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「一生物」の意味を家具の選択で考える

2022.11.7

 

 

一生物を持つこと


 

 

自分だけの「一生物」と言われるものは世に多々あります。

装飾品などは代表的なものですが、「一生物」と言われて頭に浮かぶものもまた、人それぞれです。

一生物を持っている・使用していることが人生において絶対的に価値があること、ではありません。

古くなったら買い替える、壊れたら新しいものと交換する、それを前提にものを持つことも日々の便利さを求め、大きな話となりますが経済を回す意味でも重要です。

ただ、一生物を持つこと、すなわちこれまで大事に使用してきた(もしくは使用したい)ものがあることは、人生において決してマイナスな要素は無く、むしろ精神面においても豊かさが生まれることです。

暮らしやスタイルが素敵に見える人はあまり多くのものを持たないことがまま見られます。

それは一生物とはいえないまでもそれに準ずるような長く付き合っていけるものを選んでいるからであり、そのようなものを選ぶ力がある(もしくは培ってきた)からです。

 

 

一生物の条件とは


 

 

一生物とはつまるところ「いつか自身がこの世から無くなるまで使い続けることができる、または、大切にし続けるもの」を指します。

この点から考えた際に一生物と呼ばれるには長い期間使用できるもの、つまり丈夫で長持ちするもの、という条件は欠かせません。

大切に一生涯持ち続けたい、使い続けたいと考えていても、そのものに丈夫さが無ければそれは儚い望みとなってしまいます。

また、そこには普遍的・恒久的な価値があって欲しいものです。

自身が長年愛用してきて価値を見出してきたものが、その他の人から見ても同様に価値があるものであってほしいのは当然の思いでしょう。

人生は長く、時代ごとのトレンドも移り変われば新開発のものも続々と出てきます。

そのようななかでも歴史的な価値・製品としての信頼性・時代が変わっても損なわれない美しさやデザインがあれば、それは普遍的にこれまでも変わらない価値を持って、多くの人からも一生物として扱われます。

手間を惜しまずに作ったからと言って、それが必ず良いものであるとは言い切れません。

しかし、確かな技術力・伝統に裏打ちされた製法に基づいて時間を掛けて人の手が創り上げたものは、ほぼ例外なく「良いもの」です。

そのようなものはやはり丈夫さもあり、普遍的な価値観も兼ね備えているので一生物たりえます。

 

長期的に使用しても魅力が増すのが一生物


 

 

もの(モノ)というのはどのようなものでも変化します。

永久に全く同じ状態のもの、というのはいついかなる時でも、そしてどのようなものにおいてもありえません。

その変化がありながらも長期にわたって使用できることは「一生物」と呼ぶものには必要です。

長期的に使用したものが、いわゆるただの劣化ではなく、風合いなどを増して新しいものよりも魅力的に見えることがあります。

良質の本革を使用したものなどはその代表例です。

時間の経過とともにその色合いや風合いを変えながらも魅力を増し長い期間使われ続けていくものとなります。

 

無垢材家具は一生物のクオリティを持っている


 

 

そこで家具の選択です。

家具というものは言うまでもなく、住まいという日々の暮らしの中でも長い時間を過ごす場所で使用するものであり、それは毎日の快適性を左右します。

また、どのようなものを使用しているかはその人のキャラクターを計る指標ともなり、アイデンティティを指し示すものともなりえる存在です。

つまりどのような家具を使用しているかがその人の暮らしや好みを判断する材料ともなります。

同時に頻繁に買い替えるものではないので耐久性があるものを選びたいところです。

無垢材家具は様々な面で一生物と言われるだけのクオリティを持ち併せる家具です。

 

 

無垢材家具の魅力はエイジング


 

 

年月を経て深まる色合いや風合い、次第に風格さえ帯びていくその質感を持つ「無垢材家具」は、自身と一緒に時を刻み、年月とともにエイジングされ、一層まばゆい輝きを醸し出してくれます。

無垢材家具の魅力の一つにエイジング(経年変化)があります。

無垢材家具は、無着色で製作すれば中の素材も木そのものであるため、仮にキズがついた際も目立つことがありません。

キズが増えていく様でさえ味わいとなり、使い込むほどに風合いが増していきます。

毎日の中でも少しずつ色合いを変えていくので、日々使用しながらエイジング(経年変化)を楽しむことができます。

 

無垢材家具はメンテナンスができるから一生物になる


 

 

同時に無垢材家具は広葉樹材で製作したものであれば強度があり傷がつきにくく、たいへん丈夫です。

ちなみに私ども家具蔵も広葉樹材で無垢材家具を製作し、椅子などは木組みでさらに強度と耐久性をもたせています。

世界中の名作椅子の素材も広葉樹であることがほとんどです。

同時に削り直しなどのメンテナンスも可能なので、仮に傷みが目立ってきてもそれを修復することができます。

良質な本革でも適切なメンテナンスがあってこそ美しさと耐久性が長期間持続しますが、それは家具も同時です。

もともとの耐久性に加えて、手を掛けてあげることでその愛用できる期間も長くなっていきます。

 

世代を超え、引き継ぐものとしての価値


 

一生物は、ワンオーナーで終わるようなことはなく、本当に良いものは、世代を超えて使えるものです。

時計やジュエリーなどのように家具もメンテナンスがしっかりできるものは、次世代に引き継ぐことが出来ます。

じっくり吟味して選んだ家具には、所有している喜びも、いずれ湧いてくる愛着もひとしおです。

無垢材家具のようなエイジングによる変化がある家具はそれを使い続ける毎日もとても楽しみに感じるはずです。

10年後、20年後に思いをはせ、そんな一生物と呼べるものを家具蔵で見つけてみてはいかがでしょうか。

 

家具蔵の無垢材家具のある暮らしの事例はこちらから

 

 

 

 

 


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