新居の家具はいつ決める?
2023.11.13
目次
家具選びは「どの時期から」「いつ決めるのか」という点が重要
新居の購入や決定、引き渡し、そして入居。
分譲・注文・賃貸、いずれの場合でも新居に住むことが決まって実際に入居するまでにはいくつかの(あるいは多様な)「やらなければならないこと」があります。
引越し業者の手配や住民票変更、お子様がいる人は転校・転園の手続き…。
やらなければならないことは山積みですが、その中に「入居前の家具選び」も含まれます。
家具というものがあって初めて新居での暮らしは成立し、家具がその住まいの「格」や実際の暮らしやすさを左右します。
長く愛用できる納得のいくものをじっくり選びたいところですが、他にも済ませなければならないことが多々ある中でなかなかその時間がとれない、ということは十分にありえます。
入居に間に合わせるために急いで決定したがためにいわゆる「失敗」となってしまうことは避けたいもの。
そのような家具選びとならないためには「どの時期から検討していくのが良いのか」「いつ決めるのか」という点が重要になります。
家具選びは入居前か入居後か?
新居における家具選択の時期は大きく分けて「入居前」「入居後」に分けられます。
両者ともにそうするに値するメリットはあり、同時にデメリットも存在しますが、正しい手順(と自身の納得)があればどちらであっても間違いではありません。
逆に言えば正しい手順を踏まないと入居前、入居後であってもメリットが少なくデメリットばかりが目立つ家具選びになりかねないとも言えます。
入居前・入居後、それぞれのメリットは
まずは家具選びを入居前に行うメリットと、入居後に行うメリットについて見ていきます。
入居前に家具選びを行うことで、当然のことながら引っ越した当日から新しい家具を使用しての新居での暮らしをスタートできる可能性が高まります。
あるいは引越し当日に間に合わないとしても、そのタイムラグは少ないもので済み、新しい家具が新居で用意されているという事実は、引越し時に古い家具を予め処分しておける、という実利面でのメリットももたらします。
何よりも真新しい新居での暮らしが始まるタイミングは、住まいが一番美しい時でもあり、その時にお気に入りの新しい家具たちがその場を彩るのは何と言っても心が躍ります。
反対に入居後に家具を選ぶことのメリットは何と言っても「間違いが少なくなる」という点です。
実際の空間から適正な家具のサイズを割り出すことも、内装を確認してからそれに合う色合いや素材のものを選ぶこともでき、新しい暮らしが始まって初めて分かる「不足している要素」を適切に補うこともできます。
入居前に家具を決めるならいつ頃からか
では入居前に家具選びをスタートするとして、どの時期から始めるのが適当なのか。
入居前に家具は決めておきたい!ということを強く考えているのなら、結論から言えば「早ければ早い方が良い」というものになります。
家具にはすでに完成された在庫品をそのまま要望の場所まで届けてもらう、あるいは持ちかえるもの、つまり「既製品」と、受注製作となる「オーダー家具」が存在します。
前者であっても在庫取り寄せなどに数か月単位で日数を要することがあり、オーダー家具についても納品まで最短で1か月、あるいは2~3か月は当たり前でなかには半年かかるものもあり、それを考えると「早い方が良い」ということになるのです。
また、早い段階で家具が決定していることで配線の位置や数、照明の位置などを決定しやすくなることもあり、場合によっては間取りそのものを使いたい家具のサイズや形状に合わせて変更させることもできるかもしれません。
それは間違いなく「暮らしやすい空間」を作る重要なステップともなります。
入居間近になればなるほど忙しくなり、家具選びに割く時間も減っていくことも多いので最低でも入居3か月前くらいからは情報収集と実際のリサーチを始めることをお勧めします。
事前のプランニングがあれば入居前でも大丈夫
ここでひとつ不安に思う点があるとすれば「まだ住んでもいない部屋に色や素材、サイズが丁度合うものが分かるのか…?」という点でしょう。
その点については事前のプランニングをきっちり行っておけば大丈夫です。
自身で行うこともできますが、できれば家具販売店やインテリアコーディネーターといった「プロ」の手を借りて専門的な見地も交えて行うことをお勧めします。
間取り図があれば適正な家具サイズと配置を導き出すことができ、CGを駆使して実際の住まいの様子に検討中の家具を配置した様子を3Dシミュレーションで確認する=住まいに合った色や素材、デザインを比較することも可能です。
この過程の中で適切な回遊動線の確保や搬入経路の確認も行っておけば、実際の搬入の際に家具を目的地まで運ぶことができない、あるいは置けたのは良いが家具の周囲が通りづらいという失敗も無くなります。
入居後の家具選びでも事前のシミュレーションは欠かせない
一方、入居後に家具選びを行う際には「いつからが良い」という時期的なお勧めはありません。
勿論、ダイニングテーブルやベッドといった暮らしに必須ともいえるものが無い状況であれば早めに選ぶに越したことはありませんが、そうでなければ極端な不便はないはずですので、じっくりと様々なものを比較検討しても良いでしょう。
ただし、そこでもしっかりとサイズや素材、色は選定しなければいけません。
家具選びで起こる失敗の要因の一つに「このくらいで良いだろう」「これで大丈夫なはず」という「妥協と過信」があります。
改めての間取り図を使用したプランニングやシミュレーション、あるいは既に住まいが出来上がっているメリットを活かして現場に型紙を敷いてサイズ感を確認する、サンプルを借りてきて実際の照明下で色合いの見え方を確認するという確認を行うことで、やはり「失敗」から遠ざかることができます。
新居に置く家具を選ぶ過程は楽しいものであるべきです。
また、そこに失敗があってはなりません。
適切なタイミングでより良い家具を選ぶことができるよう、私ども家具蔵でもしっかりとサポートしますので、入居前・入居後に関わらず、あるいは入居自体がかなり先、という場合でもお気軽にお声掛け下さい。
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