ぶことがサイズ面での失敗を未然に防ぎます。

間取り図面で確認したり、家具販売店のスタッフに確認してから選ぶようにしましょう。

 

長方形テーブルのサイズ選び


 

 

一人分の食事スペースはおおよそ幅60センチ、奥行40センチと言われています。

つまり4人掛けなら幅120センチ×奥行80センチあれば、ダイニングテーブルとして成立するわけです。

ただし、それは最低限の大きさです。

家具量販店などでテーブルを見るとこの最低限のスペースに15センチの余裕を加えた「幅135センチ」程度のものをよく見ます。

あるいはそこにさらに余裕を加えた「幅150センチ」のものも目にするようになってきました。

大事なのはラウンドテーブルと同様に周囲の回遊スペースと椅子の引きしろとのバランスです。

そのうえで、もし置けるのであれば少しでも大きいサイズのものを選ぶことをお勧めします。

在宅時間が増えている今、ダイニングテーブルで家族と談笑したり、コーヒーやお酒を飲んで寛ぎたいという場合には隣の人との程よい距離感が必要となります。

この「程よい距離感」というのは「手を伸ばして届くか届かないかの距離」ともいわれ、それはおおよそ45センチ前後です。

先程の「最低限の大きさ=幅120センチ」に45センチをプラスすると「165センチ」となります。

このくらいのサイズがあれば隣とのスペースに余裕が生まれます。

一般的なサイズのものよりも少し大きめのテーブルとなりますが、ゆったり座ることのできる幅広の椅子を置くことが可能となり、余裕を持った作業や食事ができるようになります。

在宅ワークをはじめ、多様な作業を行う場所ともなっているダイニングスペースです。

そこに置かれる、そして顔となるダイニングテーブル、もし長方形を選択するなら、少しでも大きいサイズを選ぶことをお勧めします。

もちろん、テーブルが大きすぎて周囲の回遊が不便だ…、ということが無いように、ラウンドテーブル同様事前のシミュレーションは必須です。

間取り図や現地の採寸、パソコンを使用したイメージ作りなどで失敗の無いサイズ選びを心掛けましょう。

 

 

毎日使うものが変われば暮らしや過ごし方も変わってきます。

長方形と円形はどちらが良い悪いはなく、自分や家族の生活スタイルに合ったものが一番です。

特徴をそれぞれよく理解したうえで、デザインやサイズを選んでいきましょう。

お迷いの際にはぜひ家具蔵スタッフまでお声かけください。

 

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