本当に「価値のある」家具を選ぶなら無垢材家具、という理由は
2022.8.11
目次
家具を新しく購入する際にどのようなことを気にしますか?
機能や価格、サイズの他にもこんな暮らしがしたいな、というようなことを想像しながら家具を選ぶことでしょう。
そのような「家具選び」ですが、新しく購入したり、買い足しをする際に「長持ちする」家具を選ぶこともとても大切です。
家具は大切に使うほどに愛着が湧き、その愛着は自宅に帰った時に感じる「安心感」という「価値」に直結します。
そこで今回は、「これさえ知っておけば家具選びを失敗しない」ポイントを紹介しましょう。
家具の一般的な寿命
家具を買い替えなければならない場面は誰にでも訪れることであり、またその理由は多種多様です。
ここでは、まず、一般的に多く流通している家具の寿命がどのくらいなのかみてみましょう。
突板家具の寿命は7~12年ほど
突板とは、0.2㎜程度に薄くスライスした木のシートをベニヤなどの板に張り付けたものを指します。
芯材(フラッシュ合板や、MDF、低価格な無垢材などの土台にする部分)に貼りつけて、突板家具をつくります。
突板家具は、木の雰囲気も感じさせながら価格も抑えめで軽さもあるため、家具の配置変えなどもしやすいと言えます。
また、バリエーションが豊富です。
一方、突板家具の表面に貼ってある木のシートはとても薄く、キズをつけたりしてしまうと、すぐに下の芯材であるベニヤ板が出てきてしまうことがあります。
そのため、テーブルなどのキズつきやすい家具には、実はあまり向いていません。
本来、木材のメリットには、時が経つごとに色合いなどに変化が生じていき、そうした経年変化を楽しめるというところがあります。
しかし、突板の家具では、表面に木のシートが張られているだけなので、そのような経年変化を楽しむことはできません。
傷がついた状態を心地よく思う人はあまりいません。
安いからと言って買い替え前提の家具選びはとてももったいないものです。
*フラッシュ:中が空洞になっている芯材のこと。
*MDF:木くずなどを集めて固めたもの。
無垢材家具は一生もの、だから「価値」がある
無垢材家具の特徴は、素材が純粋に「木」そのものなので、長く使っていけばいくほど、表面に風合いが出てきます。
自然素材ならではの木目を楽しむこともできます。
これは経年変化といって、木の色に深みがでてきたり、逆に色が少し褪せたりと独特の風合いが出てくる無垢材家具ならではの特徴です。
重厚感があり、それでいて頑丈なのも特徴と言えるでしょう。
一度購入したら長く使用でき、それこそ何十年というスパンで使い続けることができます。
勿論、メンテナンスも可能です。
それ自体が風合いになる傷ですが、気になるようであれば削りなおして補修することが可能です。
無垢材家具はまさに一生ものの家具と言えます。
無垢材家具が長く使える「わけ」とは
無垢材は、経年変化で生じる色合いの違いを楽しむことができる素材です。
前述のようにキズも味になり、それを補修することもできます。
例えば、テーブルであればお子さんは小さいうちに傷をつけてしまうのは、ある意味で当たり前のことです。
傷がつくたびにイライラしたり、お子さんのことを叱ってしまったりというのはストレスがたまってしまいます。
傷がついても直すことができる、と分かっていればそのストレスは軽減ざれ毎日気持ちよく過ごすことができます。
大袈裟な話ではなく、家族関係がよりよくなることにもつながります。
無垢材テーブルに限らず、無垢材家具であれば家族何代にも渡り使い続けることができ、使えば使うほど愛着が湧いていくのです。
こういった要素も含めて、無垢材家具は長く使うことができるのです
キズが目立つようになったら買い換えるといった、資源やお金の無駄を省くこともできます。
また、そういったものを使っているという安心感や所有している喜びが、より豊かな暮らしを楽しむきっかけとなります。
無垢材家具がもたらす癒しとエコがその家具の「価値」を上げてくれる
木は昔から人の暮らしと共にあり、様々な恩恵を与えてくれます。
地球温暖化の要因とされるCO2を吸収するばかりではなく、製造時のエネルギー消費量・CO2排出量が桁外れに少ないエコマテリアルでもあります。
そのような無垢材がもたらす性能をいくつかご紹介します。
●無垢材ならではの安全性
住宅から放出されるホルムアルデヒドなどの化学物質によるシックハウス症候群が社会問題となったことがありましたが、接着剤により張り合わされた合板や集成材と違い、無垢の木材は人の健康に悪影響を与える恐れのあるような化学物質を放出しません。
●高い断熱性
湿気の多い日は水分を吸収し、乾燥している日は水分を放出するため、一年中快適な空間を生み出します。
無垢材を使用することで夏は涼しく、冬は暖かいという居住環境を生み出すことができます。
この優れた断熱性は、合板や集成材では実現が難しいものです。
夏の冷房、冬の暖房。電気代の節約にも一役かってくれます。
●調湿効果
天然木には、自然素材特有の湿度を一定に保とうとする「調湿効果」があります。
住宅に木を使えば室内の湿度を一定に保つ効果により快適に過ごせるほか、人の健康に悪影響をあたえるダニやカビの繁殖をおさえることにより、健康にもよい効果があります。
森林浴をすると、空気をおいしく感じたり、心や体がリフレッシュされた経験がある方も多いと思います。
これは木の香りに含まれる”フィトンチッド”という成分の効果によるものです。
住宅に使われている木材の香りにも同じような効果があり、ストレスの軽減や情緒を安定させる効果があります。
また、木材に含まれるこの香りには消臭、防虫、殺菌、抗菌効果などもあります。
私たちは、日々の暮らしの中も、身近な自然である木の家具を取り入れるだけで、さまざまな快適な効果を感じることができます。
無垢材家具の魅力についてもっと知りたい!と思ったかたは、家具蔵の店舗に是非一度お立ち寄り下さい。
世界各国から集まった、たくさんの銘木とそれらで作られた無垢材家具たちに出会うことができます。
無垢材囲まれた空間で、安らぎのひと時を味わってみてはいかがでしょうか。
無垢材家具を取り扱う家具蔵の「こだわり」をもっと詳しく知るにはこちらから
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