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「壁」を有効に使う無垢材オーダー収納

2022.6.20

 

 

世の中には収納術や整理整頓の指南書が沢山発行され、人気を博しています。

それだけ収納に対して悩みを抱えている人は多いのでしょう。

家具蔵に来店されるお客様からも「部屋が片付かないのでどうにかしたい」「スッキリとした空間で気持ちよく暮らしたい」と、ご相談を受けることが多々あります。

殆どの方は適切な収納家具の配置や収納方法をお伝えすることで解決するのですが「そもそも収納家具を置くスペースが無いので相談しても仕方ない」と諦めて相談自体を躊躇している人もいるかもしれません。

今回は収納家具を置く場所が無い!と諦める前に、「壁」を有効活用して収納スペースを作り出す方法についてお伝えしていきます。

 

床だけではない家具の設置場所


 

 

収納家具を検討する際に、殆どの人が床に置いて使用する、いわゆる「置き家具」を探すことでしょう。

床から天井近くまであるような大きな収納を設置すれば当然大きな収納量を確保することができます。

一方で、壁面に窓や開口部があるとそれを避けるために収納家具の高さは小さくせざるを得ません。

背の高い家具を置くことで圧迫感が出ることも懸念されます。

転倒の恐れも捨てきれません。

また、既存の収納家具や収納以外の家具(テーブルやソファなど)が置かれているところには、新たに床置きの大きな収納家具を設置することはできません。

そこで注目したいのが「壁」です。

ある意味でデッドスペースとなっているこの「壁」を有効に使うことで、空間の収納性は大きく向上します。

壁を利用した収納で最もよく見られるのは、キッチンにおける吊り戸収納です。

キッチン本体の上部に吊り戸収納があるのは建売住宅でもよくみることのできる仕様です。

キッチンの背面に腰高程度のキッチンボードを設置している場合は、キッチンボードの上の部分に吊り戸を増設することで、収納量たっぷりの食器棚を作ることもできます。

窓の上、もしくは壁に寄せて設置したソファやテーブルの上の壁面は通常デッドスペースとなります。

そのスペースを有効活用することは、リビングダイニングにおける本棚やディスプレイ棚の他、洗濯機の上やトイレの上などに小物置き場や用具置き場を設けることもできるでしょう。

 

具体的な収納のかたち:吊り戸収納


 

 

吊り戸棚とは、壁の上部や天井に直接取り付けられた収納棚のことです。

ウォールキャビネットとも呼ばれ、壁面上部の空いたスペースに設置されます。

食器などの小物やストック用品の収納に適した収納棚です。

吊り戸棚の魅力はコンパクトな見た目の割に収納力が高いことです。

収納物に合わせて棚板の位置を調整できるため、吊り戸棚全体を無駄なく収納に使えます。

また、吊り戸棚はデッドスペースに設置できるので、動線を邪魔せず、狭い空間でも十分な収納力を持たせることができます。

棚には扉が付いているため、ガラス仕様でなければ、大量に物を収納しても外から中は見えません。

逆に見せたいものを納めるディスプレイ棚であればガラス扉にして、棚自体の圧迫感を軽減させると、空間全体に変化と軽やかさが生まれます。

 

具体的な収納のかたち:ウォールシェルフ


 

 

ウォールキャビネット(吊り戸収納)との大きな違いは扉の有無になります。

壁に棚板だけを取り付けたものを一般的にウォールシェルフと呼び、L字アングル(金物)で設置する固定式と、棚柱を使用した可動式に分かれます。

背板が付かないシンプルなつくりのため、吊り戸収納と比べて空間に圧迫感を与えにくく、また安価に作れるというメリットがあります。

扉を付けないディスプレイ棚となる為、収納の仕方や見せ方などに注意しないと、雑多で散らかった印象を与えてしまうこともあるので注意しましょう。

 

設置時の注意点


 

 

壁に家具を設置する際に最も注意しなければならないのは、その固定の方法です。

それは住宅の壁には様々な種類があるためです。

壁にカレンダーや写真を画鋲で止めることがありますが、こういったケースにおける壁面は「石膏ボード」とよばれる板で、ほとんどの住宅では壁紙の下に石膏ボードがあります。

石膏ボードは、その名の通り石膏(粘土のようなもの)で作られた板なので、画鋲程度ならともかく、家具を固定するためのネジや釘はほとんど効きません。

奥行きが浅く幅も狭いウォールシェルフを一枚だけ付け、重量物を置かないのであればこの石膏ボードにアンカーを打ち込んで固定しても大丈夫でしょうが、それ以外の場合には石膏ボードの後ろにある柱などの木材や軽量鉄骨にネジを効かせなければ落下の恐れがあります。

それを避けたうえで壁に家具を取り付けたい場合には、必ず専門知識を持った家具店もしくは工務店を訪ねるようにした方が良いでしょう。

いわゆる「下地」の有無や場所の捜索、下地が無い場合の対処法なども対応してくれるはずです。

また、デッドスペースだからといって無暗に家具を取り付けてしまうと、実際には動線の邪魔になったり、お部屋の印象を重たく、暗くしてしまう事もあるので注意が必要です。

 

「収納家具を置く場所がない」から「部屋が片付かないのは仕方がない」と諦めている人こそ、このような解決方法もあるので、是非一度ご相談にいらして下さい。

家具蔵各店には収納術や収納家具に精通したプロのスタッフが常駐しています。

壁を有効活用する収納プランを含め、お客様一人一人に最適なプランニングを無料で行っています。

壁固定をご検討の場合は、店舗近隣のエリアであればスタッフが訪問採寸、下地の確認なども無料で行っています。

スタッフ一同お待ちしております。

 

家具蔵のオーダー収納の情報はこちらから

 

 

 


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