ウォールナット材のソファを活かした空間作りとは?
2021.12.22
家族との団欒を楽しむ、お茶やアルコールを楽しむ、テレビを観る、身体を休める…。
いわゆる「寛ぎの場所」となるのがソファです。
お気に入りの、そして身体をゆったり預けることのできるソファがあるだけで、室内で過ごす時間の充実度がアップします。
数ある家具の中でもボリュームがあり、「大型の」部類に入るソファ。
ソファの選び方次第で空間の印象は大きく変わる、といっても過言ではないでしょう。
張地の素材や色、フレームの素材などソファはインテリアの主役となる要素をたくさん持っています。
今回は、私ども家具蔵でも長年定番として人気を博すウォールナット材のソファを活かしたレイアウトやコーディネートをご紹介します。
ウォールナット材のソファを合わせる空間
ウォールナット材の色合いはいわゆる「濃茶」と分類されます。
黒に近い色調なので、白、あるいは白系のものと合わせるとコントラストが生まれ空間にメリハリとアクセントをもたらしてくれます。
これが空間の広さを演出することになり、あまり広くない空間でこそ「重く見えないかな…」と心配せずにウォールナット材を取り入れてほしいと考えます。
室内の壁や天井の色味は白(あるいは白系)がほとんどでしょう。
ナチュラルな色合いの床材を選ぶ人も多い印象です。
そこに白系の家具を置くことでナチュラルな印象を際立たせることもできます。
ここに一転、ウォールナット材の家具を持ってくることでその色調がメリハリを生み、モダンな空間を作り出すことができるのです。
勿論、濃茶の床材の空間に合わせて「寄せる」コーディネートを行うことも問題ありません。
落ち着きのある、統一感を持った空間が出来上がるでしょう。
ウォールナット材のソファの張地はどう選ぶ?
ウォールナット材のフレームを持つソファを配置する際に(これはウォールナット材のソファに限った話ではありませんが)重要なのは「張地の素材、色」です。
素材の代表的なものといえば「革」と「布」です。
ウォールナット材のフレームを持つソファの場合、そのフレームの色合いだけで既に落ち着いた雰囲気は確保できています。
そこに黒や濃茶の革張地を合わせることでヴィンテージテイストのある、落ち着いた雰囲気が完成します。
布の場合は革のそれと較べるとややカジュアルな印象です。
もちろん、革の時と同様に黒や茶系の色合いの張地を選んでも良いですが、ここで白やベージュといった優しい色合いのものをチョイスすると落ち着きのなかに清潔感や温かみといった要素が生まれます。
モダンな雰囲気にしたいなら白系(あるいはグレー系)、温かみを出したいなら濃淡問わずベージュ系のものを選ぶと良いでしょう。
そしてウォールナット材は赤や紫といった少々派手な印象のある色とも相性が良い素材です。
例えば赤い本革の張地を選ぶことでラグジュアリーな雰囲気を演出できますし、サイドピローやサブクッションに紫などを指し色で使用してもグッと雰囲気が良くなります。
壁面を変えて、よりウォールナット材のソファを活かす
ウォールナット材のソファをさらに良く見せたい!という人にお薦めなのが壁面の雰囲気を変えることです。
さきにお話ししたように白(系)の配色が主な日本の住まい。
とはいえ、壁面に工夫や彩りを取り入れる人も以前に比べて多くなっています。
漆喰や珪藻土などの自然材で陰影と立体感をつける。
エコカラットなどを利用し、外壁のような雰囲気を室内に取り入れる。
単純にクロスの色合いを変える…。
漆喰や珪藻土は無垢材と同じ自然材ですから相性は抜群です。
室内環境の保全にも一役買います。
エコカラットをはじめとした壁面素材を使用し、レンガ調などの雰囲気を持ってくると、ウォールナット材の質感との相性は抜群です。
ただ、漆喰やエコカラットの導入は大掛かりです。
アクセントウォールにしたい、でも手間は掛けられないということならクロスの上から貼ることのできるオーバークロスがお勧めです。
ロール状になっていて大きな手間もなく手軽に壁面の表情を変えることができます。
こうした工夫で、ウォールナット材のソファがある空間がより一層映えるものとなります。
レイアウトも重要
最後に、ソファをどのように置くか、つまり「配置」で悩んだ経験がある人も多いのではないでしょうか。
ボリュームがある家具ですから、空間における存在感はなかなかのもの。
場合によってはその周囲が歩きにくかったり、他の家具と近すぎて圧迫感が出てしまうかもしれません。
一般的なのは、サイズや形状問わずテレビの正面に配置することでしょう。
テレビを視聴しやすく、収まりも良いので多くの人が取り入れているレイアウトです。
この場合のコツはソファの中心とテレビの中心を揃えると、スッキリとした印象になります。
あるいは縦に長い間取りの場合、あえてテレビの正面ではなく垂直に配置するのも良いでしょう。
窓を背にすることで空間の余白自体を広くとることができ、お子様がいる家庭などは自由に遊べるスペースも広がります。
あるいは窓に向けて間仕切り的に使用するのも良いかもしれません。
ウォールナット材のような色合いのはっきりしたものならば空間に明確なメリハリが生まれます。
仕事で疲れて帰ってきたときや、家事がひと段落したあとに体を優しく包み込んでくれるソファ。
今やソファは暮らしの「癒し」や「寛ぎ」のためのマストアイテムとなっています。
そこでの過ごし方は人それぞれですが、どこに置くか、どんな空間にするかで暮らしの質が変わります。
ウォールナット材のソファがある暮らしをお考えの方は、是非一度家具蔵へ足を運んでみてはいかがでしょうか。
専門スタッフが家具の配置から、サイズ選び、インテリアまでトータルでご提案いたします。
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