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あの銘木一枚板に「よく似ている」樹種は?

2024.1.28

 

 

新築や引越しを機に。

あるいは今使用しているものが手狭になったため…。

ダイニングテーブルを新規で購入する機会は様々です。

選択肢も多様にあるなかで「住まいの顔に」「長く使用できるものを」という理由もあって無垢材テーブルを検討する人は少なくありません。

そのなかで無垢材テーブルの最高峰ともいえる一枚板天板を使用した一枚板テーブルを考える人も多くいることでしょう。

 

「よく似た」色合いや表情を持つものに視野を広げる


 

 

一枚板テーブルに限らず、ダイニングテーブルは食事や作業の場を整える「暮らしの道具」であるのと同時に空間の雰囲気を左右するインテリアです。

大きなスペースを占めることからその重要度は高く、その選択の要素には「色」も大きく関わってきます。

一枚板天板は人工的な着色は行っていない「無着色」であることが殆どであり、そうなると自宅の内装との相性を「色合い」で考える場合は「どの樹種を選ぶか」ということになってきます。

樹種によっても有する色合いは異なり、それぞれに微差はありますが総じて「ウォールナットは濃茶系」「チェリーは赤褐色」という特徴があり、それは検討の段階で有力な手掛かりになるでしょう。

また、その樹種の選択についても情報化社会である現代においては事前に様々な情報を得ることができます。

検討している樹種の価格帯・事例・ネームバリューなども検討事項に入ってくるでしょう。

しかしながら「個体数が枯渇していて市場に無い」「希少であるがゆえに高額」という理由で希望の樹種を選ぶことができない事態はありえます。

例えば「世界三大銘木」ともいわれるチークやローズウッド、マホガニーなどはそのもっともたるものです。

それを諦めずに探し続けるというのも一つの考え方です。

一方でそれらと「よく似た」色合いや表情を持つものに視野を広げる、あるいは移すことで思わぬ出会いがあるかもしれないのです。

 

ウォールナットとモンキーポッド


 

 

濃茶や黒に近い色合いを持つ樹種はコーディネート性にも優れ、常に高い人気を誇ります。

その代表格が「ウォールナット」です。

その落ち着いた色合いから高級材の代名詞でもあり、中世の時代から変わらぬ人気を誇ります。

人気が高く、様々な用途で使用されていることから程度・サイズともに良質な一枚板天板はなかなか出てこないか、非常に高額であることも少なくありません。

ウォールナットと一見よく似た雰囲気を持つのが「モンキーポッド」です。

モンキーポッドはウォールナットに比べて木目がダイナミックに出ており、辺材部分である白太とのコントラストが特にはっきりとするものも多くあります。

両者を比較した際にはモンキーポッドの方がより「強い」表情であることが多く、天板全体に白い河が流れているような紋様がより目立つことが多いでしょう。

ややオリエンタルな雰囲気もあり、その点が目指す空間の違いにも影響してきます。

どちらも一枚板市場などでも比較的よく目にする樹種ですが、価格は総じてモンキーポッドの方が安価であることも多く、ウォールナットとの比較検討の有力候補になるのではないでしょうか。

また「黒」ということであればアフリカ産のブビンガなども面白い存在です。

 

チェリーと似ている「ボセ」


 

 

チェリーも非常にメジャーで、また人気も高い樹種です。

その人気ゆえに市場にも安定した材料の供給が少なく、特に程度の良い一枚板ともなるとそうそうお目にかかることはできません。

そこでチェリーとよく似た風合いのものが注目を集めています。

「ボセ」は「アフリカンチェリー」の異名をとるようにチェリーのように赤い木肌を持った家具となります。

アフリカ大陸産の樹種で、樹径も大きく背の高い木となることから良質な一枚板も出やすいことから注目を集めています。

チェリーよりも少し大胆な表情となることが多いかもしれませんが、同じ赤い色合いのケヤキほど明瞭な木目で主張するわけではなく、温かみや温もりという表現が似合う赤を交えた色合いの一枚板を探すのであれば、このボセも視野に入れてみるのもお勧めです。

 

屈指の銘木マホガニーと遜色ない「サペリ」


 

 

マホガニーは中南米が原産であり、その美しさや使用性から世界中で愛されてきた屈指の銘木です。

それゆえに現存する個体は限りなく少ないのですが、その需要と人気は留まるところを知りません。

「サペリ」は西アフリカ~東アフリカの熱帯雨林に広く生育している樹種で、マホガニーとよく似ていることから「サペリマホガニー」とも呼ばれます。

赤茶色い木肌に帯状の濃淡が装飾的にも美しく、華やかさと落ち着きの双方を兼ね備えた家具となります。

ボセ同様に樹径が大きくビルの4階にも届くような大木となることから一枚板が獲得しやすく、また、現地の人件費や市場での知名度という点から安価で良質のものをまだまだ目にすることができます。

アフリカ産材はいずれもその加工や管理には特定のノウハウが必要ですが、家具材としては非常に優秀で「超メジャー」な樹種と比べると、程度の良い一枚板でも購入しやすいものが多いのが特徴です。

今後はこのような樹種も入手が難しくなることが予想されるため、もし、購入を考えているなら今のうちが一番「選べる」タイミングとなるでしょう。

 

 

樹種の元々持っている色合いと内装の相性は、無着色仕上げの無垢材家具ならインテリア作りにおいてとても大切なポイントです。

空間に統一感を持たせたインテリアもあれば、カラーバランスに適度なメリハリをつけたインテリアも存在し、それぞれに良さがあります。

しかし、色合いで樹種を選ぶことを前提としたうえでも、せっかく自然で生まれたもので作る家具です。

その木がどういう特性を持っているのかを知ると、さらに愛着を持って家具を使うことができます。

ここでは伝えきれない様々な樹種ごとの魅力も、家具蔵各店では皆様にご案内をしております。

ぜひお気軽にご相談ください。

 

家具蔵の一枚板天板のラインナップはこちらから

 

 

 

 


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