引越しが多い人の家具の選び方とは?
2023.10.20
目次
引越しで必ず起こるのは「家具の移動」
いわゆる「引越し」というイベントは、人によってそれが多いか少ないかという差が出やすいものです。
人生において一度も引越しを行ったことが無いという人もいるかもしれませんが、多くの人が人生の中で一度や二度は引越しというものを経験しているはずです。
引越し回数が多いといっても、転勤などの事情による「必要に迫られる」ことによってのものなのか、住み替えが趣味のようなレベルになっているのかという個々の事情はあります。
そこで必ず起こることは今所持しているものの移動であり、それは家具も例外ではありません(というか引越しの主役であるとも言えます)。
引越しが多くても家具をあきらめる必要は無い
引越しには新しい住まいへの家具の移動が付きものです。
あるいは心機一転、その住まいに合う家具を購入するケースもありますが、これまで使用していたものを新しい住まいでも引き続き使用することも多いでしょう。
そこで発生する問題が「新しい住まいで今までの家具は使用できるのか?」というものです。
サイズや色、デザインなどを現在の住まいに合わせたものであればなおさらで、引越し先には設置できない・雰囲気が合わないということは、特に引越しが頻繁であれば何度も出てくる心配かもしれません。
もう一つの懸念が家具の長距離移動の際に起こりえる損傷の発生です。
気に入っていて、これからも大事に使っていきたい家具が引越しの度に傷む心配をする、あるいは実際に傷むのはいささかストレスを感じます。
そのことから持ち家を購入するまでは間に合わせの家具にする、という選択肢を取る人もあり、それはそれで理解できる考えです。
ですが、それは大げさな表現にもなりますが「機会の損失」といえることです。
仮に購入や入手に前向きなもの(この場合は家具)があるとして、いつか来るであろう「引っ越さなくなる時」まで時期を待つのは「それを使うことができなかった時間が増える」ことです。
それはまさしく「(家具を使う)機会を逃している」ことであり、いずれそれを使用することができても「もっと早く使用できたかもしれない」のです。
では、引越しが無くなるまでは、本当に欲しい家具を選ぶのを我慢していなくてはならないのでしょうか。
結論から言えば、引越しが多いからといって、欲しい家具、長く使用すべき家具をあきらめる必要はありません。
ただし、いくつかのポイントを抑えることが必要となります。
ダイニングチェアやベッドは住まいが変わっても大丈夫
家具の中にはどのようなものを選んだとしても、さほどサイズが変わらないものがあります。
例えば、ダイニングチェアやベッドは多少の差異はあってもある程度サイズが決まっている家具の代表例です。
ダイニングチェアやベッドは共に人の身体やそこから生まれる工学的手法をベースにサイズが設定されているのでよっぽど奇抜なもので無い限りは同じようなサイズになるのです。
どのような引越し先であってもダイニングチェアが置けない、ということはまず無いと言って良いでしょう。
それに加え、自身にとって座り心地の良い椅子は確実に「居心地の良さ」を連れてきます。
本当に気に入ったものを早い段階で選んでも、それはどの住まいにおいても貴方の良いパートナーとなってくれるはずです。
引越しが多い場合のテーブルの選び方は?
テーブルなどは普段の暮らしに必須なものでありながら、ある程度空間を占有するものであるがゆえに引越しが多い人はサイズを含め選択が難しい家具の代表格と言って良いかもしれません。
価格もそれなりであった、そしてまだまだ使用できる、何よりもとても気に入っている、だが新しい住まいには大きすぎる…、といったケースはありえます。
ここで採ることができる選択肢は2つ。
一つめはエクステンション(伸長式)のものを選ぶことで、住まいの状況に応じたサイズでテーブルを使用することができるようになります。
二つめの選択肢はテーブルのサイズをW1500mmとしておくことです。
W(総幅)1500mmは、ある程度のボリュームを擁するアームチェアでも2脚を並べて置くことができ、常時4人から6人が着座できるサイズでもあります。
決して小さなサイズではありませんが、1~2人の使用でも持て余すことなく使用できる「丁度良いサイズ」となるはずです。
家具のサイズ選定には他の家具(例えばソファなど)との距離感が重要な要素となりますが、このサイズであればテーブルを置くことが難しい、というケースはあまり無いと言って良いはずです。
あるいはテーブルのサイズをリメイクできるブランドや家具メーカー、家具販売店のものであれば今使用しているテーブルが新しい住まいには大きすぎたとしてもサイズを変更してその後も使い続けることができるようになります。
分解できる家具を選ぶと搬入も安心だが…
家具の設置はできても搬入ができない、というケースもありえます。
引っ越しの際でも自在な搬入が可能になるように分解できる家具を選んでおくと安心でしょう。
例えばテーブルの脚を外すことができる、ソファのクッションの取り外しが可能、食器棚の上下を分割できるといった具合です。
ただし、いわゆる「自身で組立を行うノックダウン家具」は比較的安価な材料で作られており、強度や耐久性に欠け、引越しの際の運搬中に損傷や破損のリスクが高まります。
工場直営店の無垢材家具を選ぶメリット
さきの「リメイク」の選択肢も含め、工場直営の家具販売店のものであれば、万が一の損傷の際にも補修が可能です。
さらに無着色仕上げの無垢材家具であれば元々の強度も高く、仮に運搬中、あるいは使用中に傷みが生まれたとしても綺麗に仕上げ直しすることができ、長い期間を使用することができます。
気に入って購入したものは長く使用したいもの、そして長く使用したものには愛着が湧いてきます。
その時に家具がただ古く見えるのではなく、味わいを持ってそこにあることは引越しを繰り返していたとしても、その間の自身の暮らしをともに過ごしてきた友人のような存在となってくれるはずです。
引越しの頻度が高いからといって、自分の好みを犠牲にする必要はありません。
選び方をしっかりと理解していればデザインやスタイル、素材を考えながら自分らしい空間を作ることができます。
引越しを考慮した家具選びは、慎重な計画と柔軟な発想が求められます。
家具蔵は無着色仕上げの無垢材家具をご案内する工場直営メーカーです。
メンテナンスなどのアフターサービスも充実しています。
お客様個々の事情、この場合は引っ越しの頻度や家具へのこだわり、家具選定の優先順位なども考慮しながら提案いたします。
引っ越しが多いことから家具選びを悩んでいるのであれば、ぜひ一度家具蔵の店舗へお越しください。
家具選びのプロが丁寧にご説明させて頂きます。
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