大人とお子様で「使いやすいデスク」は異なるのか?
2022.6.30
目次
お子様が小学生、あるいは中学生になるのを良い機会としていわゆる「学習用デスク」を買ってあげたい、あるいは買わなければ…、と考える人は多いでしょう。
「長く使うことができるようにあまり幼い感じのものは選びたくない」
「本人の好みもある…」
「そもそも大人用のデスクと子供用のデスクに違いはあるのか」
と、逡巡した経験がある人、あるいはまさしくその最中、という人もいることでしょう。
大人と子供が使用するデスクに、収納するものや使い方にはどのような違いがあり、使い易さなどはどのように変わるのでしょうか。
お子様がデスクを使うのは主に勉強をする場として
お子様がデスクを使う機会が一番多いのは、やはり宿題・自主学習などの「勉強の時間」が主でしょう。
その際には、教科書とノートを開き、横には筆箱を置いて、学校から配られる宿題のプリントも並べます。
たとえ小学生の低学年でも大人顔負けの物量をデスク上で広げることになります。
最近では、タブレットを導入している学校も増えてきており、それはデスク上の省スペース化にも繋がっていますが、それでもデスクの上には多くのものが溢れるのです。
教科書や資料集、保管しておくべきプリントや作品などを入れておける引出し(=袖)があることは忘れものを防ぎ、後片付けや整理整頓を習慣づける意味でもあった方がベターです。
もちろん、知らないうちに増えていく文房具などもまとめて整理ができるような浅いタイプの引き出しがあるとベターです。
大人がデスクを使うのは仕事や趣味の場として
一方、大人がデスクを使う場面で多いのは「仕事を行う」というものが多いのではないでしょうか。
もちろん、大人も勉強をしますし、あるいは趣味を楽しむ場としても活用している人も多くいます。
自宅で仕事をする際にはデスクトップ・ラップトップの違いはあれ、パソコンは必須です。
手帳や筆記用具、スマホなども手元に置いておきたい。
あるいは必要な書類やファイルなども並べるかもしれません。
つまり、大人が使用するとしてもある程度大きなスペースは必要なのです。
趣味で使用する際にも広いスペースを必要とする場合があります。
最近ではリモートワークの定着もあり、基本的な仕事書類は自宅にある=その収納場所が必要、という人もいますし、
付箋やホチキス・電卓などの小物も適した場所に定位置を決め片付けることでデスク周りもいつもきれいに保たれます。
それはすなわち、仕事や作業の効率化を推進します。
そこから考量すると、やはりここでも引き出し(袖)はあるとベターです。
大人とお子様、どちらも必要な条件は「同じ」
このように見てみると、大人であってもお子様であっても「デスクを選ぶ際に欲しい機能」はそう変わらないことが分かります。
それは「ある程度大きなスペースがあることが理想」「引き出し(袖)があると片付きやすい」ということです。
使い勝手の良い、つまり使いやすいデスクというものは、大人でもお子様でも大きくは変わらないのです。
「使いやすいデスク」はどちらも変わらないのであれば長く使用できるものを選ぶ
デスクの選び方には大人・子供は関係なく、大きさや引き出しの有無が関係してくることがわかりました。
大人になっても長く使用できるようなデスクを購入しておけば、長期にわたってそのデスクを愛用することができるわけです。
お子様にデスクを買い与える場合、小学校1年生から高校3年生、人によっては大学卒業からそれ以降まで、そのデスクを使い続ける可能性があり、それに耐えうる耐久性を持っていることが理想です。
大人であっても、なかなか買い替える機会そのものが少ないものではありますので、長く使用できるような強度や、年齢相応の「本物感」があるものが欲しいところです。
長く使用できるデスクは無着色の無垢材デスク
デスクにも様々な素材のものがありますが、長期の使用の間にガタつきが発生したり、経年の状態変化により美しさが損なわれるものも多くあります。
木製のものを選ぶのであれば、そして耐久性や長く使用しても古さを感じさせないような「味」を求めるのであれば、無垢材、それも無着色で製作したものをお勧めします。
無垢材は天然木から取り出した木を一枚の板へ加工した木材の総称であり、細かな傷なども目立たずに味わいにさえなるものです。
さらに着色をせず自然の色をそのまま使うことは、木が本来持つ美しい表情を活かした質感を演出し、美しく色合いを変える様子は長く使用していても古さを感じさせません。
また、万が一の際には補修ができ、メンテナンスさえしっかり行えば、次の世代にまで引き継ぐことができるような耐久性も持ち合わせています。
お子様に買い与えるのであれば、大人になってからも使用でき、あるいはお子様が家を出た後は他の人や親御さんが使用しても良いでしょう。
大人が新しく導入するとしても、大人が使用するに相応しい本物の家具を手に入れることになります。
デスク選びには合わせる椅子選びも重要
デスクを新しく導入する際には、合わせる椅子の選び方も非常に重要です。
当然、大人と小児では合わせるべき椅子の高さは異なり、大人であっても体型などで選ぶべき座面高は異なります。
また、どのくらい長く座ることを想定するかで「お勧めのデザイン」も変わってきます。
私ども家具蔵では、オリジナルの無垢材デスクを多様なデザインでオーダー製作しており、合わせる椅子の丁度良い高さやデザイン、場合によっては購入の要不要までアドバイスを行います。
皆様のお越しを家具蔵スタッフ一同楽しみにお待ちしております。
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