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キッチンボードは無垢材であつらえる理由とは?

2023.7.8

 

 

食器やカップ、家電などを収納し、家事をより快適にし、そしてダイニングやキッチンを彩るアイテムにもなるキッチンボード。

最近ではオープンキッチンを擁する間取りも多くなっています。

リビングとダイニングから背面収納、すなわちキッチンボードが見えるということも多く、より高い品質を求める人が多くなってきました。

様々なデザインやスタイルのキッチンボードがありますが、その素材で空間における雰囲気や耐久性なども大きく変わってきます。

今回は、インテリアの中でも優先度の高まってきている、この「キッチンボード」の素材についてお話しします。

 

キッチンボードの役割


 

 

キッチン、あるいはダイニング(ルーム)に食器やグラス、カップ、カトラリーの出し入れ、整理をするための「キッチンボード」をレイアウトしている人は非常に多いことでしょう。

食事をした後の食器類の整理整頓を可能にするキッチンボードがあることで、毎日の食事の準備もスムーズになり、無駄な時間を省くことにもつながります。

一昔前までは「レンジ台」などと呼ばれる家電収納と、「食器棚」と呼ばれる食器専用の棚を別々に横に並べるスタイルが多くみられました。

そして、最近のキッチンボードは食器類と共に家電も収納することができる「家電収納一体タイプ」が主流になってきています。

レンジ台と食器棚を一体にすることで、高さや奥行きが揃い、空間がスッキリすることと家電が手の届きやすい腰高の位置に横並びに設置できることで作業性が高まります。

そのような理由から、「家電収納一体タイプ」のいわゆるキッチンボードが主流になってきているのです。

また、食器や家電だけではなく、調味料や保存食を収納できる深い引き出しの「ストッカー」の機能があるものや、ダストボックスも収納できるようになっているものなど、そこで暮らす人の使い方や設置状況に合わせて様々なバリエーションや役割があります。

 

キッチンボードの素材の種類


 

 

木製のキッチンボード、この2つを大きく分けるときに、どんなものを使用しているか、がポイントになります。

その分け方は「無垢材」か、それとも「木質系の加工材料」か、というものです。

無垢材は、原木(丸太)から切り出したままの自然な状態の木材をさしたものです。

乾燥・加工に時間と手間がかかり、熟練の職人でないとその良さを生かし切ったものは生まれません。

それと対比するかたちで「木質系の加工材料」というものがあります。

例えば木質系加工材の代表である「合板」はベニヤ(木材から薄く剥かれた「単板」のこと)を何枚か積層して接着したもののことです。

その表面に化粧シートや、突板を圧着し加工した工業製品を総称して「木質系の…」と呼称します。

大量生産が可能で扱い易く、同じものを安価に作ることを目的としています。

では、それぞれのキッチンボードにはどのような特徴があるのでしょうか。

 

無垢材のキッチンボードの特徴


 

無垢材のキッチンボードの魅力。

それは、何といっても空間を温かみのある、上質なものにしてくれることではないでしょうか。

無垢材が感じさせてくれる温もりや、そこから感じられる心地よさは、使い込んでいくことでさらに増していきます。

色味は深くなり、傷がつきながら自然素材特有の素朴さも感じられることでしょう。

「本物の質感が欲しい」と思ったら無垢材のキッチンボードを検討するべきです。

木の持つ本来の表情、風合い、手触りを楽しむことができ、無着色で仕上げているものは経年での色の変化による木肌の魅力も味わうことができます。

傷が生じても目立たず、味になるのです。

オープンキッチンの場合は無垢材テーブルと同じ素材で合わせることで、空間に統一感を出すことができることも魅力です。

長く使ううちに色が褪せてくる、表面材が剥がれてくる、傷がついて下地が見える…、といったこととは無縁です。

使用していくうちに出る表情が「傷み」ではなく「味」として見えてきます。

さらにそれをメンテナンスできるかできないかは、「長く使用できるものが欲しい」という希望が叶うか否かを決める部分です。

無垢材キッチンボードは、傷や傷みも削りなおすことで元通り美しい状態となります。

そうしたメンテナンスを繰り返しながら何世代にも渡って使用できる収納家具になるのです。

人工物になるので同じ種類のテーブルを探すことは困難となりますが、無垢材なら同じ樹種を選べばいいだけなのでコーディネートもしやすくなります。

 

木質系の加工材料(合板など)のキッチンボードの特徴


 

木質系の加工材料、たとえば合板のキッチンボードは、スッキリとしたデザイン且つ低価格で購入可能な点が魅力のひとつです。

無垢材のキッチンボードに比べると、木そのものを使う量が少なくなることと、特注対応を受けないライン生産で大量生産を行うことで、生産コストを下げることができるためです。

一人暮らしの人や引越を近い将来考えられているような新婚のご夫婦には、買い換えしやすい価格は大きなメリットになります。

表面材を張り付けた仕上げに使用する化粧板には豊富なカラーバリエーションも特徴です。

例えば、自身のテーマカラーに合わせてグリーンのキッチンボードなども選択できる商品もあります。

逆にこれらのものは耐久性がネックになってきます。

色褪せ・剥がれ・傷の目立ちなどは必ずありえます。

そのほか、木質系加工材は、無垢材に比べ、ネジの効き目が弱く長く使っていくうちにグラグラしてきます。

 

 

家具蔵では、茨城県の直営工場で無垢材にこだわった一生モノのキッチンボードを取り扱っています。

熟練した職人の手仕事と、適材適所を考えた、その木が持つ一番美しい木目の表情を活かし、細やかなところまで手を抜かず丹精こめて製作したオーダーメイドのものです。

家具蔵各店ではプロのスタッフが丁寧に樹種の特徴や、空間とのバランスのことなどのアドバイスしながら、長く使うことのできるキッチンボード選びをサポートします。

お近くの家具蔵にお越しいただき、展示の無垢材キッチンボードを見て、触れて体感してみてください。

スタッフ一同、ご来店をお待ちしています。

 

家具蔵の無垢材キッチンボードのご案内はこちらから

 

 

 

 


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