雑貨で美しく家具を彩るポイントは
2022.10.11
目次
旅行先や買い物の合間で見つけた可愛くておしゃれな小物。
どこに飾るか?などは深く考えることなく、ついつい買ってしまうようなこともあります。
一方で一目ぼれして買った小物を部屋にいざ飾ると「部屋の雰囲気と何か合わない」「まとまりがなくごちゃごちゃしてしまっただけ」ということも無きにしもあらず、です。
今回はそのようなお悩みを解決する、「おしゃれに雑貨を飾るポイント」をご紹介します。
小物ディスプレイの基礎知識「ゾーニング」
「ゾーン」つまり場所、スペースを目的や用途ごとに分けることです。
アクセサリーや時計、鍵などの散らかりがちなものをそのままに出しているといわゆる「生活感」が出てしまいます。
リネンや素材感のある器などで散らかりがちなアイテムをまとめてゾーニングすることで、ごちゃごちゃした雰囲気が軽減し、生活感のあるアイテムたちも素敵なディスプレイの一つとなります。
また、同じカテゴリーのアイテムでゾーニングを行う=テイストや雰囲気を揃えると上級者のようなディスプレイに仕上がります。
実用的でとても簡単なので様々なもので応用がしやすい方法です。
小物ディスプレイの基礎知識「シンメトリー」
いわゆる「左右対称」のことをシンメトリーと言いますが、同じものを左右対称に飾るだけで安定感や規則的な美しさが生まれ、美しいレイアウトとなります。
比較的簡単に取り入れやすいので、まずは手始めに小ぶりの花瓶や観葉植物など同じものを置いてみるのもいいでしょう。
ポスターや絵などをシンメトリーを活かして壁に掛ける際には無理に同じ絵柄にすることはありません(それもなかなか難易度は高いので)。
フレームの大きさを揃えるだけで絵柄が違ったとしても、違和感なくまとまります。
小物ディスプレイの基礎知識「三角構図」
カメラの撮影などでもよく使われる言葉です。
インテリアのディスプレイにこれを応用すると安定感や奥行き感を表現することができ、バランスのよいレイアウトができます。
バランスをよく見せるテクニックのひとつであり、ディスプレイにおいて基本といっていいでしょう。
三角形を結んだ3点に小物を配置したり、三角形の線に沿って3つの小物を配置したりするような構図のことであり、分かりやすく言うと、3つ並んだ中央に背の高いものを、左右にそれよりも背の低いものを置くような配置となります。
この場合、左右の小物がシンメトリー上になっているとさらに効果的です。
例えば高さのある瓶を後ろにひとつ置いて、手前に低い植物などを2つ置くことなども奥行が生まれながら高低差も出るで、雰囲気の良い飾り方になります。
中心と頂点が同じ位置になるので、見た目にも美しい飾り方です。
同じくらいの高さのものしかない場合は、洋書などを重ねると高さを出しやすくなります。
小物ディスプレイの基礎知識「レピテーション」
一般的にレピテーションとは空間内に同じ色味を繰り返し使うことであり、調和が高まるように感じることのできる心理テクニックの1つです。
このテクニックを応用することでディスプレイにも統一感を持たせることができるようになります。
この方法を用いて雑貨を飾る際は、使用する色を3色に絞るのがポイントです。
ブラックやグレーといった「無彩色」と呼ばれる色は調和の邪魔をしない色味であるためこの3色には含みません。
目立たせたくないアイテムは無彩色にするといわゆる「悪目立ち」しにくくなります。
メインとなる色を決める
様々な種類の雑貨や小物を飾る際には、まずメインとなる色を(この場合は一番目立たせたいもの・目立つもの・お気に入りのものなどが基準となるでしょう)決めます。
さきの「レピテーション」でも同様ですが、使う色が多すぎると雑多な印象になりがちです。
使う色を絞ることですっきりとした印象になり、それはメインとなる色を決めることでより効果的となります。
場を構成する色が多いとそこに無秩序な印象が生まれ、コーディネート自体がチグハグな印象となるような感じが出てしまいがちです。
トーンを統一する
「トーン」とは明度、彩度を組み合わせた概念のことです。
トーンが統一されたディスプレイは秩序が整った印象を与えます。
トーンが統一されていないとちぐはぐなディスプレイになってしまいます。
赤や黄色などの暖色系は暖かみを感じる色、青やグレーなどの寒色は冷たく感じる色です。
簡単な色合わせの仕方は、まずは暖色か寒色のどちらかに全体のテイストを決めることです。
同じ茶色や白などでも素材が違うと色の見え方が変わるので、その微妙に違う色をトーンでまとめることでこなれた雰囲気を作りだすことができます。
インテリアはセンスが重要と思っている人も多いと思いますが、このようなコツやテクニック、つまり理論を知るだけで誰でも簡単に美しい空間を演出できます。
雑貨を選ぶ際には置きたい場所に単体で雑貨を選ぶのではなく空間(部屋)全体をイメージして雑貨を選ぶことで雑貨選びの失敗を防げるので、参考にしてみてください。
家具に合わせたインテリア選びや飾り方など、お困りのことがござましたら家具蔵各店までご相談下さい。
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