在宅時間が短い人がこだわるべき家具とは?
2023.11.12
目次
在宅時間が長くても短くても住まいの充実度は重要
ここ2~3年ほど、それぞれの暮らし方において「在宅時間が長くなっている」点がクローズアップされてきました。
その理由はご存知のように外出そのものを控えることが奨励されたことにあります。
外食を控えてテイクアウトやデリバリーを利用する「中食」は以前から注目されていましたがこの時期を経て完全に定着し、会社に出勤せず自宅で仕事を行う「在宅ワーク」の導入と慣例化もあって「自宅で長い時間を過ごす」という事例が増えたのです。
そこでは在宅時間をいかに快適に過ごすか、在宅ワークを自宅でもより効率よく行うにはどのような工夫が必要か、という点が多々論じられ、新たな家具・インテリアの導入を含め、様々な視点と提案を目に、耳にしてきました。
自宅というのは、ある意味完全にプライベートな空間であり、外の世界との遮断性も含め、その場をどのように創りあげるかが、人生の豊かさをも左右します。
在宅時間が長くなったことで改めてその点がフォーカスされたとはいえ、それはずっと前からそうであり、また、今後社会がどのような状況になってもじつは変わらないものです。
在宅時間が短いからこそ本当にこだわるべき家具が見えてくる
今、社会は以前の状況をほぼ完全に取り戻した、といっても良いでしょう。
飲食店で食事をすることも増え、在宅ワークが終了したことで再度オフィスへ出勤している人もいるはずです。
以前のように在宅時間が長いという状況から、逆に在宅時間が「短くなった」、つまりあまり家に居ない状況となった際に住まいに、家具に、インテリアにはこだわりを持たなくても良くなったのでしょうか?
決してそうではありません。
むしろ「家に居る時間が短い」からこそ本当にこだわるべき家具が見えてくると言えます。
在宅時間は心身を休める時間、であれば…
家に居る時間が短い、ということは「外にいる時間が長い」ことであり「家で過ごす時間は貴重である」ということです。
家の外というのは少なからず何かしらのストレスにさらされます。
住まいというのは、そのストレスから遮断される、あるいは緩和される場所であるべきですが、そこで過ごす時間が「短い」ということは、その時間はそれだけ貴重であるということです。
その貴重な時間は身体面でも精神面でも充足させたいもの。
いわば「心も身体も休まる時間」をより充実させるためにはこれから挙げるような家具を考え直してみるのはどうでしょうか。
ベッドとそれに付随するものの重要性
適切な睡眠が心身ともに有効なのはもはや常識であり、快適な眠りを確保することは明日への活力と健康を担保する手段です。
日々非常に忙しく「家には寝に帰っているだけ」という人もいますが、そのような人こそベッドをはじめとした寝具、ひいては寝室環境へのこだわりを持つことが重要です。
まず、床に直接布団を敷いて眠るよりもベッドフレームを使用することを強くお勧めします。
就寝時、床付近、つまり自身の顔の近くには大量の埃が落ちている状態です。
ここから自身の鼻や喉といった部分を遠ざけることが快眠への一歩となります。
マットレスや枕の選択も単純に「固い・柔らかい」だけでなく、様々なものがあるので実際に色々と試してみて一番自身に合うものを選ぶことが重要です。
また、どうしても傷みが進むものでもあり、定期的な交換やメンテナンスも必須ですが、在宅時間が短いからこそ、貴重な睡眠時間を効率よく快適なものとするためには十分な投資を行うべきでしょう。
また、それを支えるベッドフレームはフレームの音鳴りが構造的に起こりにくいものを選ぶべきです。
例えば金属製のベッドフレームは主にビスを使って組み立てられますが、次第にビスの緩みなどからキシミ音が出てくることがあり、それが快眠の妨げになります。
分厚い無垢材且つ木組みで作られたものなら音鳴り自体も起こらず、無垢材の持つ性質によって寝室そのものを快適に保つことができます。
マットレスではなく布団派、という人には布団を敷いて使用できるタタミベッドもあり、それらを使用しながら寝室の照明・色合いなども工夫していくことで貴重な睡眠時間を充実したものにできるはずです。
椅子選びこそ在宅時間の充実度を上げる
ベッド(フレーム)はあくまで睡眠時に使用するものであり、自身に合ったものを選ぶのは心身をしっかり休めるために非常に重要です。
しかし、睡眠時は見方を変えれば「意識が無い=認識していない」状態と言えます。
在宅時間が短いからこそ、家で過ごしている、つまり家で何かをしている時間を充実させたいものです。
その「何か」とは何でも良いでしょう。
食事、趣味、あるいは何もしないをする、ということでも良いのですが、その時に必要なものは「座るもの」です。
もっと具体的に言えば「椅子かソファ」ですが、導入のしやすさと使う場面の幅広さから言えば優先すべきは「椅子」となります。
ではどのような椅子を選ぶのが良いのかというと、デザインと座り心地が高いレベルで同居しているものを選ぶことができればベストです。
見て楽しく、実際に座って心地よい椅子は、在宅時間が短くてもその時間の「質」を上げてくれます。
デザインも座り心地も人によってその感じ方は異なり、どれがベストというものはありません。
ただし、あまり奇抜にならないような普遍的なデザインであれば飽きが来ず、身体を預けるものという前提がある以上、「体圧分散性」に優れたものならきっと満足のいくものになるはずです。
肘掛けがあるか無いかで言う場合、ある方が肘をそこに載せることで他の身体の負担も減り、体圧分散のうえでは効果的となるでしょう。
椅子を選ぶ際のポイントはまず見た目が気に入ったものを見つけ、そしてそこで試座する際に様々な姿勢をそこで試してみることです。
人というものは座っていても様々な態勢をとるもので、人によって「一番落ち着く座り方」というものもあるでしょう。
それを実際に店頭で試してみることで、実際に家で使用しても快適なものとなるはずです。
また、小柄な人は靴を脱いだ状態で足裏が床に着くかどうかも確認しておきたいところです。
家具蔵の無垢材チェアはどれも体圧分散性に優れ、50にものぼるデザインの数々はいずれも場所を選ばないものです。
且つ無着色仕上げなので、長期にわたって使用するほど良い風合いを出してくれます。
在宅時間が長いことで「より長い時間を快適に過ごす」ために家具選びもたいへん重要となりますが、家に居る時間が短いからこそその時間を大切にする、という意味では家具選びはより重要な意味を持ちます。
快適な暮らしに必要なことは如何にストレスを感じない、あるいは軽減させることができるかどうか。
家具選びには、その視点も重要です。
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