ウォールナット材の家具と「合う色」は?
2022.6.21
目次
ウォールナット材の人気の理由の一つは「万能的なコーディネート性」
「ウォールナット材」は数ある銘木のなかでも特に有名なもののひとつです。
深みのある濃茶系の色合いは、落ち着きや高級感といったイメージを連想させます。
中世の時代から非常に長い間、世界中で人気を博すウォールナット材はその色合いから多様なコーディネート性を持ち、どのような空間にもしっくりと「ハマる」万能性を持っています。
つまり「何にでも合う」のがその特徴のひとつと言えるのですが、具体的にはどのようなものと相性が「より」良いのかがわかると、安心してその他のインテリア選びやウォールナット材の家具の検討をすることができるでしょう。
色合わせで考えるウォールナット材家具のコーディネート
家具を検討する際には、多くの人がいわゆる「色合わせ」を考慮しながら検討を進めます。
人気の高いウォールナット材のように深い色合いとその良さを最大限に引き出すには、どのような空間コーディネートが最適なのでしょうか。
家具単体だけではなく、部屋の建具やインテリアとの相性を含め、ウォールナット材の家具に合う「色」に関してお話ししていきます。
床材による違い
空間の中では壁や天井と並んで広い面積となる「床」。
この床材にフローリングを使用している空間も多いでしょう。
素材も多々ある中で、今回のテーマに沿うならば、フローリングにも様々な色(の基調)があります。
代表的な3つの色合いからウォールナット材との相性を見ていくこととします。
濃い色合いを持つ床材
濃茶や赤茶といった名前やイメージで語られる色合いのフローリングです。
ウォールナット材もフローリング材としては非常に多く使用されていますが、いわゆる「真っ黒」も含めて、色合い自体に力があり、全体的に主張性の強い色合いとも言えます。
このような「同系」の色合いの床材にウォールナット材の家具を配置するとどのような見え方になるでしょうか。
この組み合わせは、基本的には「寄せる」という意味で統一感が出ることもあり、まず間違いのない選択です。
「空間全体が暗いトーンになってしまうのではないか」と心配する人もいますが、決してそんなことはありません。
無着色で仕上げたウォールナット材は、使用していくなかで色合いも徐々に明るくまろやかに変化していきます。
時間と共に明るさが増してくるウォールナット材は、木目も鮮明に見えてくることで空間全体とのコントラストを作り出します。
温かみさえ感じることのできる穏やかさも感じさせてくれるはずです。
同系色でまとめられた空間は部屋としても統一感が出ることから、空間のコーナー部などに配置された観葉植物の「緑」や壁面に配置された絵や写真の「色」などが際立つので、積極的に取り入れることをお勧めします。
明るい色合いを持つ床材
いわゆる「真っ白」を含め、メープルやオークを基調とした明るい色合いの床材も定番であり、近年は高い人気を博します。
そこにレイアウトする家具をウォールナット材にした場合、床材との色合いのコントラストは空間にメリハリを生み、引き締まった、より広く見えるような印象の空間となります。
ドアなどの建具が濃い色の場合は、家具と建具で統一感が出ることでさらにバランス感が増し、より美しく空間をまとめることができます。
仮に建具なども明るい色の場合は、ダイニングセットのみ色の濃いウォールナットにする、もしくは家具全体をウォールナットなどの濃い色合いのものでまとめることで「色」が前面に出て、無垢材ならではの素材感が感じられるようにもなります。
モダンな印象をつくることができるので、より清潔感なども演出しやすくなるでしょう。
ウォールナットと相性のいい色とは
ウォールナット材の家具が配置された空間に指し色となる色を入れる場合の組み合わせも気になるところです。
どのような色を使用するかで印象も変わります。
カーテンやソファ、あるいは椅子の張地、クッションなどに共通するウォールナットとの色の相性をご紹介します。
ネイビー×ウォールナット材
ネイビー、つまり紺色にはリラックス効果、集中力が上がる、発想力が上がるという効果があります。
清潔感や落ち着きと共に空間の引き締め効果も狙うことができるネイビーは、黒などを使用するよりもより軽やかな印象を与え、ウォールナット材との相性も抜群です。
リラックスできるが故に集中や発想といった、脳の動きも活動的になるようです。
ウォールナット材と合わせた場合、大人の落ち着きを演出してくれるだけでなく、シックな印象のインテリアを演出してくれます。
ライトブラウンorホワイト×ウォールナット材
ウォールナット材の家具にライトブラウンやホワイトを合せることで、重い感じを出すことなく、高級感を演出できます。
ウォールナット材の持つ色合いとはいわば対照的なものとなるため、メリハリの効いた印象を与え、明るい色も映えることで広さを感じやすくなります。
色選びが苦手な人や指し色に迷う場合には、このような色合いは取り入れやすい組み合わせと言えます。
グリーン×ウォールナット材
いわゆる「中間色」となるグリーンは寒色・暖色と比べて「安定をもたらす色」と言われます。
ウォールナット材がある空間にグリーンを加えると、安定感、和み、癒しを感じる空間になります。
手軽に取り入れられる観葉植物などもこのような感覚を得るためには効果的です。
そもそも自然のものを置くことは自然素材である無垢材との相性が良いのでお薦めです。
人気の高いウォールナット材は、実に様々な空間や色によく合うことがわかります。
時間が経つと穏やかな色合いに移り変わり、木目の表情も楽しむことができるウォールナット材はどのような色の組み合わせでもよく馴染んでくれます。
ただし、今使用している家具との相性、またカーテンやソファとの相性も考慮して検討するほうがベターです。
私ども家具蔵では、そのような空間コーディネートを詳しくご案内しています。
ウォールナット材の家具を検討される時にはお気軽にご相談下さい。
家具蔵の無垢材ウォールナット家具のある暮らしの事例はこちらから
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