みんなの家具選び、その傾向は?
2022.12.28
新しい住まいに引っ越した時や、お部屋をリフォームした際などに家具を新しく揃えようと思われる方も多いでしょう。
あるいは今まで使っていた家具が壊れてしまったなどで買い替えをするために家具を探されることもあるでしょう。
最近ではインターネットでも様々な情報を入手する事ができるので、ネットで事前に調べることも当たり前のようになってきました。
しかし数あるサイトの内容から、実際に自分たちが欲しい情報に巡り合うことも難しい時があります。
例えば旅行や飲食などは口コミを参考にするという意見も多く出てきます。
実際に試した人の声は大きく参考になるでしょう。
同じような境遇を体験した人の声は、今後の道標にもなります。
今回は家具選びについて実際のお客様の声を元に、その傾向を解説していきます。
色合いから選ぶ
私ども家具蔵でも家具選びの際に多くのお客様から耳にするのが、自宅のインテリアに合うものはどれか、というものです。
床材の色が濃い(あるいは明るい)場合にどのような家具をコーディネートすればよいのか。
自宅にぴったりなものを探すのに苦労されることもあるのではないでしょうか。
基本的に床色よりも濃い色合いの家具を選ぶとメリハリができ、空間が引き締まってみえます。
室内の床の色合いは面積も広く、インテリアカラーのベースとなる配色です。
その空間内に置かれる家具の色合いはある種インテリア性をコントロールするものとして利用できます。
例えば明るい床の場合、家具の色合いも同系の明るさを持つものを選ぶことで清潔感のある空間を作ることができます。
反面、床と家具を同系色にした場合は間違いのない選び方ともいえますが「溶け込みすぎてしまう」可能性もあり、その場合は家具の存在感が無くなってしまうリスクもはらむので、その場合は素材の凹凸感などの違いで変化を出すとよいでしょう。
明るい床には濃い色を持つテイストの家具を選ぶと、空間にメリハリがついたとの声を多く聞きます。
濃い床の場合、家具のテイストを明るくすることでこちらもメリハリをつけることが出来ます。
カラーコーディネートを気にし始めてしまうと、自分自身の好みとはかけ離れてしまうかもしれません。
そういう時には無垢材、それも自然の色合いを活かした無着色仕上げの家具を選ぶと良いでしょう。
自然が持つ色は様々な色素の複合体です。
つまり単色ではとどまらないため、どの様な床色の空間にもマッチしてくれます。
大きさから選ぶ
家具の大きさは部屋の居心地にも関係をしてくる、とても重要な要素です。
ここではダイニングテーブルを軸にお話をしていきましょう。
テーブル選びの際に一つの目安となるのが「何人掛け」のテーブルかということです。
一般的な4人掛けテーブルは、インターネットで調べていくと幅150cm(W1500)のサイズのものを多く見かけます。
テーブルに向き合って食事をしたり物を書いたりする時に、概ね目の前に必要なサイズは横幅60cmが必要です。
2人が横に並ぶと60cm×2で120cmの横幅が最低限必要となります。
ここにテーブルの脚が天板の両側に付く事を考慮すると「W1400~1500mm」のサイズが丁度良い大きさとなります。
しかし、このサイズは実際に使用すると食事の時は横に並んでも問題ないが、食後にゆったりと寛ぎにくいという声が多く出てきます。
これは隣の人との距離感にゆとりがあまり無いことが原因です。
窮屈なゆえにリラックスできず、その為食事が終わると、家族は皆それぞれの自室にこもってしまうという話も出てきます。
食事は家族のコミュニケーションの場でもあるので、少しでも皆が集える居場所にしたいものです。
ダイニングスペースをどの程度確保できるかは間取りによって異なりますので、ベストな大きさは家具販売店のプロスタッフに相談するのが一番です。
その上でダイニングを住まいの中心と捉えていくと、4人掛けのテーブルは幅160cm(W1600)以上あると心身ともにゆったりと使うことができます。
思春期のお子さんを持つご家庭でも、テーブルのサイズを今までより大きいものに変えたら、家族同士の会話が増えたという声もあるので、家族の時間を大事にしたい、という人は覚えておくとよい情報です。
使い勝手から選ぶ
家具を選ぶ際には様々なポイントがありますが、見た目を優先してしまうこともあるでしょう。
勿論家具はインテリアなのでデザイン性も求められます
その家具のデザインがかっこいい(或いはかわいい)、という視覚的な満足度は家具を使用するうえで重要な要素です。
しかしそれだけではいけません。
大事なのは「使い勝手」です。
「使い心地」と言い換えてもよいでしょう。
家具は暮らしの質を高めるため、あるいは便利にするための「道具」でもあります。
道具は使いやすいものが良いに決まっています。
手に、あるいは身体になじみ、使用にストレスのないものを選ぶ。
例えば椅子なら、一番大切なポイントは自分が取りたい姿勢を如何に快適に疲れにくくサポートしてくれるか。
見た目は良くても座り心地の悪い椅子には実用性が伴いません。
ダイニングテーブルであれば着座の際に天板下で自身の足が自由に動かすことができるか、収納家具なら適切な位置に扉や引き出しがあり、開閉しやすく、目当てのものをきちんと収納できるか。
それが伴わないと暫く我慢して使っていたがやはり買い替える、というケースにもなりえます。
洋服などでもそうですが着心地の良い服の方がお気に入りになっていくものです。
そこに見た目が伴えば言うことなしであり、それは家具においても同様です。
使いやすい物程、長い期間、暮らしのパートナーとして私たちの生活に寄り添ってくれるものとなります。
空間を選ばず、サイズも自由に選ぶことができ、使い勝手をしっかり考慮したうえで、美しいデザインを追求した家具蔵の無垢材家具は、無垢材を使うが故の耐久性も兼ね備えています。
家具蔵各店でその展示の数々で無垢材家具の魅力に触れてみてください。
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