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洋服の収納に無垢材が適している理由とは

2022.7.9

 

 

収納家具を検討する際、配置予定となる場所の大きさに対応することを第一に探していくことがあります。

この場合、主にその家具のサイズが家具を選ぶ判断基準となっているのです。

しかしいくら空間に対してサイズがぴったりと合っていても、すぐに引き出しの動きが悪くなったり、傷が目立って見た目が悪くなってしまっては、愛着や満足感を持つことができない家具を日々使用することになってしまいます。

せっかく収納家具を検討するのであれば、サイズはもちろん、見た目や強度、そして収納するものにとっても快適な環境を作り出せるものが「良い」収納家具と言えます。

今回は、洋服の収納を検討した際にどのような観点で収納家具を探せばいいのか?

洋服収納に適した素材とはどういったものか、ご紹介していきましょう。

 

素材による違い


 

物が片付く3

 

洋服の収納(を賄うもの)にもいろいろな素材の商品があります。

皆さんご存知のプラスチックケースから昔の婚礼家具にあたる桐ダンスまで、まずはその素材の違いを確認してみましょう。

 

プラスチック


 

軽くて丈夫、水を弾くためメンテナンスも容易で衛生的にも優れた素材です。

「安価に」「大量に」「均質な」製品をつくるには非常に適した素材となります。

反面、「安っぽく」「冷たい」「インテリア性に欠く」素材とも言えるため、基本的にはウォークインや扉の中など日頃から目に入らない箇所で使用されることが多い素材になります。

 

スチール


 

スチール、つまり鉄を使用したものとなります。

スチールラックなどと言うようにパーツを組み合わせることで一つの商品を形作る素材として使用されます。

メリットは原料の鉄が他の金属と比較して安価に手に入るため、商品となった後も安く手に入れることができます。

熱を用いての加工性の良さから大量生産に向いた素材でもあります。

反面、金属質で冷たい感じや無機質な印象を与えるため、プラスチック同様、あまり目に入らない場所で使用することも多い素材です。

 

木質系加工材


 

この「木質系加工材」の代表格である合板は、大量生産が可能で扱い易く、同じものを安価に作ることを目的としています。

合板とはベニヤ(木材から薄く剥かれた「単板」のこと)を何枚か積層して接着したものこのことです。

その表面に化粧シートや、突板を圧着し加工した工業製品の総称を「木質系加工材」と呼称します。

安価で木材の持つ雰囲気を演出できるため、この木質系加工材で様々な収納家具がつくられています。

基本は基材の上にシート状のものを「貼り付けている」ものなので、日常的に生じる衝撃や経年での状態の変化により表面が剥がれてしまったり、傷が生まれた箇所が目立ってしまうことがあります。

少しずつ劣化していき、その寿命も決して長くないのがデメリットとも言えるでしょう。

 

無垢材


 

 

原木から切り出したままの自然な状態の木材を使用する素材です。

板厚があるため剛性があり、貼り合わせた加工材とは違い表面が剥がれたり、擦れたりすることはありません。

傷が生じた場合も中身も同じ「木」なので、目立つことはなく傷も味わいと感じられるようになります。

長年使用する中で傷みが出てきた場合は、その箇所を削って修復することで、美しい状態を保ちながら長く使用することが可能です。

 

無垢材の洋服収納


 

 

いろいろな素材による特徴をご案内しましたが、素材の強度、見た目の美しさ、長期間の使用を考慮するとやはり無垢材が秀でていることが分かります。

具体的に無垢材の洋服収納はどういった利点があるのでしょうか。

私ども家具蔵で製作している無垢材収納家具の特徴を例にご紹介していきましょう。

 

サイズオーダーが可能


 

 

マンションに住んでいる人も多い現状を踏まえると、住まいにおける洋服収納の設置場所は自ずと限られてしまいます。

こういった時は、サイズのオーダーができる家具が最良です。

またサイズだけではなく、コンセント箇所の開口や通線を用意する、家具の天板の上にコンセントを増設するなど、各家庭の要望に応じた家具をオーダーすることにより、収納家具としてはもちろん、機能性の高い家具に仕上げることも可能です。

 

桐の効果


 

 

商品によっては引き出しの内材に桐を使用しているものもあります。

桐は吸湿、放湿作用が高く、自然に調湿効果が得られるため、収めた衣類を保護する効果が非常に高く、繊維の劣化を極力抑えることができます。

同時に木食虫(キクイムシ)を寄せ付けない成分を多く有しているだけでなく、タンニン(防腐力が大きい成分)が多量に含まれている素材のため、長期間の使用が可能です。

着物を収める桐ダンスに代表されるように、洋服収納と言えば桐製のものを思い浮かべる人も多いかもしれません。

 

経年変化


 

 

時間と共に変わっていく色合いは長い年月を使用していく中での喜びや楽しみにもなります。

着色やプリントされている家具では傷が生じた際には傷口が目立ち、家具の「劣化」を感じさせてしまいます。

しかし、無垢材であればそれらの傷も目立つことはなく、傷が増えていく様でさえ味わいになり、使い込むほどに風合いが増していきます。

毎日使用していく中で、少しずつ変化が訪れ、それにより家具への深い愛情が生まれるといっても過言ではありません。

                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                          
いかがでしたか?

洋服収納と言っても実に様々な素材、特徴があります。

ご自宅に最適な収納家具を検討される時はしっかりと下調べをして検討してみましょう。

家具蔵各店でもそのような収納家具のご相談を有資格者のスタッフがご対応しています。

収納家具を検討される時にはお気軽にご相談下さい。

 

家具蔵の無垢材チェストのご案内はこちらから

 

 

 

 

 


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