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「フォーカルポイント」とは?その作り方とは?

2023.7.26

 

 

「フォーカルポイント」という言葉をご存知でしょうか?

建築やインテリア業界で「パッと目を引く場所」、あるいは「視線が集中する場所」という意味で使われています。

住まいの中でわかりやすいのは飾り棚や和室の床の間などです。

目に入りやすい「フォーカルポイント」を美しく効果的にまとめると、来客の記憶にもポジティブに残るようなセンスの良い部屋作りが可能になります。

 

フォーカルポイントの秘訣は「飾るもの」と「場所」にある


 

 

このフォーカルポイントはどのように作ればよいのでしょうか。

その秘訣は「飾るもの」と「場所」にあります。

ここを工夫するだけでいつもの空間も見違えるものになります。

そのポイントを空間ごとに見ていきましょう。

 

玄関でのフォーカルポイントのつくりかた


 

 

玄関の下駄箱や玄関収納、ニッチ(壁面を凹ませた飾り棚)に飾るスペースがある場合には、そこをフォーカルポイントにしてみましょう。

季節を感じるインテリアや、思い出のものを飾るのも良いでしょう。

日本には四季や季節ごとに行事があり、お正月、節分、ひな祭り、端午の節句、七夕、クリスマスといった春夏秋冬の季節の移り変わりや節目を、この場所を通して楽しむことができます。

思い出のものは、写真ならばフレームに1枚ずつ入れてもいいですし、コラージュするのもおすすめです。

旅行先の写真と一緒に、電車や飛行機、美術館などのチケットをコラージュすると、日付やスタンプの雰囲気が、旅のさまざまな出来事を思い返させてくれるでしょう。

飾る内容を都度変えることで、帰ってきたときの気分も新鮮になります。

今はおしゃれなルームフレグランスも多いので、そのようなものを使用すれば気になる玄関の匂いも緩和しつつ、見た目もおしゃれで一石二鳥です。

スペースがなくて飾る場所がない場合は、玄関や廊下にコンソールテーブルを置くことをお勧めします。

もしくはスツールを配置したり、ワインの木箱などを隅に置くだけでも雰囲気が大きく異なります。

壁の空いたスペースも、雰囲気のあるミラーを掛けることでフォーカルポイントとなるだけでなく、外出前の身だしなみのチェックの場ともなります。

“玄関は家の顔”ともいわれます。

この場所へのこだわりを少しでも高めることで、住まい全体のグレードが上がるのです。

 

リビングダイニングでのフォーカルポイントのつくりかた


 

 

家族や来客が集うリビングダイニング。

その他の空間に比べ圧倒的に人の目に触れる場所であり、その中でも特に「目がいきやすい場所」なのが、部屋に入ったときの向かい側のコーナー(角)です。

無意識に視線が行く場所といっても過言ではなく、フォーカルポイントをつくるのに代表的な場所と言えます。

そのような場所にはフロアライトや観葉植物などを飾ると、グッと印象が良くなります。

高さがあるものを置くことがコツです。

帽子をかぶることで背が高く見える効果と同じく、空間を広く見せる効果を併せ持ちます。

コーナー付近に絵を飾るのも良いでしょう。

他にもリビングダイニングのフォーカルポイント=目を引く場所、というのはいろいろあります。

腰高の収納家具やテレビボードの上といった高さが低い場所をフォーカルポイントとして、季節の飾りや趣味のものを飾って楽しむのもおすすめです。

あえてシンプルに花器をひとつだけ置いたり、これからの季節であればガラス製の花器も涼しさを感じさせてくれます。

また趣味のものをいくつか飾ってギャラリー風にするのも華やかです。

このような場所があることで来客との会話のきっかけにもなります。

外国では暖炉をフォーカルポイントとして、季節の飾りを楽しむ国もあり、例えばいくつも写真を飾るのは取り入れやすいテクニックのひとつです。

 

無垢材家具を取り入れたフォーカルポイントをつくる


 

 

最近は、壁の一面だけ色や柄の違うクロスやタイルを貼っている住まいをよく目にします。

建売住宅や分譲マンションといったある意味普遍的なスタイルの住まいでも取り入れられていることもあるので、もはやオーソドックスな内装スタイルともいえそうです。

以前は建具から家具まで、同じ色合いで統一することがインテリアコーディネートの基本とされてきました。

最近では敢えて異なる色味にしてアクセントとして引き立たせて、家具そのものをフォーカルポイントにする手法も多くみられるようになってきています。

この場合、無着色の無垢材家具が持つ、柔らか且つ複雑な色調はそうした場所でお互いの存在をさらに際立たせる力があります。

フラットな壁面からタイルなどの凹凸のある壁、定番の白だけでなくグレーやパステル調の壁の前に無垢材家具を置くだけで素晴らしいフォーカルポイントが生まれます。

 

 

フォーカルポイントとは、いわば「視線を誘導する場所」です。

住まう人の癒しになり、来客の印象やコミュニケーションを誘導する役割も兼ねる場所となります。

どの場所においても、まずは自分が好きなものを飾るのが一番ですが、「何をどのように飾るのが効果的なのか?」という疑問も生じることでしょう。

そのような疑問や悩みにはCGを駆使した「3Dプランニング」を無料で行う家具蔵各店へお声がけください。

様々な事例を知るインテリアのプロが間取り図面や住まいの画像などをもとに、効果的かつ的確なアドバイスをお伝えします。

 

効果的なフォーカルポイントのサンプルも多数の事例集はこちらから

 

 

 

 


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