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テーブルがデスク代わりの人こそチェア選びが重要なわけとは?

2024.5.5

 

 

デスクは欲しいが…という状況はありうる


 

 

何かの作業を行う際には「それに集中できる環境」が必要です。

その方がより効率的であり、失敗のリスクも軽減できます。

そのような環境を必要とする際にいわゆる「デスク」の導入を新たに検討することもあるでしょう。

自分専用の作業場を獲得することで集中して効率的に作業を行うことが可能になります。

それは趣味や勉強においても同様ですが、様々な事情から自分専用(あるいは家族で共用の)デスクを置くことができないケースはあり、それは決して珍しいことではありません。

 

ダイニングテーブルをデスクの代わりにする


 

 

そのような状況で自身の格好の作業場となるのがダイニングテーブルです。

本来は食事を行うためのものですが、デスクと同様の高さであり、その大小はともかくとして作業を行うためのスペースを確保できるものでもあります。

作業に集中するためには周囲の環境に配慮する必要も出てきますが、少なくともダイニングテーブルが「作業を行う場」を確保する役割を果たしてくれることは間違いありません。

事実、ダイニングスペースを利用してのお子さんの学習などはどこの家庭でも見ることのできる風景となりました。

ここ最近のダイニングテーブルの大型化(4人掛けの標準が幅1200~1350mmだったのが1400~1500mm程度が当たり前になってきている)も、この「作業や勉強の場を兼ねる」という多目的化によるところがあります。

 

ダイニングチェアの選択は非常に重要


 

 

そこで考えるのは「できるだけ大きい方がゆとりを持って作業できるな」「素材は丈夫なものだと傷が付きにくくて良いだろう」というものであり、それも非常に重要な要素です。

もう一つ忘れてはいけないのは「どのような椅子を合わせるか」、つまり「椅子選び」です。

ダイニングセット、あるいは5点セットという言葉が示すようにテーブルを購入する際にはほぼ自動的に椅子も付いてくることが多いなかではその選択の重要性に気付かない場合もあります。

つまり「なんとなくそれに座っている」という状況です。

ダイニングチェアは「身体を預けるもの」という観点からいくとむしろテーブルよりも重視されるべき要素であり、よく言われる「姿勢の良し悪しが集中力を左右する」という点から見ても姿勢を快適に(あるいは正しいものに)矯正する役割があると考えれば決して軽視はできないのです。

これはデスク選びにおける椅子選びにおいても同様であり、どのような椅子を選び作業するかで作業や勉強の効率性は変わります。

ダイニングチェアであれば作業時以外にも使用することは多いわけで、その場の快適性も左右するといってよいでしょう。

 

選び方の基準はインテリア性と疲れにくさ


 

 

オフィスチェアやデスクチェア、あるいはゲーミングチェアなどは人体工学をふまえたデザインや構造のものも多く、「作業をする」という目的であればそれを選ぶことも大いに「有り」です。

しかし、それらをダイニングスペースで、1脚だけならともかく複数配置するのはやや難しく感じるはずです。

違和感なく自然に空間に溶け込むのはやはりいわゆる「ダイニングチェア」であり、どのようなものを選ぶかが重要です。

リビングダイニングという、家族や来客などが目にする「家の顔」という場に置く以上、インテリア性は軽視できません。

椅子は「座るためのもの」ですが、同時にインテリアであり「見て楽しむ」ことができれば、よりその存在価値は上がります。

ダイニングテーブルをデスク代わりにする際に自身が気に入っているデザインであることを前提に集中力を増進させ、作業の効率化を妨げない椅子を選びたいものです。

集中力を上げ、効率よく作業を行うための椅子選びで重要なことは端的に言えば「座り心地が良いこと」となります。

これは「長く座っていても疲れを感じにくい」ということと同義です。

疲れを感じにくければ長時間の作業も行い易くなり、その作業に没頭できることで効率も上がります。

 

椅子を選ぶ際に確認することは2つ


 

 

では、どのような椅子が「疲れを感じにくい」ものとなるのでしょうか。

その答えのひとつとなるのが「体圧分散性」という言葉であり、そのためには「足裏が床にしっかりと接地する座面高のものを選ぶ」ことが重要です。

体圧分散とは身体に掛かる圧力(=体圧)を一か所ではなくできるだけ複数の箇所や広い部分に「散らす」ことで、身体の負担を和らげることを言います。

体圧分散性を高めるということは身体がどこかに「当たっている」箇所を増やすことと同義です。

その観点では当然、「足の裏」も床に付いていることで体重を掛ける=体圧分散性が増すことは当然のことと言えます。

両足裏がしっかり床に着けばその分体圧が分散され楽に座ることができます。

そのうえで長時間そこに座っていると必ず身体は椅子の中で動きます。

お尻が前に流れて「ダラっ」とした姿勢になる、足を組む、斜めを向くこともあるでしょう。

椅子を選ぶ際には必ず試座を行うはずですが、その際には様々な姿勢を試してみましょう。

自身が一番楽に感じる姿勢でも良いですし、場合によってはこれもあるかもという姿勢でも構いません。

様々な姿勢をとって、そこで痛く感じる・違和感があるということが無くフィット感が損なわれない椅子、それが自身にとっての「疲れにくい」椅子です。

椅子を選ぶ際には「自身の足裏が付くかどうか」「いろいろな姿勢をとっても違和感が無いか」を確認しましょう。

 

テーブルの高さとの関係の重要性


 

 

そのうえで使用するテーブルの高さがどの程度なのかも確認します。

テーブルの天板の高さから椅子の座面の高さを差し引いた寸法を「差尺(さじゃく)」と呼び、このバランスが悪いと作業面が高すぎる、あるいは低すぎるということが起き、それが疲れや集中力の低下、効率性の低下に繋がります。

先程出てきた「足裏が付く座面の高さ」に適したテーブルの高さを選ぶことが重要です。

差尺の目安はおおよそ28~30cmです。

もし気に入ったダイニングチェアが手持ちのテーブルと差尺が合わない場合は解決方法を家具販売店で相談してみましょう。

私ども家具蔵の無垢材チェアはすべて受注製作であり、座面高の調整も可能です。

つまり手持ちのテーブルと高さが合うものもご案内できます。

あるいは座面高を調整するのと同時にテーブルも新規で購入するのであればまさしく差尺もピッタリの組み合わせとなります。

 

 

ダイニングテーブルをデスク代わりにすることは往々にしてあるものです。

もしその頻度が多い、あるいは常態化しているのであればダイニングチェア選びは非常に重要です。

その選択で日々感じている疲れも軽減できるかもしれません。

家具蔵でも常時40を優に超える種類の無垢材チェアをラインナップし、プロのスタッフがお客様一人一人に合うチェア選びをサポートしています。

お気軽にお問い合わせください。

 

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