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ダイニングテーブルを選ぶ際の「5つ」のポイント

2023.1.4

 

 

ダイニングテーブルは、毎日をそこで過ごす「暮らしの中心」になる場所です。

だからこそ居心地の良いもの、長く使うことができるものを選びたい、と考える人も多いのではないでしょうか。

そして何度も買い替えたりしない分、選ぶときには絶対に失敗したくないと、たくさんの家具ショップに足を運んだり、多くの情報を集めたりする。

これは当然のことであり、家具蔵にいらっしゃるお客様もそう考える方がほとんどです。

今回は、これから新しくテーブルを選ぼうとしている方に是非チェックしていただきたいことを、5つのポイントにまとめてお伝えしていきます。

 

 

ダイニングテーブルの役割をイメージする


 

 

本来、ダイニングは「食事をする」場所です。

しかし現在では食事だけでなく、お子さんの勉強の場であり、家族が思い思いの作業をしたり、また来客時の対応の場ともなる、その意味合いや使われ方は変わってきています。

家族の人数や年齢によって滞在時間も変わり、食事後もゆったりと家族団らんの時間をと考えている場合には、そのサイズやチェアの選び方まで変わってきます。

毎日の暮らしの中で普段はテーブルのサイズを意識したり、そこで何をしているかを特別考えながら過ごしている人は少ないかもしれませんが、普段の過ごし方によって適切なサイズも変わってきます。

お互いを気にせずに過ごせる距離がとれるように考えておけば、自然と同じ場所にいても居心地よく過ごすことが出来ます。

毎日過ごす場所の居心地が良ければ、自然と家族が集まり、さりげなく日々の会話ができたり、言葉は少なくともお互いの表情が見られるだけで家族の心境や体調の変化に気付くことができるはずです。

 

無垢材のものを選ぶ


 

 

毎日心地よく過ごしたい。

愛着を持って長く使いたい。

無垢材の家具はその希望を叶えてくれる「暮らしのパートナー」となってくれる存在です。

テーブルの素材が天然素材である無垢材であれば手触りや木目を感じながら、リラックスしてその空間にいることが出来ます。

無垢材のテーブルは機能だけではなく見たり触れたりすることで更なる癒しを与えてくれます。

無垢材とは、原木(丸太)から切り出したままの自然な状態の木材をさしたものです。

耐久性はもちろんのこと、科学的にも居心地の良さに繋がる効果がたくさんあります。

人肌に馴染みやすく、木目の濃淡や不規則な模様がもたらす「1/fゆらぎ」と呼ばれる動きのパターンは心に安らぎを与えてくれます。

木の表面の凹凸は太陽や照明の強い光を分散し、人の目にもやさしく、無垢材に含まれる香り成分(主にテンペル類)は不安やストレスを和らげ、アレルギーの原因となるダニやカビの繁殖を抑える働きがあります。

このほかにも、無垢材の多孔質構造が湿度を調節してくれる調質効果など、目に見えにくいところでも私たちの暮らしを快適に整えてくれています。

ただ、一言で「無垢材」と言っても、その樹木の違いや質の違いなどその幅は広くさまざまな無垢材テーブルがあります。

 

無着色で仕上げるか否か


 

 

家具蔵では「木目もデザイン」という考えで無垢材を原木で仕入れ、丸太から板にする製材の工程もその鋸の歯を入れる位置や角度までを指示して慎重に行います。

原木仕入れにこだわり、製品に仕立てる際にも木目を見極めて材料を切り出し、パーツとパーツの木目のつながりをイメージしながら繋ぎ、滑らかにつながるように削り出していったものの良さを完全に生かすには色を塗らないことが最良の回答です。

無着色で仕上げたテーブルの場合、当たり前ですが色が剥げるということがありません。

またそれだけではなく、木がもつ本来の色は使いこむほどに経年変化を重ね深みのある色合い・艶のある表情になっていきます。

これは素材のクオリティが高いからできることです。

そして無着色で仕上げる中でも、お客様のご要望やさまざまな住空間に合うよう、お選びいただける木の種類を常に増やし続けています。

国内材や北米のアメリカンブラックウォールナットやアメリカンブラックチェリー、そのほか近年ではサペリやボセといったアフリカの樹木も取り扱うことで、色や木目さらには手触りまで様々なご要望にお応えできるようになってきました。

ただ、これだけの樹種を扱うのは簡単なことではありません。

樹種によってその含水量や乾燥に必要な期間も違えば、加工する際の刃物まで変わってきます。

異なる樹種を一定のクオリティで商品化するまでには、独自の研究を何度も重ねなければならず、多くの樹種を扱うほどその工程も増えていきます。

そこまでしても、樹種を増やし続けるのは木目を生かした無垢材の家具を、より多くのお客様に長くお使いいただきたいという職人の想いの現れなのです。

 

天板のジョイントを見る


 

 

無垢材のテーブルの中には「一枚板」はもちろん、2枚の板で本を開いたように合わせた「ブックマッチテーブル」や3枚以上の無垢板を接ぎ合わせて作るものまであり、複数枚で接ぎ合わせたものは「幅接ぎテーブル」と呼ばれています。

一般的にはイモ接ぎなど平面と平面を接合する場合が多いですが、家具蔵ではフィンガージョイントと言って指と指を合わせたように見える組み方によって、木組みで接ぎ合わせています。

そのフィンガージョイントは約10mmあり、非常に深くなっています。

接合面積を多くとることが出来る上、テーブルとして重要な上方からの荷重にも強くなります。

深いフィンガージョイントは、幅800mmのテーブルであれば5枚接ぎの場合880mm分の材を使うなど、より多くの材料が必要となる為コスト面を考えると敬遠されます。

しかし、そうすることで、裏面に補強などを入れずにスマートな天板になるため、アーム付きのチェアも収まるよ

に、手間を惜しまずその作りにこだわっています。

テーブルをお探しの場合、実際に店舗で商品を見る際には木口面を見たり、裏面のつくりに着目してみると、そのテーブルがどこまで手間をかけて作られているか、長く愛用するために必要な強度を兼ね備えているかが分かります。

 

面の作りを見る


 

 

厳選した良材を徹底して乾燥をし、フィンガージョイントなど高い技術を駆使した天板は幕板、反り止めなどの補強を必要としません。

家具蔵では、六面仕上げを行っており、表、木端、木口、そして裏面を丁寧に仕上げています。

特に、表だけではなく裏側まで仕上げることで、耐久性と快適性をより高めています。

こうして実現したシンプルなデザインは、見た目だけでなく、アームチェアの肘掛けが天板下に収納できたり、膝周りの空間が広くなり立ったり、座ったりが楽になるなど使い勝手の良さも生み出します。

アームチェアがしまえることは、決して広くはない現代の日本の住環境の中でも、安心してゆったりとしたアームチェアをお使いいただけるというメリットにもなります。

 

 

最後にメンテナンスについて。

ここまで無垢材のテーブルの選び方についてお伝えしてきましたが、どんな良い無垢材のテーブルでもその使い方やメンテナンスなど「テーブルとの付き合い方」が、長くそして心地よく使えるかどうかに関わってきます。

最終的にこのテーブルにしようと思ったとき、10年後20年後の暮らしも想像してみてください。

何かがあった時に、すぐにメーカーと連絡が取れるかどうかという部分も大切です。

そのためにも、あらかじめメンテナンスについても販売スタッフに聞いておくことで、数年後『このテーブルにして良かった』と思える無垢材テーブルと出会うことができるのです。

 

ダイニングテーブルを選ぶ際の5つのポイント、いかがでしたか?

実はまだまだ確認しておきたいポイントや知っておくとさらにテーブル選びの間違いがなくなるポイントは存在します。

詳しくは店舗でお話ししますので、皆さんお気軽にお立ち寄りください。

 

家具蔵の無垢材テーブルのラインナップについてはこちらから

 

 

 

 


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