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ソファの座面高と寛ぎの関係とは?

2023.10.12

 

 

一般的にソファを選ぶ際に気に掛けるポイントと言えば「座り心地」「耐久性(へたりにくさ)」「デザイン」「価格」といったところでしょう。

その中でも、人によってその感覚が大きく異なり、こだわりも強くなるのは「座り心地」ではないでしょうか。

「硬い座面が良い」「柔らかい座面が良い」「奥行きが広い方が良い」等、そのこだわりはそれぞれです。

しかし、意外とソファ座面の「高さ」を気に掛ける人はあまりいないのも事実です。

ソファに限らず「座るもの」「寝転ぶもの」といった身体を預ける家具、つまり「体感家具」は掛かる体圧がどれだけ効率よく分散されるかという体圧分散性がたいへん重要です。

例えば自身の足が床に付くか否かといった部分はしっかりと身体を休めるという観点では見逃してはいけない部分なのです。

その観点から「ソファの座面高と寛ぎの関係」について深掘りしていきましょう。

 

 

ソファの一般的な座面高とは


 

 

日本人向けソファの一般的な高さは380~400mm程度と言われています。

その観点で国内の家具メーカーのラインナップを見ると座面の低いソファだと350~360mm程度、高さがあっても400mmを超えるものは比較的少ないと感じます。

反対に海外メーカーのものは、もちろん低めの座面のものもありますが、400mmを超えるものも多く存在し、同時に座面の奥行きも深いソファが多い印象です。

 

ソファのタイプによって座面高が変わっていることも多い


 

 

その用途やタイプによってもソファの座面高は変わります。

例えば「ローソファ=一般的なソファに比べて座面高が低いソファ」は、奥行きを深く取っていることも多くみられます。

低いものだと床からの座面高設定が100mm程度と座椅子のようなものから、300mm程度の高さのソファも存在します。

メリットとしては、空間に圧迫感を与えず広く見せてくれる効果がある、あるいは子供やペットがいても安心して使用できるといった点です。

一方で座面が低いことで座る際・立ち上がる際に膝や腰に負担が掛かりやすいという点や、併用するリビングテーブルと高さのバランスが合わない場合があることは注意事項です。

「ベンチソファ=比較的座面高が高く奥行きが浅い」ものはその形状からダイニング用、つまりダイニングテーブルと併せて用いられることが多く見られます。

ダイニングテーブルに合わせている高さの為、比較的座面高の高いソファが多い印象です。

同時に脱着の容易性や周囲のスペースの確保を目的として座面の奥行きは浅くなるものが多くなっています。

詰めれば着座人数にある程度の融通が効く点、ダイニングスペースの役割とリビングスペースの役割双方を兼ねた場所とできるので省スペースに貢献するといった点は、リビングダイニングの使い方に幅を持たせることができる意味で有用性が高いと言えるでしょう。

同時にその座面の奥行きの浅さはそこで寝転がって身体を休めるという意味では物足りない場合もあるので、導入の際には想定されるシチュエーションの見極めが重要です。

 

体圧分散性は身体を休めるうえでは重要な要素


 

 

ローソファは座面が低い分奥行きがあるものも多く、そこでは足を伸ばしながら座ることになります。

一方でベンチソファは座面が高く奥行きを浅くすることで足を立てて座るように作られています。

ここで「体圧分散性」を前提にするのであれば、どちらにも共通して言えることは「自身の足がしっかり地面につく必要が有る」ということです。

座面・背面のクッションといった内部構造を含めてソファやチェアといった身体を預ける家具に関しては、どれだけ体圧分散がしっかりされているかを考えて選ぶことが好ましいのは間違いないでしょう。

 

ソファの正しい座り方


 

 

そして、ソファにも正しい座り方が存在します。

常に正しい姿勢を意識しているのは疲れてしまうため、あくまでソファを選ぶ際の参考として見ていきましょう。

1.おしりを背面クッションのすぐ手前まで深く腰を掛ける

2.骨盤を立てて(良い姿勢になる)背もたれは使わずに座る

3.背筋はそのままで背面クッションにもたれかかる

4.もたれかかった状態で、体の力を抜く

身体の力を抜いた状態でも姿勢が崩れないソファは支えがしっかりしている為、長時間座っていても疲れにくいものとなります。

反対に力を抜いた際に、身体が「く」の字に曲がってしまいお腹を圧迫するようであれば、それは身体には合っていません。

ソファ選びの際の見極めポイントとして活用してみてください。

 

家具蔵のソファ作りとは


 

 

もともと椅子職人から始まった会社だからこそ座り心地にはこだわりを持っており、それはソファも同様です。

疲れにくい座姿勢・寛ぎを得る場所としてのソファ作りを行ううえで座面の形状や構造にもこだわりがあります。

まず「座面がフラットではなく手前から背もたれに掛けて徐々に低くなる構造」である点。

一般的な多くのソファがフラットな座面形状となっていますが、ソファの場合は真下に力が加わるのではなく、様々な姿勢をとることであらゆる方向に体重が加わっていきます。

その為、単にフラットな座面づくりでは前面に向かってへたりが出てしまいやすく、長く使用した際の見た目の劣化を招きやすくなります。

そういったへたりを出にくくする構造を採用し、長くご使用頂くお客様の暮らしを支えているのです。

また、家具蔵の無垢材ソファのクッション材はウレタンとフェザーを使用しています。

これだけ聞くと少し柔らかめのソファをイメージされるかもしれませんが、ウレタン自体がしっかりしている為包み込まれながらもしっかりした支えを感じられる硬さになっています。

そうすることで支えが必要な部分はしっかりと支えながらも、フワッと包まれる座り心地で快適な時間を実現させているのです。

「腰が痛いから座面は硬い方が良い」といった考えを持つ人は少なくありません。

硬い座面の方が絶対に良い、のではなく「身体に合った硬さ」をしっかりと選ばなくてはいけません。

そのためには、まず試してみることです。

正しい座り方が自然とできるソファ選びを心掛けてみて下さい。

 

家具蔵の無垢材ソファの詳細はこちらから

 

 

 

 

 

 


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