大きなテーブルと小さなテーブルはどちらを選ぶべきなのか
2023.7.29
目次
ダイニングテーブルはいまや現代の住宅においては住まいの「中心」ともなる家具であり、新築などの住み替えの際の家具の買い替えでの優先順位も非常に高いもののひとつです。
本来の用途である食事の際の使用以外にも「リビング学習」というフレーズが定着するほど、お子様の勉強の場となることも多いでしょう。
団らんを楽しむのはもちろん、個々が趣味を楽しむ場となり、来客に対応する場でもあり、多用途での活用が可能なことがその存在感を高めています。
そのことから「大は小を兼ねる」こともあり、テーブルのサイズは大きめのものを選ぶことで多々のメリットがあります。
かといって空間に対して大きすぎるテーブルも周囲化の回遊性や、サイズ自体を持て余すリスクもあり、却って日常生活を不便にしてしまう場合もあります。
「我が家のスペースでは大きいテーブルは諦めるしかない」という事情もあるなか、もちろん小さなテーブルを選択することで得ることのできるメリットもあります。
大きいテーブルは「ゆとり」を連れてくる
まず、大きなサイズのテーブルは「心身のゆとり」を得ることができます。
一般的に一人分の食事スペースは「幅60センチ・奥行40センチ」と言われています。
4人家族の場合は、理論の上では幅120センチ、奥行80センチあれば食事がとれる大きさとなります。
ゆったりした食事スペースが確保できるスペースを擁するテーブルは言うまでもなく「広さ」を享受できます。
その広さは必然的に心のゆとりやリラックス間を生み出すことになるのです。
想像してみてください。
レストランやカフェで食事をする際、自宅で使用しているテーブルより広いテーブルに通されると嬉しくなり、ゆったりと会話などをしながら時間を気にせず食事ができます。
逆に小さなテーブルに通されると、次のものが来るまでに早く済ましてしまわなければ、と気にしながら急いで食事をすることにもなり、落ち着かないということもありえます。
朝食など、限られた時間で各々がさっと食事だけを済ませる場合はともかく、夕食や休みの日に食事をするのであれば、余裕のある食事スペースで家族と会話をしながら心地良い時間を過ごしたいものです。
大きいサイズのテーブルなら家族みんなで同時に使用してもスペースに余裕があり、心をも満たす豊かな時間へと導いてくれます。
大きいテーブルはフレキシブルに使うことができる
近頃ではすっかり定着したお子様のリビング学習。
特に小学校低学年のうちは家の人が宿題などを見てあげることも多く、そこで近くに一緒に座ることのできるダイニングテーブルで宿題を行うお子様も多いようです。
宿題などを行う際はテキストとノート、時には辞書や他の教材を広げることのできる、十分な余裕が必要となります。
また、夜に帰宅した人がそこで食事を始めるとなると、同じ場所で勉強しているお子様の集中力を切らさないためにも十分な距離感が必要です。
さらに趣味やパソコンなど個々の作業を行う際にも、道具や資料を広げるスペースが必要になります。
作業をしながらテレビなどを同時に楽しむ「ながら」作業を行う、という人もいるでしょう。
大きいサイズのダイニングテーブルなら、勉強机・作業台を兼ねる余裕が十分に持てます。
また、作業をしていない他の人とも十分な距離感が保てるので、お互いが気になりにくく、ここでも「心のゆとり」や集中力を担保できます。
大きいテーブルは来客対応も安心
ホームパーティとは言わずとも、自宅に親族や友人を招いて気兼ねなく一緒に食事や団らんの時間を過ごすことはとても豊かな気分になります。
小さいテーブルではお皿が乗り切らず、スムーズな配膳ができないことはゲストにも気を遣わせてしまいますが、大きなテーブルなら来客の際も安心です。
わざわざカフェやレストランに行かずとも、大切な人のおもてなしが可能になります。
小さいテーブルは「会話がしやすい」
いわゆる「ちゃぶ台」を思い浮かべてみてください。
小さなちゃぶ台にお皿があふれながらも、家族がそのテーブルを皆で囲み、会話をしながらごはんを食べているシーンが浮かびませんか?
きっとその光景は笑顔であふれているでしょう。
大きなテーブルでは大人数で囲むと互いの距離が遠くなることで一つの会話を全員ですることが難しい場合もあります。
小さなテーブルなら家族やゲスト皆で揃った時も一つの話題を全員で楽しむことが可能です。
小さいテーブルは「移動が容易で掃除や片付けがしやすい」
テーブルのサイズが小さいことはそれだけ周囲の余白が増すことを意味します。
日常のなかでの回遊動線が広くとれるので、歩きやすく、角の部分で自身の足をぶつけてしまうことも少なくなるでしょう。
そして、空間そのものも広々と感じられるようになり、移動も容易なので模様替えも簡単です。
気軽に動かし、向きを変えることで窓から見える景色が変わったり、作業効率が上がったりと、同じ部屋にいながら、引っ越しをしたというくらいに気分を変えることができます。
また、移動の容易性は掃除などを安易にし、限られたスペースを有効に使うために逐一片付けを行うことでモノが散らかるのを防げます。
テーブルのサイズ選びは「何をして過ごすか」を明確に
大きいテーブル・小さいテーブルそれぞれにメリットがあります。
自身の暮らしを考えたうえでダイニングスペースで何をして過ごすのか、また現在のことだけでなく、お子様が大きくなられたとき、ご夫婦二人になられたときなど、少し先のシーンを想定することで買い替えを行わずに長く使うことができます。
家具蔵ではそのようなお客様一人ひとりのくらしにあった無垢材テーブルをオーダーで製作しています。
サイズやレイアウトでお悩みの方へはCGを利用したプランニングの他、訪問・採寸を行い適切なアイテムをご案内しております。
どうぞお気軽にご相談ください。
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