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「造作家具」と「オーダー家具」どちらを選ぶ?どう違う?

2023.5.9

 

 

「オーダー家具」とはどのようなものか、と聞くと寸法や素材、デザインや全体のテイストを自分好みに選んで作ることができる家具という回答が導き出されることでしょう。

こだわりの、そしてワンランク上の家具、というようなイメージも併せ持っています。

対して「造作家具」と聞いた時に、そこにはどのようなものが想像されるでしょうか?

耳にしたことはあるがどのようなものかまでは説明できない、そもそもオーダー家具とは違うのだろうか…?

そのような「造作家具とは?」という疑問や、オーダー家具と造作家具のそれぞれの違いと選ぶ際のポイントなどを分かり易くお話ししていきましょう。

 

 

造作家具とは


 

 

「造作=ぞうさく」とは建築用語で、「家を建てる」という意味と、「床板・階段・陳列棚・畳・建具などの建物の内部の仕上げ材や取付け物」という2つの意味があります。

簡単に言うと造作家具は、家を建てる際に設営する階段や建具などと同じ扱いのものとして製作する収納などの家具を指す言葉です。

また、近年では新築時に限らず、リフォームやリノベーションの際に家の内装に組み込む家具も含めて造作家具と呼ばれます。

この造作家具には「大工工事」と「家具工事」の2種類があります。

その二つの違いを見ていきましょう。

造作家具…大工工事の場合

いわゆる一般的な造作家具とはこのタイプを指すことが殆どです。

家を作り上げる大工仕事の一環において、現場で収納などの固定式の家具を製作する方法となります。

現場で製作するため、実際のスペースに合わせて大きさや色合いなどの調整も行いやすく、空間の雰囲気にぴったりと合うものができる、という点に大きな特徴があります。

また、建物と同時に作っていくことは、新築完成=家具の完成でもあり、入居後すぐに使い始めることが可能な家具にもなります。

引越しを行ってすぐに片付けや整理が可能になるのは大工工事で造作家具を製作するメリットと言って良いでしょう。

一方で、現場ではやはり設備や持ち込む機材は限られます。

同時に家具専門の職人の作業ではないので、細部において精巧な家具を作るのは難しいケースも多くなります。

造作家具…家具工事の場合

家具の製作工場で家具を製作した後、現場にできあがったものを搬入し、取付けを行います。

設備や機材が整った家具製作工場で、家具製作を専門としている職人などが製作するため、細部まで精巧な家具を作ることも可能です(そのためには依頼先を厳選する必要があります)。

現場で実際のスペースに合わせて製作を行うわけではないので、大工工事による造作家具よりも、密な打ち合わせがより重要になってきます。

搬入して取付けを行う段階で問題点が発生する、ということが無いように、作り手と使い手が互いに細かい部分までをしっかりと把握しておく必要があります。

この「家具工事での造作家具」は、造り付け工事を要するオーダー家具、と呼んでも良いでしょう。

 

オーダー家具とは


 

 

オーダー家具とは、既製品や市販品などとは異なり、寸法や素材・デザインなどを個々のニーズに合わせて製作する家具の総称です。

オーダーメイド家具、特注家具とも称されます。

オーダー家具は収納家具に限らず、その人に合わせてカスタマイズされる・あるいは一から製作されるものであり、それはダイニングテーブルでもダイニングチェアでも、収納家具であってもその制限はありません。

オーダー家具には移動可能な置き家具と、床や壁に固定するような造作家具の2種類が存在します。

置き家具には置き家具の良さがあり、造作家具にまた違ったメリットが存在します。

どちらが優れている、ということではなく必要な機能や考えられる場面の想定をふまえて選択することが重要です。

 

オーダー家具の「価値」とは


 

 

既製サイズ、あるいは在庫などのなかから予め出来上がっているものを選ぶのではなく、空間のテイストやスペース、自身の使い勝手や好みの素材感に合わせたものが手に入ることは、家具をインテリアとして見るうえでも、道具として使いやすさを追求するうえでも大きな恩恵を得ることができます。

自宅のスペースや雰囲気に合わせたテーブルやソファ、自身の体型に合うチェア、収納家具であればデッドスペースになりがちな場所、例えば対面式キッチンのカウンターの下などにもピッタリのサイズの家具を作ることができます。

収納家具で言えば、引き出しや扉の数・大きさ・位置・仕様の違いはものの出し入れをスムーズにし、快適な収納計画を実行する上で非常に重要です。

既製品はその部分で物足りなさを感じる事もあるでしょう。

そのようなことを満足いくものに変えることができるのがオーダー家具の良い部分でもあります。

家具にはそれぞれ「座る」「食事をする」「作業をする」「寛ぐ」「収納する」といったようにそれを使う上での目的があります。

ただ、その目的を果たすだけなら既製品でもオーダー家具でも大差はありません。

大切なのはそこに対する満足度です。

その満足度が日常を少しずつかもしれませんが豊かなものに変えていきます。

表面的なものだけではなく、プラスアルファを満たしてくれる家具、それこそがオーダー家具の本当の価値と言えます。

 

失敗しないオーダー家具の選び方


 

 

造作家具とオーダー家具はそれぞれを分けて話したとしても、その人のためだけに製作する、という点では同じジャンルであり、区別することにそこまで意味はないかもしれません。

ですが、家を作ることが本職である大工による造作家具ではせっかくのオーダー家具のメリットも生かされないことがあるのも、また事実です。

また、ひと口にオーダー家具と言っても、その種類も、素材や技術の差による出来栄えも千差万別。

ずっと使い続けたい、使い続けることのできる家具を選ぶのであれば、確かな知識を持ったスタッフがいて、確かな技術を持った工場直営スタイルのオーダー家具販売店を選びましょう。

私ども家具蔵では使い込む程に味の出る、熟練の職人が作る無垢材無着色のオーダー家具を作り続けています。

インテリア全般に深い知識を持ったスタッフが各店に常駐し、あなたの頭の中にある理想のインテリアを具現化。

最適なオーダー家具をプランニングします。

店舗には様々なデザインのオーダー家具が展示されていますので、実際に触れ、お試しになってみてください。

スタッフ一同、ご来店を楽しみにお待ちしております。

 

家具蔵の無垢材オーダー家具のある暮らしの事例はこちらから

 

 

 

 

 


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