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リビングボードの「上」はどのように飾るのが理想か

2023.9.15

 

 

小物の飾りつけは簡単なテクニックや法則を活用する


 

 

空間をすっきりと見せるためには収納スペースは必須といえます。

一方で住居に備え付けてある収納スペースに何らかの不足が出ることは珍しいことではなく、そこで収納「家具」の出番となります。

リビングダイニングにおける収納家具の定番と言えばテレビボード、そしてその次が「リビングボード」と呼ばれる腰高のものです。

リビングボード自体の用途はじつに様々ですが、腰高であることが多いので、天板上が有効なディスプレイスペースを兼ねるものともなります。

そこに飾るものにも特に決まりはありません。

写真や季節のもの、趣味関係、観葉植物、あるいは簡易的な本棚になっている人もいるでしょう。

ですが、できるだけ美しく見栄えがするよう、そして乱雑にならないようにものを飾っておきたいという思いは共通しているはずです。

それはごく簡単なテクニックや法則を活用することで意外と簡単に実行できます。

 

リビングボードの役割とは


 

 

リビングボードはリビングに置く収納家具や飾り棚全般のことを指します。

尚、この「リビングボード」という言葉は和製英語です。

居住空間である「リビング」と「棚」や「台」といった意味を持つ「ボード」を合わせた言葉で、ダイニングボード、キッチンボードなどもそれと同じ由来を持ちます。

腰高程度の高さであることが多く、扉のみ・引き出しのみ・その両方の組み合わせなど、その仕様も様々です。

現代においては家族が集まり、そのことでそれぞれが様々なものを出し入れする、あるいは収納場所を認識しておくのに重要な役割を果たすと同時に、空間に重心をつくり、アクセントともなる重要な役割を担っています。

 

三角形をイメージした配置を心掛ける


 

 

リビングボードの上をバランスよく飾る秘訣は、飾るもので「三角形」をつくることです。

この三角形飾りは飾り方の基本中の基本であり、大きさのバランスを整えて配置するだけなので比較的すぐに取り入れることができる手法といえます。

お気に入りのものを並べているのに何か物足りなさを感じるとすれば、それは平面的な印象になっているためです。

つまり、「立体感が無い」ということともいえます。

背の高いもの左右にそれよりも高さを抑えたものを並べると自然と三角形ができあがります。

この高さの違うものを並べることで視覚に立体感を与え、いつものディスプレイをより美しく見せてくれるはずです。

この点は好みにもよりますが、三角形を作る際に高さの重心を左右どちらかに寄せる、つまりあえて中心をずらす、あるいは左右に高さの違うものを配置してアシンメトリーを表現すると、さらにバランスがよくなります。

最も基本的なディスプレイ技術ですが、これだけでこなれたディスプレイとなり、他のものもこの法則で配置することで統一感なども生まれやすくなります。

 

色をまとめる


 

 

「もの見え方」に統一感を持たせるには使う色をなるべく絞ることが鉄則です。

あるいは色のトーンをまとめる、といっても良いでしょう。

これはインテリアにおいても同様で、色が空間に与える影響の大きさを考えると非常に重要なポイントです。

そのうえで「アクセントカラー」つまり全く違う色を差し込むのであれば、はっきりとした色味を使用するのがポイントです。

棚の上のディスプレイにまとまりを感じられない場合は、このポイントを抑えるだけでガラッと印象が変わります。

この場合、色味は3色まで、ということも覚えておきましょう。

尚、ブラックやグレーなどの無彩色は調和の邪魔をしない色味なのでこの3色には含みません。

目立たせたくないアイテムは無彩色にすると悪目立ちしなくなります。

 

レピテーション=繰り返しの心理を用いる


 

 

「レピテーション」とは、空間内で同じ色味を繰り返し使用することで調和が高まるように見えるという、心理的テクニックの1つです。

このテクニックを応用することはディスプレイに統一感を持たせることにつながります。

繰り返しとなることで自然とそうなる可能性も高いのですが、ここでも使う色味を絞ることでより「繰り返し」の印象は強くなります。

 

質感を合わせる


 

 

収納家具の上を飾り棚として活用するなら、家具と同じ質感のアイテムを並べるのもテクニックのひとつです。

木製の家具の上に写真立てを置くなら同じく木を用いたフレームのものを。

使い込んだような風合いがあるものなら、同じように使用感のある加工がしてあるもの(あるいは実際に使い込んだもの)を揃えると、統一感が出ます。

フォトフレームやアクセサリーを入れておけるようなお皿などは素材のバリエーションも豊富で、且つ手頃な価格なものも多数あり探しやすいでしょう。

 

 

 

ものを飾ること、ディスプレイをすることにはルールはありません。

しかし、今回ご紹介した「セオリー」を取り入れることで、よりその場が美しく、お気に入りのものも引き立つようになります。

現状の家具に合わせたインテリア選び、新しく購入する収納家具の上をどのように飾るかなども、お気軽に私ども家具蔵のスタッフにお声掛けください。

 

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