テーブルのサイズ選びに失敗しないために行うこととは
2022.12.15
毎日の暮らしの中でも一番使用頻度が高い家具と言えばテーブルかもしれません。
ダイニングテーブルやリビングテーブル、コーヒーテーブルやコンソールテーブル等、様々な用途に合わせたテーブル選びがあります。
しかし、テーブルを選んだあとに聞こえてくる声のなかにはサイズが「大きすぎた」「小さすぎた」というものもあります。
サイズを間違えてしまうと、折角選んだテーブルでも使いにくく感じてしまいます。
それは日々の暮らしのクオリティを損ねるものです。
大きさを間違えないためにも事前にイメージをしっかりと持つ必要があります。
「使う目的と時間」をイメージする
まずはテーブルを使う「目的」と「時間」をイメージしてみましょう。
ダイニングスペースで使用するテーブルであれば、家族構成や来客の頻度・数に合わせて何人掛けが理想かが自ずと導き出されます。
一般的にはいわゆる「4人掛け」を検討している人も多いのですが、いざ4人でダイニングテーブルを囲む際に、その座る人の体型や体格によっても隣同士の人との距離感に窮屈な感覚を覚えてしまうことがあります。
ここで外食をした際に大きなテーブルで食事をとることを想像してみましょう。
テーブルの大きさにゆとりがあると、心身共にゆったりとした気分で食事をすることができます。
反面、テーブルのサイズが小さい場合は、どこか窮屈で食事が終わればその場に長居をすることもなく、すぐに立ち上がりたくなることもあるでしょう。
この感覚は自宅のダイニングテーブルでも当てはまります。
互いに適度な距離感を確保できるダイニングテーブルは食事が終わった後でも、その場に留まりやすく、それが家族全員であればコミュニケーションの時間も増えていきます。
ダイニングテーブルは食事以外にも、お子さんが宿題をする場所、在宅ワークで仕事をする場所であるなど様々な活用がされています。
ダイニングテーブルに向き合う時間も、食事をするだけではなくなってきているのです。
そこで自然と長い時間を過ごすことができるテーブル=サイズも大きめのテーブルが理想となってきました。
状況によっては食事をしている人の隣で、書き物をする人がいるなどもあるかもしれません。
その際に隣に座った人同士の肩が触れあうくらいの距離で座っていると、仲の良い家族であってもお互いがストレスを感じてしまうことも少なくありません。
この様な使い方をイメージすることと同時に、家具販売店で実際の商品を見て選ぶ時には、一緒に展示されている椅子に実際に横並びで腰かけてみて、隣り合う同士の距離感を確かめてみることをお薦めします。
実際の部屋に置いた時のサイズ感をイメージする
自宅に置きたいテーブルの大きさが決まったあとに、次にくる問題が実際の空間にその大きさのテーブルを置いた時にどう見えるか、そしてどう感じるかという点です。
この点がテーブルサイズの失敗という理由になるケースも多いものです。
例えばダイニングテーブルであれば、椅子をスムーズに出し引きできるスペースを確保できるか。
更に言うならば着座している人の後方をスムーズに回遊できるのが理想です。
あるいはテーブルの周囲の動線がしっかり確保されているか。
テーブルが大きくゆったり使用できても周囲を横向きに歩かなければならないなどがあればやはり暮らしにくいものです。
これらのことを事前に見極める為の手法のひとつに間取り図を元に検証をしていくものがあります。
現在の住居でテーブルを買い替える場合は、間取り図が無くても実際のスペースからその感覚を確認することができますが、転居などで住まいが変わる場合は、間取り寸法からテーブルの配置と周辺の余白を確認する必要があります。
例えば椅子をスムーズに出し引きする、そのうえでその後方を余裕を持って回遊までできるようにするにはテーブルの端から壁までの距離を90cmは確保できていることが理想です。
椅子を置くことなく、人が回遊するだけなら60cmもあれば十分で、他の家具との距離感の確保やその間を人がすれ違うようなことがあるなら100cm程度の余白が欲しいところです。
この様な寸法を確認しながら、自宅に置くことのできるテーブルのサイズの最大値を割り出していけば「大きすぎた」「小さすぎた」と感じることは極端に少なくなるはずです。
家具販売店のスタッフにシミュレーションしてもらう
テーブルを含めた家具のサイズ、そしてレイアウトに関してはプロの家具販売店スタッフに相談することが一番です。
家具販売店のスタッフは平面状の寸法だけではなく立体的な空間イメージについても同時に考えてくれます。
普段の生活動線についても家具選びの際には気づきにくいポイントもしっかりと教えてくれるので、暮らしの中でストレスを感じないような家具選びを行うことができます。
また適切なサイズ感を確認するためには、実際の間取り寸法からのシミュレーションを行うことをお薦めします。
床の色合いや建具とのバランス、その他の周りに設置する家具などとの距離感や見え方などを、3DCGを駆使したシミュレーションで立体的に可視化する事で納得の行く家具選びが可能です。
私ども家具蔵でも、現在「インテリアプランキャンペーン」を行っています。
お客様の理想の空間を3Dシミュレーションにより疑似体験をして頂けると共に、選定家具プランや家具の選び方をまとめた冊子をプレゼントしています。
自宅での家具選びに便利な樹種サンプルとしても使える木製コースターも併せてプレゼントをしていますので失敗しない家具選びのために、ぜひ最寄りの家具蔵のお店にお声がけ下さい。
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