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無垢材ベッドで快適な睡眠と健康的な暮らしを

2023.4.17

 

 

よく健康的な生活について話をするとき、運動や食生活・ストレスを減らすことなどが話題として出てきます。

もちろんそれぞれの事をしっかり意識しながら生活することで体への負荷を軽減し、より健康的な暮らしをおくることができるのは間違いのないことです。

しかしこれらのことに加え少し忘れてしまいがちなことがあります。

それはどのような人でも欠かすことができない質の高い「睡眠」の重要性です。

日本人の睡眠時間は欧米諸国と比べると短いことは有名ですが、更に現在日本人の5人に1人は睡眠時に何かしらの障害を抱えているとされています。

時間が不足しているばかりか、その睡眠の質にも問題があると考えられています。

理想的な睡眠を得る方法は時間だけではなく睡眠環境(光、音、寝具等)にもあると言われています。

今回は睡眠環境の中でもそれを支えるベッドフレームにフォーカスして、質の高い睡眠のためのベッドフレームに関して掘り下げてみます。

 

 

無垢材と合板のベッドフレームの違い


 

 

快適なベッドフレームを考えたときにそのベッドフレームが無垢材で作られているか、または合板といって表面のみ薄い木を貼り付けたような物で作られているかで違いがでてきます。

合板のベッドは家具量販店をはじめとして、様々な種類が作られている代表的な素材とも言えますが、それは価格競争の波に飲まれ、東南アジアを中心とした海外の工場での製作を余儀なくされた現状も関係しています。

海外製の商品は日本製のような精度を求めるよりも、安易なつくりと組み合わせの家具となってしまっており、その点はそもそも国民性の違いからも仕方がないところとも言えます。

「一生物と呼べるいいものをお客様へ」

「日本人が日本人のために」

という私ども家具蔵が持っているような概念は、そこには希薄になってしまうかもしれません。

同時に安価に商品を手に入れられるものの、強度や輸送時の防虫剤の臭いや合板故に傷が付くとその箇所の傷が目立ってしまうことは否めません。

その点、無垢材のみで製作されているベッドは長期間の使用に耐えうる強度を持っています。

重厚なフレームの躯体ゆえに歪みから発生する「軋み音」も出づらく、より快適な睡眠環境が保持できるということは当然のこととも言えます。

同時に合板と比べ無垢材を使用することで、接着剤の使用量を抑えることができます。

現在殆どのベッドメーカーのフレームも「F☆☆☆☆(フォースター)」であり、いわゆる安全基準は満たしています。

しかし「F☆☆☆☆」ならホルムアルデヒドの臭いや発散量もゼロかというとそうではありません。

「F☆☆☆☆」基準にも多少の幅があり、現在の高気密な住宅が多いという現状、それに加え寝室という空間密閉度が高まる空間であることを考慮すると、少しでも避けたいものではあります。

しかし合板の場合、多量な接着材を使用して材同士の貼り付けを行うことは、つくりの上では致し方ないこととなります。

家具蔵の無垢材ベッドフレームは基本的に木組みでつくられており、オーダーを受けてから熟練の職人たちが一台ずつ丁寧に手仕事で製作しています。

仕上げの塗装含め、人体に影響の少ない成分のものを使用しており、「快適な睡眠と健康」を重視しています。

体に直接触れるマットレスを良いもので、と考えベッドフレームはコスト重視の方もいますが、ベッドフレームにも健康面での違いがあることを考慮すべきです。

 

ベッドフレームの役割


 

 

一般的にはベッドフレームを使用することで、床面から約30センチ以下に現れる温度の変化・湿度の変化・床から舞うホコリから守ることができ、快適な睡眠環境を維持することができるといわれています。

同時にヘッドボードには枕止めの役割と壁面からの冷気・暖気・また湿気の影響を睡眠中に受けないようにする役割があります。

これは素材の特性問わず、ベッドフレーム全般において言える特性かと思います。

しかし、特にここ日本において気を付けたい点がひとつ。

それは「湿度」の問題です。

現代の日本の寝室の広さは6帖/8帖が7割、10帖以上が2割、その他1割とおおよその統計が出ています。

この畳数(ベッド中心の寝室)と気密性の高い現代住宅の中では、なにより「湿気」の問題が多く発生してしまいます。

また居間が南向きの立地で寝室は北向きに位置することが多いことも、湿度問題の要因の一つです。

そういった環境の中でも無垢材のベッドフレームであれば、適度な調湿効果は得ることが可能です。

それに加えマットレスの「下」にあたる場所をどのように支えるかによって、湿気の問題に対応できることもあります。

マットレスの下の支えは一般的にベニヤや突板のボード等を張ってしまうことも見受けられますが、スノコやウッドスプリングなどによる支えの方が木をより多く利用し、湿度調整に一役買います。

特にこのスノコの厚みもベッドフレームにより様々です。

当然厚みがあるほど面積・体積とも広く多くの湿度の出入りが可能となります。

家具蔵の無垢材ベッドフレームはすべて、調質性にすぐれたシナ材をスノコに使用しています。

厚み50ミリにもなる極厚の無垢材スノコが抜群の調質性を誇り、寝ている間の汗や湿気の滞留を防いでくれるのです。

デザインだけではない、こういった観点でベッドフレームを見直してみることは快適な睡眠環境にたいへん重要です。

 

健康な暮らしのための「睡眠環境」


 

 

今回はベッドフレームを通して「健康的な睡眠」を考えてみましたが、睡眠環境という意味では他にも大切な要素があります。

●正しいマットレス&枕の使用

人は1年に3,000時間眠り、約10年間は同じマットレスを使用します。

それ故にしっかり自分の体に合った、快適なマットレスをそして枕を選ぶことは睡眠を整えることに直結します。

●音と照明

寝る前は極力寝室を暗くして眠りやすい状況を作ることが大切です。

同時に外の音が大きく聞こえる・ベッドの軋み音がする・時計の秒針の音が気になるなどは、神経を高ぶらせることに繋がるので控えましょう。

●清潔なベッド周りを保つこと

ベッドルームが散らかっていることは自分の気を散らすようなものです。

極力多くの物を置かずにスッキリとした室内環境を整えることで、気持ちもスッキリと気分がいい状態がつくることができます。

 

 

これらの環境を整えることも非常に大切な快眠への一歩と言えます。

質のいい睡眠は健康生活の基本です。

まずは寝室の環境の見直しや、ベッドの種類に関して一つずつ改善していくことが大切になります。

家具蔵各店では無垢材ベッドフレームのつくりや素材のクオリティ・素材の質感などを実際にご覧いただき、体感することも出来ます。

快眠への入り口としての無垢材ベッドフレームというひとつのヒントを見つけに。

各店で展示の状況も変わりますのでお気軽に家具蔵各店へお問い合わせ下さい。

 

家具蔵の無垢材ベッドフレームのラインナップはこちらから

 

 

 


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