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「脚」で変わる一枚板の印象とは

2023.6.18

 

 

脚で一枚枚テーブルの印象は変わる


 

 

無垢材一枚板をそのままテーブル天板として使用する「一枚板テーブル」。

自然に生まれた木そのものの形状を、そのままテーブルのデザインとして落とし込むことで、空間に独特の存在感が生まれます。

一つ一つ異なる木目や割れている部分・欠けている部分をレジンで埋めたり成形することも含め、どのような天板を選ぶかが結果的にどのようなテーブルとなり、どのように見えるかを左右します。

つまりどのような天板を選択するかが重要なのですが(言うまでもないことですが)、テーブルは「脚」が無ければ成立しません。

どのような脚をどのように取り付けるかも一枚板テーブルの印象を決定づけることになるのです。

 

天板に脚を固定するかしないか


 

一枚板テーブルに使用する脚には様々なものが考えられます。

形状も多様で、素材も木製以外でも選択肢があります。

そのうえで取り付け方にも「天板に脚を固定するorしない」という違いがあります。

安全性を重視するなら天板に脚を固定するタイプがお勧めです。

地震が起きた時、お子様がテーブルにぶつかった時等、天板を脚に乗せているタイプでは天板がズレる可能性はゼロではありません。

脚を固定すると言っても完全に固定して取り外しが出来なくなるわけではなく、ノックダウン式といって脱着が可能なタイプも多くあり、そのようなタイプであれば搬入も安心なうえ、テーブルを別の部屋に移動する時やお引越しの時も便利です。

一方、固定しないタイプは脚の上に一枚板を乗せるだけというスタイルです。

脚の形状としてはT字型やV字型になっているものが多く、(もちろん滑り止めなど要しますが)天板を乗せているだけなので、天板の裏表が使用できる、脚の形状によっては倒すことでローテーブルにすることも出来る点は魅力です。

私たち家具蔵でもどちらのタイプでもお選びいただけるように、バリエーションを揃えています。

 

 

脚の素材によって異なる印象の違い


 

素材にもいくつかの選択肢があります。

一枚板天板と同樹種の脚を取り付けるのが天板との相性が一番良く一体感が出ます。

天板と異なる樹種、あるいは着色された木製脚を取り付けるケースもあり、その場合は質感や色合いが近い素材を選ぶことで天板との一体感も生まれますがあえて全く異なる色合いのものを選び個性を出すという選択肢もあります。

着色されている場合は、合わせる椅子や周囲のインテリアアイテムとのバランスを考慮する必要がありますので、注意が必要です。

スチール製のものも高い人気があり、工業的な雰囲気を醸し出し、細くすることも可能でシャープさやスタイリッシュさを演出することも出来ます。

経年による塗装面のくもりやサビの予防には注意が必要で、メンテナンスの方法やもしもの時の修理が可能かどうかなども、あらかじめ確認しておくことが大事です。

アクリル製のものもあり、高額ですが天板が宙に浮いているような、幻想的な演出表現が可能です。

 

スタンダードでシンプルな4本脚


 

 

ここからは一番シンプルでスタンダードともいえる「4本脚」の形状に違いによる特徴を紹介していきましょう。

脚のデザインの選択肢には制限こそありませんが、その選択によっては使いづらい、例えば椅子が入りにくくなるというような可能性もありえます。

4本脚はテーブル脚としてはもっともスタンダードなものでありながら、安定性に最も優れ、基本的に天板下が一番広く使用することができるものです。

掃除もしやすく、更に言うならば天板の4点をバランスよく支えることで天板の変形のリスクも少なくすることが可能です。

 

形状によって異なる印象の違い


 

 

4本脚でも「四角形」とするのか「円形」とするのかでその印象は変わります。

あるいは「ストレート」か「テーパード」かでも同様です。

シンプルな四角形、多くの場合は正方形ですが全体的に「固い」印象が強くなります。

一方で円形、これも多くの場合は正円形のものはどことなく「甘い」雰囲気です。

キチっとした印象にするなら四角形、優しい雰囲気を演出させたいなら正円形となります。

上から下まで真っ直ぐの形状(ストレート)か、床面に向かって細くなっていく(テーパード)かでも印象は変わるでしょう。

一枚板天板にはその形状自体に特徴のあるものが多く、あまり華奢なものでは全体のバランスがとりにくくなる可能性はあります。

ちなみに私ども家具蔵では「丸みを帯びた四角形の脚」と言える「三味線胴面脚」というものもご用意しています。

四角形のそれぞれの角に丸みを持たせ、4辺それぞれも少しの曲線をつけたもので、一枚板テーブルのような耳付きテーブルとは好相性です。

 

 

因みに小さなお子さんがいて、ぶつかったら危ないから円形状の脚にしよう…と考えているものの本当は四角形のものが好きだ、ということなら四角形のものを選ぶことをお勧めします。

一枚板テーブルはお子さんが成長した後も使い続けることができるものであり、本当はあまり好きではなかったものと過ごすにはあまり長い時間となります。

自分の「好き」を最優先させることで「見て」「使って」両面で心地よい暮らしとなるはずです。

一枚板天板を選ぶ際には、当然のことながら「どのような天板が良いか」を一枚ずつ検討していき、脚の選択は最後になりがちです。

それで全く問題ないのですが、どのような脚を選択するかでテーブル単体の見た目の雰囲気は変わります。

空間全体の雰囲気にも影響するかもしれませんし、使い勝手に影響するのは言わずもがなでしょう。

私ども家具蔵では、一枚板天板を選んでいただく際には基本的に脚製作費は無料としています。

いくつかの種類を選ぶことができるのでご要望に応じたご提案が可能です。

天板選びからそれを支える脚選びまで、しっかりとサポートいたします。

 

家具蔵のテーブル脚形状のご紹介はこちらから

 

 

 


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