一枚板が叶える「自慢のダイニング」
2021.12.27
目次
家具購入の優先順位でダイニングテーブルが上位になる理由は
家具は新築や引越、リフォームやリノベーションなどが新調する絶好の機会となります。
そこで発生する悩みのひとつが「何から揃えていくか」という点です。
一度にすべてを買い揃えるのが難しい場合は、やはり優先順位を考えるもの。
そのようなときには「無いと困るもの」から優先順位を上位に付けていくのがセオリーで、そこで「ダイニングテーブル」を上位に考える人が多いようです。
ダイニングテーブルの買い替え需要も増している
引越をするまでもない(あるいはできない)が、今の住環境を変えたい場合にもダイニングテーブルの買い替えは多くみられます。
これは在宅時間が増加しているここ数年で特に顕著となってきました。
収納家具や椅子、あるいはデスクなどもここ最近で需要を伸ばしている家具ですが、そのなかでもダイニングテーブルを探している人が私ども家具蔵に来られるお客様にもとりわけ増えている印象があります。
それはなぜでしょう。
ダイニングテーブルの役割の変化
ダイニングテーブルは元来食事をとる場所として使用されていました。
食堂的役割のダイニングスペースと居間的スペースのリビングが一体となったリビングダイニングの間取りが一般的になった現代では、ダイニングテーブルは本来の役割に留まらず、多様な使い方をされる家具となっています。
家族それぞれが個々の作業を行う場であり、ダイニングテーブルで大人が仕事を行い、お子さんが勉強をする姿もコロナ禍もあって非常に多く目にする光景となりました。
あるいはゲストの対応の場として、多くの人の目に触れ、使われる場所でもあります。
現代の暮らしにおいてダイニングテーブルは皆が集まる場所であり、いわば住まいの「顔」と言っても過言ではありません。
そのような場所に満足のいくものを置きたいという希望が出てくるのは当然のことです。
そこで多くの人が白羽の矢を立てるのが「一枚板テーブル」です。
一枚板テーブルの存在価値と魅力とは
ダイニングテーブルには多くの種類があり、著名なデザイナーのもの、有名なブランドが展開しているもの、リーズナブルに購入できるもの、無名だが良いデザインのものなど百花繚乱です。
その中で高い支持を得ている無垢材のテーブルに多くの人が惹かれるのは、自然素材由来のあたたかみや滋味を日常の空間で毎日味わうことができるからというのが、理由のひとつでしょう。
また、素材として丈夫であり、傷みも味になり、メンテナンスもできることで長い期間使用することができます。
無垢材テーブルと一言で言ってもその製法やスタイルは様々ですが、そのなかの最高峰といえるのが一枚板テーブルです。
そもそも一枚板とは、高樹齢の1本の木から伐り出し、それを繋ぎ合わせることなく仕上げる一枚の板のことを指します。
皆さんも「一枚板」と聞くとうねりや湾曲が側面のあちこちにみられる、独特の形状を思い浮かべるのではないでしょうか。
それに合わせて一枚一枚異なる木目や「杢(もく)」と呼ばれるその表情は、樹齢にして100年を超える、ものによっては数百年という長い時間が生み出したものです。
決して人工のものでは出すことのできない、複雑かつ美しい色調も常に人を魅了します。
自然の力強さややさしさを日常の空間にインテリア性をもって取り入れることができ、世界に一つだけのものということがその存在価値を大きく高めています。
一枚板テーブルは空間の格を上げるのに貢献する
一枚板テーブルをダイニングスペースに置くことは、その空間の「格上げ」につながります。
一枚板は一本の木から一枚とることができるかできないかという点ですでに希少性が担保されています。
そのうえでダイニングテーブル用にできるだけの大きい板がとれる木の樹齢は非常に高いものです。
現代では高樹齢の木そのものが少ないので、その点もさらに希少性を高めます。
また、一枚板テーブルは基本的に高額だということは、多くの人が認識しています。
そのようなテーブルがある住まい、というだけでその空間自体が質の高いものに感じられることはお分かりいただけることでしょう。
ストーリーと愛着が価値を高める
価格の高いものが置いてあるから自慢になる、ということではあまりにも表面的なように感じます。
その天板を選ぶまでの「ストーリー」や語るべき要素があると、自身の選んだ一枚板の価値はさらに上がり、人に披露したくなります。
例えばその一枚板と出会うのに多くの時間を費やしたり運命的な出会いがあった、というバックグラウンドがあれば、すでにその人と一枚板天板のストーリーは出来上がっています。
購入した際の秘話でも良いでしょう。
あるいはその天板や樹種にまつわる様々なエピソードもテーブルの価値を高めます。
人は愛着を感じるものに価値を感じます。
その愛着は時間の長さや濃さによって生まれます。
長い期間を使用することができる一枚板はその「時間の長さ」を確実に享受できます。
また、購入時のストーリーやエピソード、あるいは使用している間の思い出なども愛着が増す要因です。
愛着のある「モノ」はときに擬人化されます。
擬人化されるということは家族がひとり増えるようなものです。
誰かに見せたい、話したい。
そのような、いわば「ともに暮らす家族」が増えることはきっと今までの暮らしをさらに豊かにするはずです。
一枚板テーブルを住まいに迎えることは住まいそのものの格を上げ、使うことに満足するだけでなく、人に紹介したくなる、そんな魅力を持っています。
その魅力は長く使うことで家族の一員としての愛着もさらに増していきます。
そのような一枚板との出会いを私ども家具蔵では豊富な知識を持つプロスタッフがしっかりとお手伝いします。
「一枚板テーブルって良いなあ」と感じたら、まずはお気軽にお問い合わせください。
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