家具を揃える時にスツールを必ず入れておくべき理由とは
2022.2.6
目次
スツールは一脚あると何かと便利
便利で使い勝手も良い家具の代表格であるスツール。
一つ用意しておくと、何かと役に立ちます。
そもそもスツールとは、基本的には一人用の背もたれの無い椅子のことを指します。
比較的短い時間での着座や補助椅子として使われることが多いですが、その種類は様々で、使用するシーンによって選ばれるものも変わってきます。
スツールの歴史は古い
その歴史は古く、紀元前2680年頃とみられる海外の墓石には、牛の脚部のような形状の脚を持つスツールが彫られていました。
椅子よりも先に、このようなスツールの原型とも呼べるものが存在していたと考えられています。
一方、日本においての最古の椅子と呼べるものは、弥生時代前期の、丸太をくりぬいたものと言われています。
代表的な役割はダイニングスペースにおける補助椅子
スツールはそのサイズのコンパクトさや基本的には「座面+脚」というシンプルなデザインも相まって、様々な場所で使うことができる万能なアイテムです。
ぱっと思いつくようなところでは「ダイニングスペースにおける補助椅子」という役割はもっとも代表的なところでしょう。
来客の際などに追加の椅子が必要な場合がこれに当たります。
テーブルの下、あるいは付近に置いていても邪魔にならない場合は自身の「足置き」つまりオットマン的に使用することや、鞄を置いておくなど活躍の幅は広くなります。
キッチンや玄関、洗面所での活用法
あるいはキッチンでも、調理中の休憩や買い物してきたものを一時的に置く場所としても活用ができます。
玄関もその活用の代表的なものです。
レースアップの靴や背の高いブーツの着脱は、脱ぎ履きする際に腰を極端にかがめないといけないので意外とたいへんです。
玄関にスツールがあることで、そこに座って靴の脱着を行うことができるので楽な姿勢で脱ぎ履きを行うことができます。
手荷物や郵送物を一時的に置く場所として活用することもできます。
あるいは洗面所・脱衣所といった場所で身だしなみを整える際に使用するケースも見られます。
場所をとらない折り畳み式などはこういった用途には便利です。
サイドテーブルとして活用することもできる
その活用法として紹介すると「そんな使い方もあるのか」という人もいるのが、ソファ回りで使用するサイドテーブルとしての活用法です。
ソファ前に置くテーブルは、そこまで大きなサイズが必要ないケースも多々あります。
リモコンやモバイル、軽食や飲み物程度が置ければ事足りるので小さなものでも十分です。
ソファに座った際のテーブルの高さとしてスツールはその座面高が適当なことも多く、大きさもコンパクトで邪魔になりません。
同時に持ち運びも容易なので移動の際に一緒に持っていくこともできます。
また、普段は観葉植物や小物を飾っておく台として活用する人もあり、まさに一脚あると便利な家具と言えるのです。
豊富な種類があるスツール
その種類もまた非常に豊富です。
通常のダイニングテーブルに合わせるようなベーシックなものをとっても「折り畳み式」「スタッキング(重ねることができる)」などがあり、キッチンカウンターに合わせるようなハイスツールもあります。
また、背もたれが無いものがスツールのひとつの定義とはいえ、簡易的な背もたれがあるものもスツールの仲間です。
同時に4本脚ではなく3本脚のものなどもあり、そのデザインの幅の広さは奥深いものがあります。
家具蔵の無垢材スツール
私ども家具蔵でもこれまで板座3種類、張座1種類、計4種のデザインのスツールを展開してきました。
「無垢材スツール ゼン」「無垢材スツール クオーレ」はスタッキングできる板座スツールでグッドデザイン賞も受賞しています。
「無垢材スツール セレ」はその安定した座り心地と端材を有効活用する無駄を生まない姿勢が多くのお客様の支持を集め、張座スツールである「無垢材スツールブライト」はオットマン的な用途も可能なスタッキングスツールとして根強い人気です。
そのなかで、在宅時間の増加などからより軽くて使い勝手の良いものが欲しい、という声に応えて新たにラインナップに加わったのが「無垢材スツール エミネント」です。
無垢材スツール エミネント
先発であり、定番デザインのひとつである「無垢材テーブル エミネント」とそのデザインのコンセプトを同じとするこの新作は、デザイン全体から感じさせる「丸み」に柔らかさ、優しさなどが想起されます。
また、中央に正円状に位置する穴には「曲面のデザインをより高める効果」「軽やかな雰囲気の演出」というデザイン的な意味合いと「軽量化」と同時にそこに手を入れ持ちやすくすることによる「利便性」という実用面を兼ねたものとなっています。
円の直径サイズは90mmとなっており、人の小指から人差し指までの4本がスムーズに入るよう握りやすさを計算した設計となっています。
部材の内部を繰り抜くという何気ないデザインには高度な技術と多くの手間が注ぎ込まれているのです。
スツールはシンプルな家具だからこそ、そのつくりにはメーカーのモノづくりの姿勢や技術力が如実に見え隠れします。
家具蔵の無垢材スツールは金物を使用しない木組み設計で、その造形はすべて熟練の職人による削り出しです。
無着色で作る家具では樹種選びこそが家具の印象を決めるものとなりますが、家具蔵では最大8種類と、多くの樹種から好みのものを選ぶことができます。
一脚あると便利なスツール、家具蔵の無垢材のもので準備してみてはいかがでしょうか。
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