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ダイニングテーブルは大きめのものを選ぶ。~そのメリットと「気を付けること」~

2022.3.6

 

 

ダイニングテーブルの役割


 

 

ダイニングテーブルといえば、住まいの中でも「家族の中心」的な家具の代表格です。

現代では、じつに多くの住まいでリビングダイニングキッチンが一体となっている空間づくりが採用されています。

ダイニングはリビングとキッチンをつなぐ中心地であり、食事はもとより食後の家族団欒、また来客時の応対の場ともなるスペースです。

そして、このコロナ禍での暮らしの中では、以前に増してダイニングテーブルで過ごす時間は増えています。

リモートワークが一般化することでワークデスクとしてダイニングテーブルを使用することはもちろん、1日3食全てを自宅でとるようになった、という人にもその活用頻度や重要度は増していることでしょう。

そのような暮らしの中心となっているダイニングテーブル。

多くの人がその選択に悩みを馳せるのが「サイズ」です。

基本的にダイニングテーブルは少しでも大きなサイズを選ぶことで様々なメリットを享受できます。

ただし、闇雲に大きなものを選べばよいというわけではありません。

今回はそんなダイニングテーブルのサイズについて見ていきましょう。

 

 

ダイニングテーブルのサイズの選び方はまず「何人で使うのか」


 

 

テーブルのサイズの選び方の最初の一歩となるのは「何名で使うのか」ということです。

これは「普段使用する人数(家族の人数)」を基本として、来客の頻度やその際の想定人数までも含みます。

普段は2人で食事をするのか、もしくは4人なのか、6人なのか。

また、来客の際には最大何名になる(ことが多い)のか、その頻度はどれくらいか。

そのようなことを考えていくと「日々の暮らしにおける」適正なサイズが導かれてきます。

 

空間に対して適正なサイズを選ぶ


 

 

次に考えなくてはならないのは、「空間における」適正なサイズです。

「大きなテーブルが欲しい!」といっても、部屋に入らなければ設置が出来ません。

設置が出来ても、周囲に十分な動線や椅子の出し引きに必要なスペースが保たれていなければ、都度窮屈さを感じてしまいます。

「日々の暮らし」と「空間に対して」。

双方の適正サイズからダイニングテーブルのサイズを選びましょう。

 

部屋が狭くても大きなダイニングテーブルを選ぶ人が増えている


 

 

ダイニングテーブルのサイズに関して、以前はいわゆる「必要最低限のサイズ」にする人が多くいました。

その理由のひとつに、部屋が広くないので部屋を広く見せたい・感じたいというものがあり、これが非常に多くあったのです。

これはこれで理にかなっています。

しかし、今では逆の発想が主流になりつつあります。

仮に部屋が狭かったとしても大きなサイズのダイニングテーブルにしたい。

部屋が狭いからこそ、家族が過ごすテーブルは広くしたい。

そのように考えることがスタンダードになってきています。

では、なぜ皆さん「大きなダイニングテーブルにしたい」のでしょうか。

 

大きなダイニングテーブルは日々のゆとりを感じることができる


 

 

それは日々に「ゆとり」を求める傾向が強くなっているからではないでしょうか。

食事以外の時間もそこで過ごす、場合によっては自宅にいる時間のほとんどをそこで過ごす、ということを考えると、その場所があまり窮屈では、やはり「ゆとり」を感じることはできません。

「居場所のゆとり」は「気持ちのゆとり」にも直結します。

この部屋には少し大きいかな、と感じるくらいのテーブルの方が「何となくゆったりした気持ち」で過ごすことができるはずです。

 

大きなダイニングテーブルは「出しっ放し」を許容できる


 

 

また、いわゆる「出しっ放し」を許容できることも大きなダイニングテーブルの魅力ではないでしょうか。

例えば、ダイニングテーブルでパソコン作業を行っていたとします。

そこで食事をとるときに、小さなテーブルであればその都度パソコンを別の場所に片付けなくてはなりません。

しかし、ゆとりのある大きめのテーブルであれば一旦テーブルの端にパソコンを寄せた状態でそのまま食事が出来ます。

パソコン作業に限らず、趣味の道具や本や雑誌を置いたままにしておくことも可能です。

室内全体の美観という意味とはまた別に、片付けの回数が減ることで生活での余計な作業が減り、ストレスの軽減にも繋がるかもしれません。

また、来客の際の大人数の対応、リモートワークでの活用、お子様のリビング学習など様々なシーンでの活用も大きなダイニングテーブルなら賄うことができるはずです。

 

大きなダイニングテーブルを選ぶ際の注意点は「生活動線」


 

 

大きなダイニングテーブルにはこのように多くの魅力があります。

ただ、選ぶ際には注意しなくてはならないことがあります。

それが「生活動線」です。

生活動線とは、人が生活をするうえでの必要な通路の幅となります。

生活動線が保たれていない空間では行き来がしづらく、それはそのまま「暮らしづらさ」に繋がります。

一般的には、人ひとりが通行するのに必要なスペースはおおよそ60cmの幅となります。

2人がすれ違うということを考えると最低90~100cmくらいは必要でしょう。

90cm程度のスペースがあれば椅子の出し引きも容易で、他の家具との100cm程度の余白は圧迫感を軽減します。

また、家事動線にも気を使いましょう。

家事動線とはその名の通り、家事をするときに通る動線となります。

料理を運ぶ、掃除機をかける、洗濯を干す・取り入れる、買い物を冷蔵庫やストッカーに片付ける…。

こういった家事の際に必要な動線もしっかりと確保しなくてはなりません。

動線の最低幅を保てないのであれば、そのダイニングテーブルは適正サイズとは言えません。

しっかりとご自宅に設置できるサイズを把握しダイニングテーブルを選んでいきましょう。

 

私ども家具蔵では、厳選した無垢材を無着色で仕上げたテーブルをバリエーションも豊富にご用意しています。

熟練の職人が丁寧に時間を掛けてつくるダイニングテーブルは、丈夫で木目もデザインの一部に昇華した、長く愛用できるものばかりです。

だからこそサイズ選びは重要です。

オーダー製作により、自宅の事情に応じたサイズを自在に設定できる家具蔵の無垢材テーブルなら、お客様だけのベストサイズを仕立て上げることも可能となります。

多様な現場を知る知識豊富なスタッフが、様々なツールを駆使して、失敗のないサイズ選び、テーブル選びをご提案させて頂きます。

 

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