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現在のインテリアのトレンドと自然素材の活かし方とは

2022.9.18

 

 

世相が生んだ暮らしとインテリアの選び方の変化


 

長引くコロナ禍においての「外出自粛」や「在宅ワークの推奨」などのいわゆる「新しい生活様式」はいわば「住まいで過ごす時間が長くなる」ものであり、それは「暮らし」そのものへの考え方の大きな変化とも言えます。

その「暮らし」を構成するもののひとつであり、住まいを住まいたらしめるものでもある家具をはじめとしたインテリアの数々。

このインテリアの選び方の傾向にもそうした変化が反映されています。

 

「自然素材」を活かした暮らし方のクローズアップ


 

 

2022年現在においてのインテリアのトレンド動向を見ていくと、全体として世相を反映してか安らぎや癒し、地球環境において欠かせない「自然」を意識したインテリアが注目されています。

つまり「自然素材」を活かした暮らし方がクローズアップされ、見直されている傾向になるのです。

実際に昨今の状況を見ると、その傾向が顕著に表れていることがわかります。

 

ラウンドデザインで空間を柔らかく、優しい印象に


 

 

今年(というか近年)、家具やインテリア雑貨に、ラウンド型(円形)デザインのアイテムを使うことがトレンドのひとつとなっています。

これまでは直線的でスタイリッシュ、いわゆる「シャープ」な印象を受ける家具が多くみられる傾向にありました。

トレンドが柔らかいナチュラルテイストの流行にシフトしていることから、丸みを帯びた曲線が好まれるようになっています。

ラウンド型のデザインは、見た目の柔らかさからも、空間全体を心地の良い落ち着いた空間に仕上げることができます。

例えば、ダイニングテーブルも長方形のテーブルは依然として人気がありつつも、最近はラウンドテーブル(円卓)のニーズも高まりを見せています。

生活動線を緩やかに確保できること、高いコミュニケーション性や(ある程度の)想定外の人数でも使用できる汎用性があることから年々人気が高まっています。

室内でゆっくりと過ごすことを望まれる、あるいは求められる現代において、とりわけ柔らかい印象の曲線デザインを選ぶ人が増えているのです。

私ども家具蔵でも、ラウンドテーブルは、複数のタイプをご案内しています。

樹種やサイズの選択のバリエーションも豊富なので、きっとお好みのテーブルが見つかるはずです。

 

やさしい気持ちと空間にアクセントを与えてくれる「花柄」


 

 

以前に比べて外出する機会が少なくなり、人付き合いが減ってくることで精神的に閉塞感を感じ、気持ちもどんどん落ち込んでしまうという人が増えていることは一種の社会問題でもあります。

そのような中で室内において少しでも気分を明るくし、気持ちを前向きにする目的もあって今年は花柄がモチーフのインテリアが例年以上に注目されています。

花には眺めているだけでも精神的にリラックスできて、癒し効果があると科学的にも証明されています。

花や草木を見ていると癒されるという人は多く、季節にあった花を見に行くことは定番のレジャーです。

花はすなわち自然であり、まさに今年を代表するトレンドのひとつです。

花柄自体はこれまでも幾度となくトレンドとして注目され、使用されています。

それは人が花に癒しや安らぎを求めるからかもしれません。

空間で花柄を取り入れる手法はアクセントで用いることが効果的で、身近なものではランチョンマット・ティーマット・クッションカバー・ファブリックパネル・フラワーリングなどが挙げられます。

空間に少し取り入れるだけで、グッと他のインテリアが引き立ち、空間全体も華やぎ、グレードも上がります。

ちょっとした幸せや喜びを求めて、花柄のファブリックや壁紙などをインテリアとして取り入れる人が多くなっています。

今後もこの傾向は続きそうです。

 

自然の魅力が詰まったボタニカルインテリア

 

 

 

最近、「ボタニカル」という言葉はインテリア業界の中では以前よりも広く使われるようになってきました。

ひとつ前で紹介した「花柄」に少し関連した言葉です。

このボタニカルは、自然素材そのものを空間に取り入れる手法です。

葉が多く茂る観葉植物やドライフラワー、エアープランツなどを飾ることで住空間に自然素材をふんだんに取り入れることができます。

自然は活力の源であり、毎日のストレス軽減、疲労回復、眼精疲労対策にも繋がります。

なにより、毎日の生活に潤いとエネルギーを与えてくれます。

現代のライフスタイルに、自然のぬくもりを感じるアイテムを取り入れるのはもはやトレンドを通り越し、日常になりつつなります。

 

サスティナブルを意識したインテリア


 

 

一昨年頃からこの「サスティナブル」や「SDGs」は、ここ近年よく耳にする言葉となってきました。

持続可能な開発目標(SDGs:Sustainable Development Goals)は「17のゴール・169のターゲット」から構成され、地球上の「誰一人取り残さない」ことを誓っています。

SDGsは発展途上国のみならず、先進国自身が取り組むユニバーサル(普遍的)なものであり、現在日本においても官民で積極的な取り組みが行われています。

限られた資源を大切に守り、地球環境に配慮しながら、いつまでも持続可能で平和に暮らせる社会を目標に、世界の国々がサスティナブルやSDGsを意識して、地球環境問題に日々取り組んでいかなければなりません。

つまりは、ファストファッションのような買替・破棄を頻繁に行うのではなく、良いモノを長く、愛着を持って使い続ける傾向になってきたということでもあります。

それに伴いインテリア業界でも、廃棄物や不要になったモノを使って作られる「アップサイクル」製品が注目を集めています。

アップサイクルとは、廃棄されるはずのモノを、新しい価値のある製品に生まれ変わらせることです。

廃棄物を減らし、尚且つそれらに新しい価値を与えて循環型社会を作るという素晴らしい取り組みです。

普段なら捨ててしまうモノを何か有効活用できないか考える意識は、今後とても大切な考え方になっていきそうです。

 

自然素材の代表格:無垢材家具とは


 

 

無垢材とは、天然の木から採れる1枚の板そのもののことです。

余分な手を加えないからこそ、人工的に作られた素材にはない、自然素材ならではの性質が活きています。

その無垢材でつくられる「無垢材家具」は、しっかりメンテナンスを行っていれば、世代を超えて使用し続けることが可能です。

普段の暮らしに温もりや安らぎが求められる現代だからこそ、暮らしを型づくる家具に、そしてインテリアに加えたいものとしてお勧めします。

 

以上、今年のトレンドを見てきました。

居心地の良い空間とは、満足のいくものをしっかり選び、かつそれらを保有する喜びと使う喜びです。

もちろん、私ども家具蔵でもこのサスティナブルに意識した取り組みを行っています。

今後しばらくは、居住空間に安らぎや癒しを求める傾向は続いていくはずです。

癒しや安らぎを与えてくれる自然素材の代表格でもある無垢材を使用した無垢材家具。

現代のトレンドにもマッチしながら、使う喜び・見る楽しみを兼ね備える家具としていつもの暮らしに取り入れてみてはいかがでしょうか?

 

無垢材家具のある暮らしの事例はこちらから

 

 

 

 

 


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